!!Hala Celta!! edicion Blog
セルタ・デ・ビーゴとリーガ・エスパニョーラ、スペインのことについて書き連ねているブログ。
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セルタ関連ニュース拾い読み
2007年12月30日 (日) 21:14 | 編集
 ■Zanev, Manchev, Contreras y Adrián buscan una posible salida en el mercado invernal
  ザネフ、マンチェフ、コントレーラス、そしてアドリアン、冬の移籍市場で退団の可能性。

 年明けから解禁される冬の移籍マーケットだが、この移籍期間中に少なくとも4人の選手がクラブを去る可能性が高まっているとLa Voz de Galiciaが報じている。ストイチコフ前監督のたっての希望で開幕前に加入したザネフとマンチェフだったが、ザネフは負傷明け以降すっかり試合に出場しなくなり、尚且つロベルト・ラーゴが努める左サイドは一切問題なく昨日してしまっている。ロベルト・ラーゴが出ない場合にはアグスが左サイドバックを努めるなど、明らかにロペス・カーロはザネフを戦力としては考えていないことが伺える状態だった。

 マンチェフに至ってもそれは同様で、オッカスが加入することが確定し、オッカスが出場するようになるとマンチェフの出番は減る一方。さらにオッカス自身4ゴールを挙げるなど好調を維持していたが、ここに来て負傷し現在は戦線を離れているものの、代役として出場するようになった「セグンダ・マスター」ヘスス・ペレーラがオッカスを凌駕する5ゴールを挙げる活躍と安定を見せてしまったおかげで完全に戦力外となってしまっていた。
 数週間前にこのままプレー機会が得られないなら移籍も辞さないとクラブと監督に対して揺さぶりをかけていたが、結局そのまま希望通り1月にはビーゴから去ることになりそうだ。

 アドリアンは論外かもしれない。全くプレーしていないし、彼自身もプレー機会を望んでいる。挙句の果てに「1月に移籍したいから出場させないで欲しい」と要望するなど、既に1月の放出は既定路線だった。出場させないで欲しいというのはスペインの移籍規定に抵触しないため。アドリアンはここまで確か3試合ほどに途中出場しているが、スペイン国内での移籍は1シーズン内に5試合以上プレーしていない選手に限られる。そのため、1月に移籍するためにはこれ以上出場するわけにはいかなかったということになる。

 コントレーラスに関してはロペス・カーロは貴重な戦力と考えており、本人にもそれは伝えているそうだが、コントレーラス自身のセルタとの契約は2008年6月で切れることになっており、尚且つこの夏のクラブからの仕打ちに対してコントレーラスはかなりの不信感を持っている。6月以降は契約満了のため移籍金なしで移籍できることになるのだが、それまですら待てないということなのだろう。コントレーラスは既に1月移籍を何度もコメントし、残留の意思がほとんど無いことを表明していた。

 ■El Celta y el Santander tasan el traspaso de Vitolo en medio millón
  セルタとラシン・サンタンデール、ビトーロの移籍金を50万ユーロで設定。

 ラシンから買取オプション付きのレンタルで開幕前に移籍し、今シーズンはホルヘとのコンビで中盤の要としてプレーしていたビトーロの完全移籍についてセルタとラシンの間で交渉が行われ、クラブ間での交渉としては移籍金50万ユーロで合意したとのこと。ただし、そこには昨シーズンまで主力としてセルタでプレーしていたブラジル人MFイリネイの移籍金ゼロでの移籍が含まれるということらしい。

 イリネイに関しては開幕前に本人の合意無く、勝手にセルタが延長オプションを強行行使し、イリネイ側が法的手段に訴える構えを見せていた挙句、ラシン側からの獲得オファーに対しても「契約保有選手である」として移籍金支払いを要求していたが、その部分には一切拘らず、契約解除の上自由移籍として処理することにセルタ側が譲歩した結果らしい。
 当初はラシンの会長フランシスコ・ペルニーアがビトーロの移籍金を300万ユーロとしていたが、イリネイの件で合意が取れたことによって50万ユーロに値引きされたということになる。

 ■El chipriota Okkas se reintegra mañana al trabajo de grupo una vez superada su lesión
   オッカス、明日(30日)、負傷を克服し練習に復帰。

 クリスマス休暇を終え、セルタは30日から練習を再開することになっているが、筋肉の負傷のためここ数試合欠場していたキプロス代表FWオッカスが練習に復帰することが決まっている。同じく負傷で戦列を離れていたロベルト・ソウザ、フアン・マヌエル・ペーニャ、アントニオ・グァイレも30日にはア・マドローア練習場に来てドクター・チェックを受ける予定になっているとのことで、ロベルトとペーニャの状態は非常に良好で、回復傾向にあるということらしい。

 ■Partido benéfico en el campo de O Vao el día 31 entre los Amigos de Mostovoi y los de Iago Falqué
  モストヴォイ・フレンズ対ファルケ・フレンズのチャリティーマッチが31日にオ・バオで開催へ。

 イアゴ・ファルケといえばバルセローナに所属するガリシア人プレーヤーで、確かSub-21にも選ばれている将来有望な選手だが、彼の提案で12月31日にチャリティーマッチが実現することになった。セルタファン的には「これでファルケが将来セルタに…?」などということよりも「果たしてモストヴォイがプレーするのかしないのか」のほうが気になるところ。
 2004-05シーズンをセグンダで過ごしていた頃、後半戦に入ってきたところで一度アラベスに移籍し、デビュー戦でいきなりゴールも決めて復活を感じさせたモストだったが、その4日後に「背中が痛い」と一言言い残して退団してしまったのを最後に表舞台からは一切消えてしまっていた。ビーゴで「ヴァレリー・カルピン」というインテリア・コーディネートや不動産販売を行う会社を経営し、テレビのサッカー番組にもコメンテーターとして頻繁に出演したり、「カルピン・ガリシア」という自転車ロードレースチームを結成・スポンサードして世界三大自転車レースの一つ、ブエルタ・ア・エスパーニャに参戦したりと健在ぶりが顕著なカルピンとは対照的だったのだが…。

 ことの発端はコルーショという小さなクラブでプレーするファルケの友人が、ファルケ本人とモストヴォイの息子が一時期プレーしていたビーゴ2015というクラブの会長、フランシスコ・フェルナンデスに話を振り、双方から合意を取り付けてフランシスコ・フェルナンデス会長がちょうどビーゴのお祭りで見かけたモストヴォイ本人に打診してみたところ、OKをもらったことらしい。

