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セルタ・デ・ビーゴとリーガ・エスパニョーラ、スペインのことについて書き連ねているブログ。
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99-00シーズンに向けて
1999年07月19日 (月) 21:31 | 編集
 今シーズンの陣容も発表され、我がセルタの展望が少しずつではあるが見えてきた。97-98シーズン、「セルタの未来」と言われたMFイトをベティスへ放出したのに続き、今シーズンもミチェルをレアル・マドリーへ放出したが、同じポジションにセビージャからフアン・ベラスコを獲得するなど、フォーメーションに大きな変動はなさそうだ。昨シーズンのセルタのフォーメーションはいわゆる4-4-2。DFラインにベルヘス、カセレス、ジョロヴィッチ、ミチェル、中盤をマジーニョ、マケレレ、カルピン、モストヴォイ、FWがレビーボ、ペネフ。これにフアン・サンチェスが絡んでくるというものだった。中盤のサブ・プレーヤーとしてトマスやホセマ、あるいはDFもできるオスカル・バレスなどがいたが、スターティング・メンバーと比べるとやはり力が落ちることは否めなかった。その意味ではイトの放出は失敗だったのではないかと言われたが、ビクトル・フェルナンデスは見事にチームをまとめあげ、97-98シーズンよりも最終順位を上げ、一時期は首位に立ち、中盤から終盤にかけては一度も6位以下に順位を下げることなくシーズンを戦い切った。さらにUEFAカップでも決勝に進んだフランスのマルセイユに敗れたものの、準々決勝まで勝ち残ったのは快挙と言ってもいいだろう。
が、セルタが昨シーズン称賛を浴びたのはこういった数字の面での成績だけが理由ではない。「いかにして点を取らせないか」に主眼を置いた近代フットボールにおいて、まるで対極をいくアタッキング・フットボールを最後まで貫いて勝ち進んだことに欧州のプレス、そしてファンは敬意を表している。

 ビクトル・フェルナンデスのとったアタッキング・フットボールは、90年代初頭にヨハン・クライフのバルサがスペインを支配したそれと通ずるものがある。近代フットボールにおいて、数字上のフォーメーションがもはや意味をなさないのは周知の事実であるが、セルタの攻撃はまさにそれを地で行くものだった。4人のDFラインであることから、一般的にはセオリー通り「両サイドバックの上がり」を基本にしたサイドアタックを基本としているように思われているが、実際の攻撃の担い手はサイドバックではない。セルタの命綱はまさに中盤にあった。

 脅威的な運動量を誇るマケレレが相手に食らいついてボールを奪い、パートナーであるマジーニョがボールをさばく。ここからセルタの攻撃は始まる。マジーニョがボールを持った瞬間、フォーメーションは4-4-2から3-5-2、あるいは3-4-3へと変化する。DFの3を担うのは大抵ベルヘス、カセレス、ジョロヴィッチであるが、場合によってはベルヘスの代わりにマケレレが入り、そしてときにはマジーニョが努めることもある。マジーニョのさばいたボールはカルピン、あるいはモストヴォイを介して右サイドのミチェル、左サイドのレビーボへと渡り、最前線に最低でも4枚のFW的役割を担う選手が存在することになる。そしてその後ろには常にカルピンとモストヴォイが控え、こぼれ球を狙うのである。最後尾のDFラインを抜きにすれば、セルタの攻撃ラインはマジーニョを頂点とする逆三角形を形作っているのである。逆を言えば、攻撃の最中にボールを奪われた場合はカウンターを食らいやすいフォーメーションと言えるが、これを未然に防いでいたのが常にハーフラインの真後ろに位置取るDFラインだった。

 特筆すべきはミチェルの攻撃力であることは言うまでもないことだ。しばしばDFとは思えない攻撃参加からFWを追い越して得点すらあげるミチェルも、やはりセルタの攻撃において重要な生命線であったことは明らかである。このミチェルの攻撃参加を可能にしていたのはその後ろでサポート役に回ることの多かったカルピンの存在だった。抜群の安定感を誇るカルピンが相手の左サイドを牽制し、その裏をミチェルが上がって行くことによってズタズタに切り裂いていったのである。これによってセンターバックが引きずり出され、結果、逆サイドがまったくのフリーになることが多かった。闇雲にサイドを上げるばかりではなく、カルピン、モストヴォイの中央からの切り崩し、さらにごくたまに放たれるマジーニョのミドルシュートもこのミチェルの崩しを一層有効なものにしていた。最たる例が序盤のオビエド戦、そして終盤のレアル・マドリー戦であろう。それぞれ6-2、5-1と相手を成す術もなく粉砕したゲームだったが、いずれの試合でもミチェル、カルピン、モストヴォイ、マジーニョが完全に噛み合い、相手の左サイドを蹂躙して奪った点がほとんどである。

 では、ミチェルのいなくなる新シーズンはどうなるのか。大幅に変わることはないと予想されるが、若干マイナーチェンジされることは容易に想像できる。ペネフを前線の起点とするのに変更はないとして、おそらくフアン・サンチェスの代わりに起用されるであろうFWが鍵を握ることになる。今までミチェルの行っていたサイドの崩しはもう一人のFWが担い、カルピンの役割は恐らく変わらないものと思われる。新しく獲得した右サイドバックのベラスコがどの程度の力を持っているかは未知数だが、おそらくDFラインは4人で固定されることになるだろう。中盤の構成に変化は少ないだろうが、期待したいのはモストヴォイ、マジーニョのいない序盤戦に新加入のグスタボ・ロペスやジョヴァネーラといった選手達が柱として成長してくれることだろう。ジョヴァネーラは昨シーズン最多イエローカード数を誇っているが、サラマンカというチームに問題があったのであって、彼自身にはそこまで責任はなかったと思いたい。「名よりも実を取る」というセルタの補強方針からすると、期待してもいいはずである。もっとも、契約寸前という噂のあったサントスのマルコス・アスンソンをローマにさらわれたのは痛いところだ。

今シーズンもセルタはアタッキング・フットボールを展開することだろう。そして今度こそ、目の前で逃したチャンピオンズ・リーグ出場と、UEFAカップに手をかけてくれることだろう。
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