「悲しい。しかし、人生は続く」というハビエル・クレメンテの名言通り、日本のリーガ・エスパニョーラファンの大騒ぎなど知る由もなく、現地スペインでは慌しくリーグ戦が始まっている。セルタはここまで2分け。ゴールこそ決めているので取り立てて大騒ぎするほどでもあるまい。新加入のミロセヴィッチが2試合連続でゴール。第2節のレアル・ソシエダ戦では後半途中からの出場ですぐに得点をあげるなど、攻撃面では期待通りの貢献をしてくれそうな気配である。もっとも、始まってまだ1週間もたっていない今の状況ではなんとでも言えるのだが。
昨シーズンの一年間を通してついに解決できなかった「右サイドをどうするのか」という問題については結局エドゥーを右サイドで使うことによって解決を図るようである。チャンピオンズ・リーグ予備戦のスラヴィア・プラハ戦をストリーミングで見たが、どうやらそれなりに上手く機能しているような気がする。
新戦力、として移籍による獲得選手は実質ミロセヴィッチのみだったが、レンタルの終了に伴いハンドロ、コントレーラス、マノーロといったところがセルタに復帰し、ハンドロとコントレーラスは試合にも出ているのでそこそこ上乗せは期待できるのかもしれない。特にコントレーラスはオサスーナ時代にロティーナのもとでプレーした経験があり、実際ロティーナもコントレーラスには信頼を置いているようでここ数試合はスタメンで起用されることも多い。カセレスの年齢を考えるとそろそろセンターバック陣にもテコ入れが必要な時期に来ているので、コントレーラスが戦力として期待通りの働きをしてくれるなら願ってもないことである。
しかし、今シーズンはセルタにとって非常にタフなシーズンになることは間違いない。チャンピオンズ・リーグで1次リーグを突破するという目標はもちろんのこと、来シーズンも連続して出場権を取るべくリーグ戦も戦わなければいけない。代表に招集される選手は各国代表のワールドカップ予選や欧州選手権予選が控えている。モストヴォイ、カバジェーロ、グスタボ・ロペス、コントレーラス、ミロセヴィッチなど、代表選手が意外に多くいるのでセルタにとっては苦しいシーズンになるだろう。彼らが不在の時にハンドロ、エドゥー、そしてヘスーリやアンヘルがどこまでやれるのかが今シーズンの鍵を握ってくるはずである。カターニャにもまだまだ働いてもらわねばならないし、セルタ的な見所は相変わらず満載である。
リーグ戦が見れない以上、チャンピオンズ・リーグでしっかりと勝ち上がって日本のテレビ画面にも映るくらいの試合をしてもらいたいものである。
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