 試合が行われるのは12月31日午後5時。コルーショのホームスタジアム、オ・バオでキックオフになるということで、ベースチームはコルーショとビーゴ2015。コルーショ側にモストヴォイと自転車選手のオスカル・ペレイロが加わり、ビーゴ2015側にはファルケとセルタBの選手数名が加わって行われるとのこと。
 なお、収益は玩具と共にスペイン国内の子供向け慈善団体に寄付されるらしい。
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セルタ関連ニュース拾い読み
2007年12月29日 (土) 00:06 | 編集
 ■Caixanova financiará la compra de acciones del Celta
  カイシャ・ノバ、セルタの株式取得のための融資を実行へ。

 どうやら、カルロス・モウリーニョ会長はクラブの増資を決めたらしい。FARO DE VIGOが報じているところによると、見出しにもある通り、クラブのメインスポンサーの一つでもあるカイシャ・ノバ(=ノバ信用金庫)と増資の合意がセルタとの間で成立したらしい。どうやら近日中に正式発表を行うらしいけれど、果たして本当にうまく行くのかどうか。
 専門用語が多くて正確に自分が理解できているのかどうか若干自信に欠けるところがあるが、どうも小口株主から発行済み株式を買い戻すための資金を融資し、尚且つ新株予約権をそれらの株主に対して新たに与え、尚且つ新株に関しては毎月7ユーロの配当が出るくらいの増資という形で話がまとまったということ「らしい」。

 モウリーニョ会長はこのプランに自信があるらしく、「近々正式に発表する。再度説明会を開くが、多くの人には納得してもらえる内容になっていると思う」とコメント。8,400万ユーロという膨大な負債を抱えていながら、本当にそれを具体的に解決できるようなプランが用意できるのかどうか不安ではあったのだけれど、果たしてどうなるのか。計算上は新株は180ユーロで売りに出され、最終的には240ユーロ程度まで価値が高騰するはずということになっているようなのだが、このあたりの細かい内容が記載されていないか、もしくは僕のスペイン語能力の限界を超えている記述なのかでよくわからない。続報を待つしかないだろう。

 ■El Celta quiere quedarse con Mario y Diego Costa
  セルタ、マリオ・スアレスとディエゴ・コスタの残留を希望。

 カイシャ・ノバとの話が上手く行きかけていることが影響しているわけでもないのだろうけれど、ここにきて一切表明されていなかったレンタル組の去就について動きが出てきたようだ。

 ディエゴ・コスタは2度の馬鹿げた退場劇はあったものの、各試合のダイジェストを見ている限りでは前線でしっかりとプレーしている印象があるし、何より18歳という年齢を考えれば現段階では将来有望な選手であることは間違いない。マリオ・スアレスにしてもそれは同様で、シーズン開幕当初はストイチコフにあまり起用されなかったことも手伝ってか、「もっと出場機会が欲しい」と不満を口にすることもあったけれど、ロペス・カーロ就任後は一切その手の発言がメディアに出てくることは無くなった。ここ何試合かはスタメンで起用されるようにもなり、存在を認められたことである程度は満足しているのかもしれない。

 そのディエゴ・コスタとマリオ・スアレスに関して、セルタは今後数週間の間にアトレティコと正式に移籍の交渉を行う腹積もりでいるようだ。そして、完全移籍での獲得に際しては来シーズンにセルタが所属するリーグ・カテゴリーに関わらずということらしい。モウリーニョ会長が取り仕切るクラブの中長期的プランに、この2選手を絶対に組み入れるべきという話になっているということだろう。ただし、その交渉にはレンタル元のアトレティコ・デ・マドリーが買い戻しオプションを保持するか否かという点が最大の焦点になるとのこと。

 どういう年数でその中長期的プランを考えているのかにもよるが、仮に中期というのが3年~4年であれば、買戻しをつけておいたほうがいいのかもしれない。十分に成長した2人を移籍金を設定しておくことによって高値で売却できれば、この先のセルタの経営を考えた場合は有利であることは事実。ただし、現在のセルタにはクラブの「象徴的存在」となる選手がいないのが実状となっている。

 果たして、かつてのグデリ、モストヴォイ、カルピン、オウビーニャ、グスタボ・ロペスのような選手となるべきなのが誰なのか。そのあたりは今シーズンにセルタBから昇格したロベルト・ラーゴも含めて考えていくべきことなのかもしれない。
    

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セルタ関連ニュース超斜め読み
2007年12月27日 (木) 23:25 | 編集
 師走の忙しさで疲労困憊のため、リンク貼りすら面倒だったため、やっつけ気味です。

 ■契約関係
 ホルヘ・ラレーナ、アントニオ・ヌニェスの2名は5月末日で契約満了。本人達は今後も引き続きセルタでのプレーを希望と既に表明済みだが、クラブからは今のところ音沙汰なし。金がないから動けないのかな?
 契約関係は2人とも代理人に一任とコメント。理由は「試合に集中したいから」。

 他の選手で言うとカノッビオ、ピント、ロベルト・ソウザが2010年まで。エステバン、グァイレ、ペレーラが2009年まで。レキは2011年。ルベンは2012年までの契約期間中。

 ちなみに、開幕前にストイチコフが母国から引っこ抜いてきた左サイドバック・ザネフに関しては、ロペス・カーロの構想外。

 ■監督関係
 クラブとしてはロペス・カーロのここまでの仕事には非常に満足しており(まだ早いだろうとは思うのだが…?)契約更新を検討中。口頭ベースでは合意に達しているが、まだ書面でのやり取りは始まっていないとのこと。

 ■番外編
 結局一度もセルタで出場機会の無いままなぜかアーセナルに移籍していたGKマヌエル・アルムニアはスペイン代表にもちっとも呼ばれないのでいっそのことイングランド代表になっちまおうかと考えているとのこと。以下アルムニア大先生の一言コメント。
 「自分の置かれている現在の状況は良く観察した上で様々な可能性を考慮すべきだと思っている」
 ちなみに、アルムニア大先生のイングランドにおける労働期間は丸4年目。確かUE圏内だと5年働けば国籍取得がOKだったような…。
    

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当たれば人生デラックス。
2007年12月24日 (月) 23:43 | 編集

