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セルタ・デ・ビーゴとリーガ・エスパニョーラ、スペインのことについて書き連ねているブログ。
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99年総括と2000年の展望
1999年12月31日 (金) 01:40 | 編集
 1週間のクリスマス休暇を終え、セルタの選手達はア・マドローアでの練習を再開した。外国人選手達もそれぞれの祖国で家族との休日を楽しんだようだ。年明け4日から再び始まるリーガでの戦いに備えて、空色の選手達はビーゴに戻ってきている。
 ここ3シーズンでセルタは大きく姿を変えた。ファビオ・カペッロのレアル・マドリーが圧倒的な強さでリーガを制した96-97シーズン、レアル・マドリーの優勝を伝えるスポーツ紙マルカは、同じ日にセルタがエストゥレマドゥーラとの入れ替え戦に望むニュースを報じていた。その頃のメンバーは今とは比較にならないほど貧弱なもの。それでもハビエル・イルレタの就任した翌97-98シーズンには一気に6位まで上り詰め、クラブ史上2度目のUEFAカップ進出を果たした。ビクトル・フェルナンデス就任後の98-99シーズン、UEFAカップでも欧州の強豪を見事なサッカーで打ち破り、リーガでも一度は首位に立つなど、歴史上最良のシーズンを過ごしたと言える。

 特に1999年はセルタにとって最高の一年だったと言ってもいいだろう。1月にアトレティコ・マドリー、デポルティーボに敗れはしたものの、オビエドに対し6-2というスコアで勝利を収め(この節はリーガの歴史上最も得点が入った節となった。同節バルセロナはアラベスを7-1で下している)、当時首位だったマジョルカには4-2で快勝を収め、この時には首位となった。2月はビジャレアルを4-1で下した以外はバリャドリーに1-2、バルセロナに0-0、アスレティックに0-0と奮わなかったものの、3月最初のベティス戦には復帰したグデリの2ゴールなどで4-1と快勝。アウェーのサラゴサ戦にもレビーボのFKで勝利するなど快調に勝ち星を重ね、4月11日、29節のレアル・マドリー戦にはなんとホームとはいえ5-1というスコアで勝利を収め、破竹の勝利を続けた。終盤、やや調子を落としチャンピオンズ・リーグ出場はならなかったが、ファンはこの戦いぶりに満足したことだろう。

 99-00シーズン開幕後もセルタは前シーズンの調子を落とすことなく戦いを続けているが、12月は勝ち点を2しか上げられないなどやや精彩を欠いた。それでも順位は3位と上位をキープしている。新しく加入した選手のほとんどがスターティング・メンバーに名を連ねている中で、レベルを落とすことなく戦いつづけられているのは評価に値すると言っていいだろう。

 セルタは攻撃的というここ2シーズンの傾向を如実にあらわすデータとして、ゴール数がある。96-97シーズンが47ゴール。97-98シーズンが42ゴール。そして98-99シーズンが56ゴール。前シーズンから実に14ゴールも伸びている。今シーズンはここまで23ゴール。まだ17節ということを考えると昨シーズンと同程度のゴール数に達することは予想できる。もっとも、昨シーズンは終盤に失速し、ゴール数も急速に減ったので、今シーズンは同じ失敗をしないことが重要だ。現在のFWに全幅の信頼を寄せているわけではないフロントは、国内外を問わずFW探しに奔走しており、ユヴェントスのエスナイデルや、ユーゴスラヴィアのイリッチなどにターゲットを絞っているという。また、現在の問題として、ゲームメーカーが前により過ぎているいうものがあり、それを解消するため、中盤の底からゲームをコントロールできる、マジーニョのようなMFも探しているという。候補としてエスパニョールのセルヒオ・ゴンサレス・ソリアーノが挙げられているが、セルヒオの獲得はデポルティーボや、イタリアからフィオレンティーナも狙っていると言われている。99年最後の2試合で5失点という結果からか、センターバック探しにも手を伸ばしているようだ。しかしこの結果ははデポルティーボとのダービーに敗れた影響でマラガを格下と侮って前に掛かりすぎたのが原因だと思われるのでディフェンスそのものの責任ではないだろう。同じ失敗は中盤のディフェンスに注意を払うことで解決できるはずなのでそれほど大きな問題ではない。

 3月にUEFAカップのユヴェントス戦を控えているため、FWの補強は急務となっている。トゥルドがこのところ成長著しく、予想以上にゴールをあげているものの、ベニーはいまだ期待に応えているとは言い難い状態にある。2列目、あるいは1.5列目と呼ばれるポジションの選手達が飛び出して行くセルタのスタイルからすると昨シーズンのペネフのような前線でキープもでき、なおかつ自分で点も取れるタイプのFWが最適ではあるが、そうそううまい話もあるわけではないのでこればかりはクラブ間の交渉、あるいはタイミングにかかっているといえる。いずれにせよ、現有戦力だけではUEFAカップだけでなくリーガやコパ・デル・レイを戦うにも若干の不安が残ると言わざるを得ない。

