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セルタ・デ・ビーゴとリーガ・エスパニョーラ、スペインのことについて書き連ねているブログ。
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El objetivo eterno.
2005年07月27日 (水) 14:50 | 編集
 そもそも、である。

 大多数のファンが、とりわけ愛するクラブ以外の選手をほぼ99%の確率で貶すことしかしないようなファン達が、自分のクラブに対して望む最大のことは何だろうか、と考えてみる。

 一にも二にも、それは「勝利」以外の何物でもない。そこに「良いゲーム展開の末の」という形容詞が付けば尚良い。そしてお人好しの他クラブのファン達が「お前らのこの前の試合は良かった」と苦々しくも吐き捨ててくれたら、それだけで誇らしげな気持ちになるものだ。

 そして、その快感を味わうために必要不可欠なことが一つだけある。それは「クラブが存在する」という事実だ。言うまでもなく、消滅してしまったクラブや存在しないクラブをいくら愛したとしてもそれらの人々は勝利も敗北も目にすることはできない。スタジアムで緑のピッチを眺めながら試合開始の気だるい雰囲気を味わうことはできないし、情けないプレーに罵声を浴びせることすら許されない。

 愛するクラブが無い、ということは未来永劫スタジアムでの様々な出来事から完全に隔離されるということを意味している。



 エステバン、ハビ・ゲレーロ、ホルヘ・ラレーナ、ファビアン・ネストル・カノッビオ、ディエゴ・プラセンテ、そしてフェルナンド・バイアーノ。
 この夏、セルタ・デ・ビーゴはここまでにひとまずこれだけの選手達を獲得し、恐らく数週間以内にアントニオ・ヌニェスが新たにこのリストに加わることになる。クレベウソンとウーゴ・ヴィアーナがどうなるのかはわからないが、まあそれはそれで良しとしよう。
 ゴールキーパー、サイドバックあるいはセンターバック、ミッドフィルダーとセンターフォワード。チームを作る上で重要性のあるポジションにこれだけ代表かそれに準じるレベルの選手を獲得するのは99-00シーズンの開幕前以来ではないだろうか。ジョバネーラ、ベラスコ、フアンフラン、セラーデス、ベニー・マッカーシー、マリオ・トゥルド、そしてグスタボ・ロペス。結局この年もUEFA止まりではあったし前シーズンの質には及ばなかったものの、このシーズンのメンバーと質が、その後の数年間を形作ったと言っても過言ではないと思われる。もしこのシーズンにベラスコ、フアンフラン、ジョバネーラ、ベニー・マッカーシーを獲得できていなかったら、セルタには右サイドバックがいなくなり、左サイドバックをジョロヴィッチやトマスで賄わなくてはいけなくなり、中盤のセンターラインはマケレレのみで構成しなければならなかったはずだ。おまけに中盤の左サイドは誰もいなくなり、あっという間に降格していて今ごろはテルセーラにでも落っこちていたかもしれない。

 実質四部リーグのテルセーラ・ディビシオンに降格するということはよほどのことが無い限り近い将来にクラブが消滅する可能性を含んでいる。一時プリメーラにもいたことのあるバダホースやエルクレス、そしてメリダやラージョ・バジェカーノ、オビエド、エクストゥレマドゥーラといったところがいい例だ。

 移籍による選手獲得=補強が何を意味するのか。クラブの勝利、ヨーロッパカップへの出場、リーグ優勝などを目指すためでもあるが、突き詰めて考えればクラブの存亡をかけた(下部リーグへずるずると降格しないための)大博打でもある。レアル・マドリーが来日する時のバカ騒ぎを見ていると特定の選手個人に対する過剰なフィーバー振りが目に付くわけだが、仮にデイヴィッド・ベッカムがセルタに来たとしてもそれはベッカムを生かすためでも何でもなく、ルイス・フィーゴが来たとしてもそれは彼のプライドを守るためでも何でもない。彼らを獲得したとすれば、それは一にも二にも、セルタ・デ・ビーゴを存続させるために必要ないくつもの勝利という結果を得るための手段=道具としてである。従って、クラブの規律に従えない選手。クラブの存在を危うくする行為を行う選手。クラブの勝利に貢献できない選手は放出、売却、交換されるのが当たり前であり、そこに一切の言い訳はあってはならないし、そんなものが出てくること自体がおかしな話なのである。クラブの勝利、クラブの存在に貢献した選手に対して感謝の気持ちを持って送り出すことや、まだ貢献してくれるはずだと思われる選手が去ることに対し一抹の寂しさを覚えることはあっても、選手の扱いに関してクラブを責める理由はどこにもない。クラブを責めることがあるとすれば、貢献できない選手を獲得したその「眼力」の弱さに対してであって、特定の選手を冷遇したからといってそこには何ら責める必要性がないわけである。

 そうした観点からすると、今回の移籍状況は好意的に受け止めることができるだろう。ベリッソは1年か2年で恐らくは引退しただろうし、右サイドバックがアンヘルだけでは心もとない。イスラエルだけで左サイドを守りきれないのはシーズン中から明らかになっていたし、トップ下は人材不足だ。センターフォワードに至っては何年も前から獲得が急務だった。

 今シーズンのセルタは、獲得した選手たちが噂通りの能力を期待通りに発揮してくれさえすれば、今後数シーズンを乗り切る土台になれる可能性を秘めたチームになるだろう。後はフェルナンド・バスケスが彼らの適正と、適切なポジションを与えられるかにかかっている。

 期待は膨らむ。だがその期待は特定の選手のプレーに対してではなく、それらの選手達がどのようにセルタ・デ・ビーゴというクラブへ貢献してくれるのか、ということに対してである。
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