 ■[スペイン]2007年のクリスマス宝くじは、1等はほとんどアストゥリアスに

 宝くじと言えば、日本でもLOTO6やスクラッチ、ミニロトや各種ジャンボ宝くじなどたくさんの種類があるけれど、それはご多聞にもれずスペインでも同様。

スペインの宝くじ一覧

LOTERIA ロテリーア

日本にもあるようなごく普通の宝くじで、5桁の数字を当てるものです。 1等は日本のように組み番号など無く、毎週木曜日の宝クジは3Euroが15,000Euro、また、土曜日には6Euroで30,000当る2種類あります。 5個の丸い籠の中にそれぞれ0から9までの数字が書かれたゴムボールが廻っており、籠が突然止まり、同時に5個のボールを取り出し読み上げる。 特徴は同じ番号の宝くじが100枚以上あり、1枚の事をデシモ(DECIMO)、10枚をビジェテ(BILLETE)、100枚以上、全部を(COMPLETO)と言います。 一等の当たりのうちの1枚だけ特等があり、木曜日は150万Euro、土曜日は300万Euroとなり、100枚買っていて、その番号が1等に当たると、特等の分を加えて合計900万Euroになります。 

LOTERIA DE NAVIDAD ロテリーア デ ナビダー

クリスマスの宝くじ。 毎年12月22日に行われる恒例の大イベントで、システムは上記と殆ど同じですが、番号が66000番までしかなく、1枚20Euroで1等は20万Euroになります。 同じ番号の宝くじが全部で1800枚有ります。 1つの番号を買い占めると、360万Euroで、もし当たると3億6千万Euro(大体432億円)になります。 夏頃から売り出されます。

LOTERIA PRIMITIVA ロテリア プリミティーバ

1から49までの数字の6個を当てる宝くじで、アトランダムに例えば2-12-15-32-42-48と言うような数字を所定の用紙の数字の上にX印でマークし、宝くじ屋さんでコンピューターで読み取らせます。 1つの組み合わせに付き1-Euro支払います。 何組作っても構いません、なんせ全部で1398万の組み合わせが出来ます。 これも木曜日、土曜日と有り、その日に賭けられた合計金額に対する割合で賞金の額が変わるのですが、通常2百万Euro程度にはなります。 しかし、もしその週に当選者がいない場合、その賞金は持ち越されます。 時々その持ち越された賞金が数百万Euro以上になり、その週は掛け金も多くなるため、最終的に1千万Euro程度までになる事も有ります。 今までの賞金額の最高は2000万Euro(約21億円)でした。

QUINIELA キニエラ

サッカーの指定された15試合の勝、敗、引き分けを当てるクジで、全て当たると通常1億程度の賞金です。 1X2で表示され、1がホームベース、2はビジター、Xは引き分けで、用紙に記入してコンピューターで読み取らせます。 1つの組み合わせが0.3Euroで最低2個からです。 これも当たった人がいない場合持ち越され、120万Euroに成る事もります。 収益はスポーツ振興に使われる。

ONCE オンセ

スペイン盲人協会の宝くじで、ONCEはその頭文字。 何処の街でも繁華街の街頭で売られています。 5桁の数字です。 毎日夜9時にテレビ中継され、当選番号が発表される。 最近では盲人だけでなく、その他の障害者にも開放されています。 収益は障害者の教育、その他に使われます。 最近やたらと種類が増えたので、順に説明します。
月曜から木曜までのくじは一枚が1Euro、賞金は番号が当たると、12,000Euro、1等の当たりくじの中のシリーズ番号が当たると、100,000Euro(5本)。
金曜日は1枚2Euro、1等は30,000Euroで、1等の当たりくじの中のシリーズ番号が当たると5,000,000Euro(1本)。
土曜日は1枚3Euro、1等は30,000Euroで、1等の当たりくじの中のシリーズ番号が当たると9,000,000Euro(1本)。
日曜日は1枚2Euro、1等は30,000Euroで、1等の当たりくじの中のシリーズ番号が当たると100,000Euroを毎月この先25年間(1本)。



 日本だと宝くじ売り場は専用の売り場が設定されていて、一目見て宝くじ売り場だとわかるような造りになっているけれど、スペインだと宝くじも街中の「キオスコ」と呼ばれる売店で売られている。キオスコは要するに日本で言うキヨスク兼コンビニみたいなもので、JRの駅にあるキヨスクが街中にあるようなものだと思ってもらえばいい。
 コンビニというものがほとんど無いスペインでは、日常のちょっとしたもの、例えば新聞やアメ、スナック菓子やタバコ、バスの回数券などは全部このキオスコで買うことになる。タバコに関しては販売しているキオスコとそうでないところがあるが、キオスコのほかに「ESTANCO=エスタンコ」や「TABACO=タバコ」というタバコ専売の売店ではタバコは確実に売っている。そして、なぜか不思議なことに切手やはがきも郵便局以外ではこのエスタンコとタバコでしか買えないことが多い。

 ちなみに、日本のファミリーマートやローソンみたいな全国チェーンのコンビにというものはないものの、街によっては「Tienda24=24ショップ」と書いてある単体で経営されている24時間の店もあったりするので、この辺は街ごとに探せば意外と便利な店があったりする。
 マドリーにはサンティアゴ・ベルナベウから目抜き通りのパセオ・デ・ラ・カステジャーナをチャマルティン駅方向に北上したところにセブン・イレブンが1軒あるのを見たことがあるけれど、他の街にはあったのだろうか。ちょっと気になるところだ。

 宝くじの話に戻ると、上の表にあるロテリーア、ロテリーア・プリミティーバ、ロテリーア・デ・ナビダー、キニエラはキオスコで買うが、「ONCE」に関しては独自の販売方法をとっている。

 ONCE=オンセはそのなの通り、「Organisación Nacional de Ciegos Españoles=スペイン盲人協会」の頭文字をとったもので、くじ自体もONCEが運営・販売を執り行っている。街中には緑色でONCEと書かれたスタンドが立っていたり、盲導犬を連れた人や杖をついている人が街中を練り歩いて独特の掛け声と共に売り歩いている。盲導犬はどこの国でも供給数が限られているらしく、盲導犬を連れた人よりは杖をついて歩きながら売っている人のほうが多く見るような気はする。

 タイトルリンクを張ったKLE4cさんの日記では、結局今年もカスティージャ・イ・レオンでは1等が出なかったということが書かれているけれど、確かに僕が住んでいた時にもカスティージャ・イ・レオンで大当たりが出たというのは聞いた記憶が無い。
 僕がサラマンカで通っていた学校の1階にはマノーロというオヤジがやっているバルがあって、休み時間や昼休みに家に帰る前にはマノーロのバルに寄っておやつを食べたりコーヒーを飲んだりしていたのだけれど、そのマノーロのバルには毎日ONCEの販売員の爺さんがやってきて、マノーロも毎日クーポンを買っていた。

 ある日、皆で毎日クーポンを買っているマノーロにこう聞いてみたことがある。お金にあまり余裕の無い留学生同士の会話からだから、お決まりの如く「もし皆でONCEを買って、1等が出ればすごいことになるんじゃないだろうか」というバカな発想で聞いてみたのだ。