 今シーズンのリーガはかつてないほどバルセロナ、レアル・マドリーという従来の2強が不調なため、バレンシア、デポルティーボ、セルタといったクラブにこれ以上ない優勝を狙うチャンスでもある。このチャンスを生かせるかそれとも生かせないかは今後次第となってくるが、そのための投資を惜しんではならないだろう。幸いセルタの主力は若手を揃えてあるため、あと2、3年は現在と同じ程度のレベルを保てるはずではあるが、明日どうなるかわからないのがフットボールの世界である。目の前のチャンスを生かせないチームに、明日は来ないというのも、また明らかなことである。
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11月のバランス
1999年12月04日 (土) 21:39 | 編集
 昨シーズンのアタッキング・フットボールとは少し離れた内容が続いていた今シーズンのセルタ・デ・ビーゴだったが、第11節のベティス戦でセルタは本来の姿を取り戻した。5-1というスコアは素直に驚きと言ってもいいだろう。現在のリーガ・エスパニョーラは上位、下位と言っても勝ち点がそれほど劇的に離れているわけではない。しかもベティスは選手のクオリティーでもリーガではトップクラスと言ってもいいチームである。事実、先制点はベティスのアルフォンソが決めているし、MFフィニディはここまでゴールを量産(5ゴール)している。そのアルフォンソのゴールも失点の形としては仕方のないものだったので後に尾を引くようなものではなかった。だからこそその後の5ゴールが生まれたのだろう。

 そして12節のバリャドリー戦をセルタはアウェーで3-1と勝利。苦手と言われているアウェーでの快勝は評価してしかるべきだ。特に3点目を挙げたのがベニー・マッカーシーだということがいよいよセルタがチームとしてまとまってきたことを表している。開幕以来、プレーしズンに見せた爆発的な得点力が鳴りを潜めていたベニーだったが、前節のベティス戦でポジションを奪われたトゥルドが2ゴールを挙げたことが刺激となってバリャドリー戦のゴールが生まれたことは間違いない。

 さらに13節のレアル・マドリー戦。メンバー的に苦しかったレアル・マドリーではあったが、それでも相手にまったくボールを触らせることなく思い通りに試合を運ぶことができたことは素晴らしい。後半に入りペースを落として遅攻を繰り返し、そのリズムに相手も引き込むなど微妙な駆け引きを駆使できるようになったことはこの先役に立つことだろう。

 開幕から4ヶ月。チームとしていよいよ形になってきたセルタには現在リーガでもトップクラスのバランスがある。GKからFWまで連綿とした繋がりがあり、その様は糸で操る人形を彷彿とさせる。裏を返せば糸を切られることが致命的となるわけだが、ビクトル・フェルナンデスはその糸を何重にも張り巡らし、代えの糸も用意することでその弱点を補おうとしている。昨シーズン、モストヴォイにしか任せることのできなかった中盤上がり目の真ん中、いわゆる「トップ下」のポジションだったが、今シーズンはグスタボ・ロペスが加入したことによって仮にモストヴォイがいなくてもレビーボかグスタボ・ロペスをスイッチさせることが可能となった。ベルヘスの穴が心配された左サイドバックも、フアンフランが欠場する場合はジョロヴィッチ、あるいはベラスコを左に回し、セルヒオ、カセレスを右に回すという柔軟な対応が実現できる。目立った補強をしなかったように見えたセルタだったが、実は穴を埋める着実な補強をしていたということがここにきて明らかになっている。

 UEFAカップ、リーガでも共に好調を維持しているセルタだが、一方でベンフィカに7-0、レアル・マドリー相手の横綱サッカーをしたことで攻め手をさらけ出してしまったのでは、という懸念も上がっている。しかしセルタのサッカーはシンプルそのもの。着実にボールを繋ぎ、無駄な放り込みは極力避ける。速攻が不可能だったら回して、振って、相手を揺さぶり穴を開ける。味方は追い抜いてスペースを作る。当たり前のことしかやっていないセルタの攻撃は代わりの選手が入ってもそれほど崩れることもはない。心配なのはラシン戦のように糸が絡まった状態に陥ることである。中盤の底から開くパスが出てくることが少ないのも気にかかる。セラデスの加入でそれは補えるかと予想されたが、期待された仕事というよりは予想外の仕事に終始しているセラデスには、もう少し奮起を促したいところである。ジョヴァネーラの好調はいささか予想を上回るものだったが、彼にしてもキープからの繋ぎという点ではマジーニョにも引けを取らないが、やはりそこから大きな展開を期待するには苦しい部分がある。中盤の選手全員が共通意識を持って早いパス回しで逆サイドまでボールを回すことでその問題は今のところ覆い隠されているが、この先ずっとこのままだと苦しくなってくることは容易に予想できる。ベティス戦の数十分間をプレーしたマジーニョにしても、まだ90分を全力でプレーできるほどの回復具合ではない。ここ数試合はベンチも外れているため、本格的な復帰はシーズン後半になることも予想される。

 選手との契約問題はジョロヴィッチ、モストヴォイ、レビーボ共に進展しつつあるようだ。モストヴォイの新たな2年契約は決定的という報道もあり、レビーボも本人は残留を希望している。この3人はセルタにとって欠かすことのできない選手達であるため、彼らの契約がうまくまとまればこれほど心強いことはない。しかし一方でセルタをここまで押し上げた立役者とも言えるビクトル・フェルナンデスには国内外から数々のオファーが届いているようだ。相変わらずドタバタ人事を繰り返すレアル・マドリーはフェルナンデスを監督に据えることで問題の解決を図ろうとしているし、アトレティコやベティスも彼の獲得を狙っていると言われている。12月からセルタはフェルナンデスとの交渉に当たるようだが、前述の3選手同様、フェルナンデス残留も、この先セルタが成功の道を歩んでいくためには絶対不可欠な存在である。12月22日でリーガは一旦中断するが、それは水面下での様々な交渉の始まりでもある。年が明け、21世紀を迎えた時、セルタの未来はどのような方向へ向かうのだろうか。
    

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