 「なあ、マノーロ。毎日ONCEを買ってるけど、どれくらいの確率で当たるもんなの?」
 と。

 すると、マノーロは高らかに笑って僕達に真面目くさりながらこう答えてくれた。
 「そうさなあ…。俺がここにバルを出して20年近くになるが、20年間毎日買っていても、一度も当たらないくらいの確率なのは確かだな」
 と。まあ、そんなもんだったのだろうけれど…。

 ただ、カスティージャ・イ・レオンのお隣、マドリーのあるコムニダー・デ・マドリーでは僕が住んでいた時だけで2回ほど1等が出ていた。
 1回はキニエラ。「Pleno al 15(プレノ・アル・キンセ)=完璧な15個目」と呼ばれる15個を完璧に当てた最高の1等賞で200億円近い金額を当てたアトレティコファンの二人組みがいたし、ロテリーア・プリミティーバの1等で同じく300億円くらいを当てた個人もいた。彼は翌日に会社を辞め、1週間後に世界一周旅行に家族で出かけていた。

 一番高額の当選金が出るのは「EL GORDO=エル・ゴルド」というクリスマス宝くじで、冒頭のリンクにも紹介されている通り、友人、親戚、村単位で同じくじを買って、もし当たれば全員億万長者になるという素晴らしいくじだ。ものすごい金額なので毎年飛ぶように売れるのだが、ユーロになって物価も上がっているからペセタの頃みたいには売れていないのかもしれない。

 僕も毎週キニエラをやっていたが、10個までは当てたことがあるけれど、それ以上は無理だった。確か3個ハズレまではOKで、14個当てた場合は毎週ランダムで選ばれる15個目まで当てないと1等として承認されない。14個でも賞金は出るのだけれど。つまり、10個当たっていたということはあと1個当たっていればそこそこの賞金が取れていたはずなのだけれど、残念ながらそう上手くはいかなかった。

 なぜかと言えば、アウェーのアラベス戦でセルタの勝利にマークしてしまったからだったのは言うまでもない。
    

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¡¡Feliz navidad!!
2007年12月24日 (月) 16:51 | 編集
 ■El Celta golea al Granada 74 y roza los puestos de ascenso
  セルタ、グラナダ74に大量得点。昇格圏へ肉薄。 

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第18節

得点者ホームスコアアウェー得点者
9分、ペレーラ
54分、クインシー
78分、ペレーラ
90分、マリオ・スアレス
セルタ・デ・ビーゴ4-1グラナダ7492分、アランダ(PK)
主審

エストラーダ・フェルナンデス (カタルーニャ協会)

日時/スタジアム/観衆

エスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス 観衆: 6,000人

警告

セルタ・デ・ビーゴ

クインシー、バラ、ペレーラ、ルベン

グラナダ74

ファルコン、アセモアーサ、ベンハ
退場

無し





 スペインのクリスマスは長く、子供達がプレゼントをもらうのも伝統としては1月6日の「東方三賢者の日」であることは以前のエントリーでも書いたけれど、そこはやはりカトリックの国として世界でも3本の指に入るほどの国である。
 しっかりと25日の「クリスマス」に関してはおめでたい日として祝うのは他の国と一緒なのは事実だ。

 プリメーラ・ディビシオンではマドリーがカンプ・ノウでのエル・クラシコに0-1で勝利を収め、MARCAのトップページでは「Blanca Navidad=ホワイト・クリスマス」などと小洒落た見出しを付けていたりする。

 第18節を迎えたセグンダAでは、バライードスに相変わらず6,000人とお寒い人数の観客しか集まらなかったけれど、それでも昇格に向けて必死になっている(と願いたい)セルタの選手たちはこの屈辱の一年を締めくくるように見事な試合を見せてくれた。

 ダイジェストを見る限りでは得点シーンは見事としか言いようがない。グラナダ74もここまでの順位を考えれば決して侮ってかかれるチームでもなかったはずだけれど、それでもこの4ゴールという結果は評価すべきだろう。特にこの試合の2ゴールで負傷中のオッカスを抜いて合計5ゴールとなり、チーム得点王になったヘスス・ペレーラの動きは素晴らしかった。
 ASのサイトで公開されている試合評をチェックしてみると、数字的な話で言えばボール支配率はセルタが43%、グラナダ74が57%ということになっている。その他にも攻撃に関わるプレー機会がセルタの98回に対してグラナダ74が120回。シュート数もセルタの13に対してグラナダ74は17回と上回っている。ただし、枠内シュート数は6対4でセルタが上回っているため、この辺が結果に影響を及ぼしたのだろう。

ただ、数字的な話はあくまでも後から試合を振り返るときの参考資料でしかなく、あくまでも見るべきところはダイジェストで実際に見られるプレーそのものだと思う。ゴールシーンについてはこれまで以上に連携が熟成されてきた感じがするし、前線の4人が上手く立ち回ってそれぞれの役割をこなしていることが想像できる。ペレーラの1点目をアシストしたホルヘのロングパスは見事だった。個別の動きよりもあの場面で裏に走り出していたペレーラと、それをしっかりと見ていたホルヘのコンビネーションが素晴らしい。
 2点目についても同様。年明けにはアフリカ・カップ・オブ・ネーションズがあるため、今のところはガーナ代表への合流が予定されていて、このままだと最大で6試合ほどは欠場する見込みとなっているクインシーが見事なボレーを叩き込んだシーンは、「よくぞそこにいた」と言いたくなるものだった。昨シーズンのセルタはゴールのほとんどをフェルナンド・バイアーノに依存していて、低いクロスをバイアーノが合わせたものか、もしくはバイアーノが個人技で持ち込んで強引にねじ込んだものが多かったと記憶している。
 もちろん、バイアーノはバイアーノでここ数年間のセルタに所属したFWの中では間違いなくベストなFWだったことは疑いようが無いことだけれど、あまりにも存在感がありすぎてチームとしての攻撃面の流動性がそれまでに比べて無くなっていたことは否めないような気はしないでもない。

 UEFAカップの常連としてリーガでも常に5位、6位を争っていた頃のセルタは、飛びぬけて得点能力に優れたFWがいたわけではなかったけれど、それでもモストヴォイとカルピン、グスタボ・ロペスが中心になりそれぞれが目まぐるしくポジションチェンジを重ねることによってマークを分散させた上で得点を挙げるチームだった。まあ、その頃はその頃で強力なセンターFWをファンの誰もが求めていたのだけれど…。

 そんな、「古きよき面影」が垣間見えたのが3点目と4点目だったかもしれない。マヌケな退場によるサスペンションから復帰したディエゴ・コスタとペレーラのワンツーによる3点目。そしてディエゴ・コスタ、ホルヘ、マリオ・スアレスと繋いで陥れた4点目。
 攻撃面でこれだけのパフォーマンスが毎試合できれば、年明けからのリーグ後半戦にも期待が持てそうな気はするが、そこはどうあがいてもセルタである。決して順風満帆にはいかないだろう。そのためにもこの中断期間にロペス・カーロがどんな手を打ってくるかに注目したい。

 ディフェンス面で言えばこの試合で初めてピントのイエローカード累積に関係なくエステバンがスタメンとしてゴールマウスに立っている。長らくセルタの背番号1はベンチスタートになるシーズンが続いていたが、ここでとうとう背番号1がレギュラー番号に復帰するのかどうか。また、ルベン、レキ、ロベルト・ラーゴ、フリアン・バラでほぼ固定されてきたディフェンスラインはどのように熟成されていくのか。あるいは入れ替えがあるのか。そのあたりも注目していく必要がある。

 この試合に勝ったことによって、ロペス・カーロの戦跡は4勝6分1敗。11月からの5試合で獲得した勝ち点は8ポイント。前節カディス戦の敗戦は余計だったけれど、あれで目が覚めての今週の結果であるなら、さほど悪いものでもなかったかもしれない。スポルティングが勝ったために昇格圏内へのポイント差はいまだに3のままだけれど、これなら十分巻き返しは可能な差だ。

 素晴らしいクリスマスプレゼントをファンにもたらしたセルタは、次節19節のテネリフェ戦、「La noche de Reyes」に改めてプレゼントをファンに与えることができるのかどうか。リーグ戦の再開が今から楽しみになってきた。
    

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第18節1日目
2007年12月23日 (日) 15:35 | 編集
 ■así es la segunda A
  セグンダA 第18節 1日目終了 
リーガエスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第18節-1日目結果
スポルティング3-2アラベス
エルチェ2-1ポリデポルティーボ・エヒード
ラス・パルマス0-0エルクレス
ラシン・デ・フェロール0-2サラマンカ
レアル・ソシエダ2-1テネリフェ
ジムナスティック0-1カディス
マラガ3-0セビージャ・アトレティコ
シェレス3-3エイバル

 セグンダA第18節の1日目の結果はご覧のとおり。今節はスポルティングが取りこぼすことなく勝ち点3を手中に収め、尚且つ上位陣がほぼ順当に勝ち星を挙げたことから上位3チームの変動は特になし。レラル・ソシエダがテネリフェに勝利して順位を上げてきている。

 この結果、暫定ながらセルタは順位を9位に落としているが、日本時間の今日午後8時から行われるグラナダ74戦に勝つことができれば、6位か7位に復帰することになる。年内最後のリーグ戦ということもあり、この試合に勝っておくことで年明けからの戦いが多少左右されることになるため、是が非でもこの試合には勝利したいところ。

 センターバックにはレキが復帰するが、MFアントニオ・グァイレがまたしても負傷で3週間欠場の見込み。それ以外には特に主立って出場が危ぶまれる選手は見当たらない。ほぼベストに近いメンバーで戦えることから、ロペス・カーロ監督の手腕が問われることになる一戦と言えるだろう。グラナダ74としてはこの試合が今シーズン、というかクラブ創設(?と言っていいのかどうか)初めてテレビ中継される試合らしい。

 ちなみに、年明け1月6日、スペインで「El día de Reyes(東方三賢者の日)」と呼ばれる日に行われる第19節のアウェーのテネリフェ戦も、今年9回目となるCanal+になることが決まった。また12時開始か…。実質のスペイン時間だと11時キックオフ(カナリアス諸島は本土よりマイナス1時間の時差)。
 こうなってくると、セルタ側としてはCanal+枠に敢えて試合を組むことでテレビ放映権を確保しようとしているのではないかとさえ思えてくるが…。

 何はともあれ、勝ってくれることを祈るしかない。
    

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人として。
2007年12月23日 (日) 01:10 | 編集
 ■Koeman: "Albelda, Cañizares y Angulo forman parte del pasado"
  クーマン:「アルベルダ、カニサーレス、そしてアングーロのことは過ぎ去ったことだ」

 ロナルト・クーマンといえば、バルセローナをヨハン・クライフが率いていた「ドリーム・チーム」の時代にウェンブレーで行われたチャンピオンズ・カップ決勝において、フリーキック一発でバルサに最初のビッグイヤーをもたらした人物。
 ファンからも信頼され、人気もあった選手としてバルサでは過ごしていたが、監督としては冷徹な人物として数々の噂を耳にする。

 「耳にする」というのは、僕は実際には彼がこれまで率いていたクラブのことを細かく追いかけてはいなかったし、そこで何があったのかについても大した興味も抱いてこなかったから。
 ただ、様々な話や噂を耳にしても、僕個人的にはそれほど驚くようなことでもなかったのは事実だ。

 サッカー選手として有能で、才能に溢れた選手だったとしても、それと人間性の話とはまた別になるし、選手としてどうかということと、監督としてどうかということとは、これもまた別の話であることはサッカーを長く見ている人なら誰でもわかることだ。それに、「選手と監督」の場合で才能が異なるのは何もサッカーに限った話でもない。

 クーマンが冷徹に選手を切り捨てるだとか、あまりにも人間味に欠ける対応を平気で取るということを聞いて驚いた人はいるのかもしれないけれど、彼の日常生活での態度を見ていると別に不思議でも何でもないと思えたかもしれない。
 僕がスペインに住んでいる時、ちょうど彼はバルサで仕事をしていた。確かアシスタント・コーチか何かも途中からしていたような気がする。ただ、とにかくバルセローナには居を構え、バルサのスタッフとして仕事をしていたのは確かだ。

 そんな彼と、僕は3回ほどバルセローナの街で遭遇したことがある。一度目はカンプ・ノウの脇にあるバルサ・ミュージアムの駐車場。二度目は街中のレストラン。三度目もカンプ・ノウの駐車場だった。
 僕の運が悪かったのか、それともただ単純に彼の機嫌が良くなかったか、激務に追われて多忙過ぎたからなのかは今となってはわからない。もしくは、僕達のように「他人」として彼と公私の生活で接点がない人間には、彼のスペイン語はファン・ハールのスペイン語のように意味不明にしか聞こえないレベルだったのかもしれない。

 そうだったとしても。
 一度目。駐車場で子供連れのファンが写真撮影を頼んだ時の、
 「写真?いいけれど、さっさと撮ってくれ」
 (ニコリともせずにカメラも見ないでファンと写真を撮った後)
 「もういいか?急いでるんだ」
 という会話のやり取りが、プロのサッカー選手として経験を積んできた人物がファンに対して取る「あるべき姿」であるとは思えない。
 中田英寿がある時期を境にほとんどの場合プライベートな場所で遭遇したファンとも写真を撮らなかったのは有名だけれど、ひょっとしたらクーマンもそうだったのかもしれない。
 二度目に遭遇した時、彼はレストランで2~3人と食事をしていた。気がついたファンが彼の食事が終わるのを待ち、外に出ようとした時に声をかけていた。
 「Hola,señor Koeman.Llevo 20años el socio del Barca.Ví su golazo del final de 92.Pues...estoy muy emocionado de que encontrarle.¿Podría sacar una foto conmigo por favor?」
 「こんにちは、クーマンさん。私は20年来のバルサソシオです。92年の決勝での貴方のスーパーゴールも見ましたよ。いやぁ~、貴方と会えるなんて感激してます。もしよろしければ、私と写真を撮ってもらえませんか?」
 
 声をかけていた男性はけっこう年配で、スペイン人としては珍しく敬語を使ってクーマンに話しかけていた。恐らく、大方のプロスポーツ関係者であれば、この言葉を受けて写真の一枚や二枚くらい撮っていたものだろう。ところがクーマンは彼にこう言った。

 「Lo siento,no quiero sacarme ni una foto.」
 「悪いが、一枚たりとも写真は撮られたくない」

 ハトが豆鉄砲を食らったような顔、というのはこういうのを言うんだと僕は男性の顔を見て初めて思った。すぐ近くで声だけ聞いていた僕も驚いたのだから言われた本人はもっと驚いただろう。そしてショックだったに違いない。

 だからクーマンが全て悪い。…という結論に持っていきたいわけではない。彼がそういう性格の人物であることは何も悪いことではないし、ファンが彼に「生き様を変えろ」などと言う権利もない。まあ、対応の仕方はどうかと思うのは事実だけれど。
 クーマンのこういうところを見たことがあると、今回バレンシアで起こっていることはあまり僕にとっては意外なことではない。
 特に、ソレール会長のこれまでの選手獲得手法や監督人事を含めたクラブの運営方法を見ている限りだと、似たようなことはいくらでも起こる可能性はあっただろう。
 クーマンがどういう性格の人物だろうと、どんな監督哲学を持っていようと構わないし、チームの指揮と構成を任された以上は選手の見極めをする権利は有しているわけだから、誰を戦力外にしようが実際には彼の自由だとも言える。

 ただし、クラブが選手に対する扱いをどうするかについて言えば、話は別だ。クーマンを擁護するつもりも一切無いけれど、今回のバレンシアアルベルダ、カニサーレス、アングーロに対して行った仕打ちは、とても血の通ったクラブのすることとは思えない。
 恐らくソレールもバカではないから相当の意図があって今回の決定をしたのだろうけれど、ファンの立場に立って考え、ファンを味方につけて今後のクラブ運営を有利に進めようと考えるのであれば、もう少しやり方を慎重に選ぶべきだっただろう。噂になっているように、今回戦力外になった三人が異常な発言権を持ってしまったがために監督人事やその他のクラブ内部における利権争いにまで発展してしまっていたのだとしても、ファンにとってはクラブを発展させてくれた功労者であり、地元から出てきた「最高の息子達」であることに変わりは無い。

 そもそも、就任して間もないクーマンだけでこんな決定を下せるわけは無い。もちろん、公式なコメントとして刺激的な台詞を吐く以上、何かしらの恩恵は受けるはずだが、どうせそのうちいなくなる傭兵監督である。スペインの片田舎の人間全員に嫌われたところで痛くもかゆくも無いだろう。
 
 開幕前のセルタにおけるグスタボ・ロペスの一件で思ったが、結局こういうところでクラブとして、言い換えれば会長としてどういうスタンスでクラブ運営をしているのかが露呈される。
 ファンを味方にしようとしているのかそうでないのか。
 「俺がボスだ」と言いたい様な権力主義者なのかそうでないのか。
 クラブのことを愛しているのかそうでないのか。
 何のためにクラブの会長になっているのか。

 こういうことが長い間クラブに貢献してきた選手に対する対応でハッキリとわかってしまう。そして、恐らくそういうことは選手が一番敏感に感じ取る。「ああ、自分は厄介者だと(この会長には)思われていたんだ」と。
 グスタボ・ロペスが夏に流した涙と、今回アルベルダが流した涙が僕には被って見えた。クラブを発展させるためには若手への世代交代が必要。そのためには今この段階でベテランを放出しなければならない。…例えばこんな理由であれば、納得したうえで出て行く選手もいるだろうし、そんな場合ならこんな涙は流さないはずだ。

 「バレンシアがキミを放り出したということを知った時、キミの両親はどう感じたかな?」
 という質問に、アルベルダは答えることができなかった。そして、答えられず堪えきれず、涙を溢れさせたアルベルダを、記者達は拍手で抱きしめていた。

 会長の人間性が露呈するのもこういう場であるなら、選手としての人間性が露わになるのも、こういうシーンであるのだろう。

 ただ、こんなシーンはできればあまり見たくないものだと今は思わざるを得ない。
    

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財布と相談。
2007年12月18日 (火) 23:09 | 編集
 ■El Celta busca lateral derecho
  セルタ、右サイドバック獲得を模索。

 FARO DE VIGOの記事によれば、セルタは「メルカード・インベルナル(冬の市場)」とスペイン語で呼ばれる冬の移籍マーケットで右サイドバックの獲得を模索しようとしているらしい。
 スポーツ・ディレクターのラモン・マルティネスが記者会見で語ったことらしいが、彼の言うことは信用ならないのでどうなるかは全くの未知数だと思っておいたほうがいいだろう。余計な期待を彼の言動に抱くと裏切られることは夏に明らかになったのだし。

 それはともかくとして、とりあえず記事の内容を要約すると、ロペス・カーロは現在のレギュラー右サイドバック、ジョルジュ・ルーカスについては高く評価しているものの、昨シーズン負った右足首の大怪我からまだ完全には回復していないと判断しているらしく、尚且つここ2試合先発で使っている今シーズン加入したフリアン・バラについても右サイドバックというよりは右サイドMFと理解しているということらしい。セルタの右サイドはスペイン語で「バンダ」と呼ばれるウイングも「ラテラル」と呼ばれるサイドバックも似たようなものだからどっちでもいいんじゃないのだろうかとは思うのだけれど…。カルピンも右サイドバックをやったりするようなクラブなんだし。

 ただし、当然のことながら獲得に際しては移籍金がかかるのか或いはかからないのか。かかるのであればいくらなのか。つまりは、現在の財政状況に応じた形で吟味に吟味を重ねてから判断をするつもりとのこと。そりゃそうだろう。300億近い負債があるのに何億もかけてDF一人を獲得できるほど余裕のあるクラブなはずはない。さらに、現有メンバーよりも明らかに実力が上であると認められる選手でない限り獲得はしないとのこと。これも当然だろう。お金をかけてまでわざわざ実力的に劣る選手を獲得する理由があるなら是非聞いてみたい。

 ■今シーズン加入のレンタル組について

 この記事では今シーズン開幕前に獲得したレンタル移籍組についても触れられている。

 現在主力としてスタメン、もしくはそれに順ずる形でコンスタントに出場しているレンタル組は以下の通り。
 ●アグスティン・ガルシア・”アグス”@レアル・マドリー・カスティージャ
 ●マリオ・スアレス@アトレティコ・デ・マドリー
 ●ディエゴ・コスタ@アトレティコ・デ・マドリー

 このうち、アグスに関しては買取オプションが付属。マリオ・スアレスとディエゴ・コスタについてはオプション無し。
 クラブの方針としては仮に今シーズン「昇格できた場合は」アグスの買取オプションを行使。マリオ・スアレスとディエゴ・コスタについてはアトレティコとレンタル延長の交渉に入るつもりでいるらしい。

 いずれの場合もかなり微妙。まず、中断期間中にチーム全体の再構築を行わないとこの状態では昇格は厳しいだろうし、仮に幸運にも昇格できたとして、あっさりと買取オプション契約が成立するのかどうかがわからない。

 もっと微妙なのはアトレティコからの出向組2人のレンタル延長交渉だ。今でも覚えているがチャンピオンズ・リーグ出場の立役者の1人でもあったアヤックスからのレンタル獲得選手、エジプト代表FWミドは完全移籍のための移籍金が捻出できなかったため、改めて買取オプション付きのレンタル延長を申し入れたのにあっさりと断れて結局ミロセヴィッチに落ち着いた過去がある。

 セルタがこの手の交渉ごとを上手く行えた試しがないのだから、こんなニュースを見てもワクワクもなんともしない。そればかりか本当にこんな皮算用をしていてやっていけるのだろうかと逆にこの楽観的な姿勢に危機感の欠如すら感じてしまう。

 …多少被害妄想的な考え方にはなっているのだろうけれど、15~16年前みたいなエレベータークラブに逆戻りしないためにも、その辺の危機管理はしっかりやってもらいたいと切実に思うのだけれど、今の会長とスポーツ・ディレクターでそれができるのかどうか、結局はそこに話は行き着いてしまうのが悲しい現実としてセルタファンの目の前には立ち塞がっている。
    

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主審がファウルを見逃した。でもそんなの関係ねぇ!
2007年12月17日 (月) 23:40 | 編集

 ■El Cádiz rompe la racha del Celta
  カディス、好調なセルタを破る。 

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第17節

得点者ホームスコアアウェー得点者
61分、ダニ
75分、ダニ
89分、ガストン・カサス
カディス-1セルタ・デ・ビーゴ71分、カノッビオ
主審

ミランダ・トーレス (カタルーニャ協会)

日時/スタジアム/観衆

エスタディオ・ラモン・デ・カランサ 観衆: 16,000人

警告

カディス

パッリ

セルタ・デ・ビーゴ

マリオ・スアレス、カノッビオ、ヌニェス
退場

無し


 前節のセビージャ・アトレティコ戦で10人になりながらも逆転で勝利を収めたセルタ。前日の土曜日にスポルティングがアウェーのエルマンティコでサラマンカと引き分けたことで、この試合に勝てば一気に昇格圏入りも手に届きそうなチャンスが天から降ってきたのだが、「昇格圏内」という事実は遥か夢の彼方へ去ってしまった。

 これほどマヌケな敗戦が他にあるだろうか。そもそも3失点全てが馬鹿げている。あり得ないと言ってもいい。
 恐らくは試合前に「勝てば昇格圏内」と気合を入れてピッチにラモン・デ・カランサに乗り込んでいったはずのセルタだったが、気合は空回りに終わってしまった。
 
 先制されていたタイミングでダイジェストの冒頭に出てきたPK見逃しがあったのでれば、百万歩譲って「あれでリズムが狂った」などという言い訳が飛び出しても冷笑を浴びせる余裕はあるかもしれないが、0-0の段階であれがあったのなら決してそんなことは言い訳にできるはずがない。
 
 ただ、あのファウルの見逃しは許されないだろう。カノッビオが完全に抜け出してGKコントレーラスと1対1になったところで真後ろから見事なまでに足へタックルしている。これは所謂「決定的な得点機の侵害」であって、一発退場の対象になるプレーではなかったのだろうか。PKどころかファウルすら吹かれないとなると、一体何をすればPKになるのかをこの主審に尋ねてみたい。

 1失点目について何か言うのであれば、率直に言って「あり得ない」。こんなくだらないミスで失点しているようでは昇格など夢のまた夢としか言いようがない。ルベンのクリアミスは百歩譲って仕方が無いとしよう。クリアミスがオウンゴールにならなかっただけでヨシとしたとしても、なぜあれだけ天高くボールが上がっていて、センターバックが2人とGKが1人いるにもかかわらず、全員でボールを見てしまいルベンの真後ろで虎視眈々とボールを狙っているダニから目を離してしまったのか。FWとの競り合いはセンターバック2人に任せ、せめてピントだけでも周囲に気を配るようなことができなかったのだろうか。小学生や中学生のチームならともかく、このレベルで一声かけることすらできないとはちょっと、というかかなり情けない。

 2失点目についてもこれもある意味「あり得ない」。クロスをピントがキャッチしたまではいい。しかし、ピントが倒れこむ瞬間に、ダニは明らかに手でボールをはたき落としている。一体全体このカタルーニャ人の主審は何を見ているのだろうか。あれだけ大っぴらに手を使ってボールを叩き落とせるのであれば、世の中のFWはいくらでもゴールを量産できるだろう。カタルーニャ人のミランダ・トーレス主審はセルタに恨みでもあるのだろうか。近くにいたのがガリシア人のルベンで、尚且つセルタがガリシアのチームだから祖父母や両親が苦しめられたガリシア人のフランコに対する復讐をしようとでも思ったのか。そんなことはポンテベドラ県にあるビーゴのクラブ相手ではなく、フランコの出身地コルーニャ県のラシン・デ・フェロールか、それこそ存在していてはいけない街にある、存在してはいけない青と白の縦じまのクソチーム相手にでもやってもらいたいものだ。

 3失点目。これはもう言い訳すら許されないほど「あり得ない」。この失点がこの試合のセルタを全て物語っている。ファウルの見逃し、ディフェンス陣の集中力の欠如と連携ミス。いくら同点に追いつこうと必死な時間帯だったとはいえ、GKコントレーラスがマドリーやマラガ、ベティスでプレーしていたときからリスタートの早いGKであることくらいわかっていたはずだ。それより何より、シュートをGKがキャッチした瞬間に気を抜くなど言語道断。尚且つボールを競り合ったカノッビオをダニが引きずり倒しているのになぜファウルが吹かれないのか疑問で仕方が無い。

 まさか後半から出場してきたグスタボ・ロペスとのおしゃべりに夢中になっていたわけではないだろうけれど、この試合のセルタはあまりにも酷すぎる。ここまで10試合あまりを無敗で過ごしてきたのが一気に無駄になってしまうような負け方だった。
 最も痛いのは昇格圏入りを逃したことよりも、カディスを勝たせてしまったことで、再び中位以下の順位争いを混戦にしてしまったことだ。今のセルタの順位であれば、上位に食い込むことと同時に下位との勝ち点差を広げるか、または縮めさせないことも重要になる。その目的に最も適したこの試合を落としてしまったことで、年明けからの戦いを苦しくしてしまうかもしれない要因を作ってしまった。

 なぜこの試合であれだけディフェンスのミスが重なったのだろうか。まさかこの状況下でクリスマス中断期間にどこへ行こうかだとか、今年こそ大晦日の鐘突きでブドウを12個食ってやろうとかバカなことを考えていたわけではないだろうけれど、あまりにも気の抜けたミスだったとしか言いようがない。

 昔、逢坂剛が直木賞を受賞した「カディスの赤い星」という小説があったが、作中に登場する伝説のギター「カディスの赤い星」にあしらわれた大粒のダイヤモンドのような「勝利」という結果を手にしたのは、まさに小説のタイトルにもなったカディスのクラブだった。

 11月からの5試合で8~9ポイントを取ることができれば年明けの戦いがかなり楽になると思っていたが、この4試合で勝ち点は5。これで次のグラナダ74戦は是が非でも勝たなければならなくなってしまった。今節でレアル・ソシエダに負けたとはいえ、グラナダ74は母体が昨シーズンのセグンダAで4位だったシウダー・デ・ムルシア。買収され(乗っ取られた?)たとはいえ、中身はシウダー・デ・ムルシアというチームだけあって、恐らく手強い相手だろう。
 そんなチーム相手に、今シーズン8試合目のCanala+枠での試合となることが早くも決定してしまった。つまり、「また」昼間の12時キックオフである。
 なんだってこんなにセルタをCanal+枠にしたいのか意味がわからない。まさか変な時間に試合をさせて、昇格させないようにしようとかいう外圧があるんじゃなかろうかと下衆な勘ぐりすらしてしまいそうになる。久方ぶりに昇格戦線を争っているヌマンシアやマラガをもっとクローズアップしてやってくれと思ってしまうのはセルタファンだけなのだろうか。Canal+で放送されればテレビ放映権料は入ってくるのだろうけれど…。

 何はともあれ、次節が年内最後の試合。ホームで何としても勝利を収め、中断期間の建て直しと共に年明けの戦いに落ち着いて望めるような結果を出してもらいたい。

    

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第17節1日目
2007年12月16日 (日) 14:49 | 編集
 ■セグンダ順位表 
リーガエスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第17節-1日目結果
ポリデポルティーボ・エヒード3-1ラス・パルマス
エイバル2-1エルチェ
コルドバ1-1アルバセーテ
サラマンカ1-1スポルティング
アラベス1-1ヌマンシア

 アラベスと引き分けたヌマンシアが勝ち点34となり、暫定で首位。マラガが今日の試合で引き分け以下だと首位確定となる。
 ラス・パルマスは泥沼。このままだとセグンダBに真っ逆さまになってしまう。
 エイバル対エルチェはエルチェが敗れ、エイバルはまた少し順位を上げてきた。
 サラマンカはスポルティング相手に善戦。というよりスポルティングのいつものクセが始まっただけなのか。

 これで、今日の試合にセルタが勝てばスポルティングと勝ち点で並ぶ。
 レアル・ソシエダもグラナダ74に勝てばジャンプアップできるので、必死になってくるだろう。

 注目すべきはコルドバ対アルバセーテの試合。打ち消し線で消しているのは、別にこの2チームが嫌いだからではない。この試合が「Suspendido=ススペンディード」、つまりサスペンデッドになったから。
 理由はこちら。

 ■Escándalo en El Árcangel
  エル・アルカンヘルでスキャンダル

 スキャンダル、などと書くと何のことかと思ってしまうが、つまるところ、観客席からピッチに物が大量に投げ込まれたことにより、主審が試合中止を決めたということらしい。
 どうやらコルドバの試合ではここ数試合、主審のミスジャッジが重なっており、つい先週の試合でもピッチに物が投げ込まれたばかり。コルドバのファンには相当フラストレーションが溜まっていたのだろう。cordoba_albacete_151207_ES.jpg

 結局、アルバセーテの選手達はご覧の通り警官隊に守られながらエル・アルカンヘルのピッチを後にすることになった。

 しかし、毎年必ずこういうのはプリメーラでもセグンダでも一度はあるけれど、どうにかならないのだろうか。トルコやイスラエルのように爆発物が投げ込まれたりするわけじゃないからまだマシなのかもしれないけれど、こういうのに慣れてしまうのも問題なのだろう、多分。僕の場合は現地に住んでいた時にもこういうのに何度も遭遇しているから慣れてしまって日本で言うほど問題には感じなくなっているのだろうけれど…。
 それでも、安全に試合終了まで観戦できるに越したことはないと思うから、こういうトラブルは無くせるものなら無くしたほうがいいだろうとは思う。

 今日セルタが戦うカディスもサッカーに関しては熱い街だし、妙な主審が出てきて変なジャッジをしなければいいが…。
    

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セルタ関連ニュース拾い読み。
2007年12月15日 (土) 19:21 | 編集
 ■La plantilla elogia el rendimiento de Quincy
  チームメイトはクインシーの実力を賞賛。

 第17節を前にして、チーム内では今シーズン開幕直前にスパルタク・モスクワから買い取りオプション付きのレンタルで獲得したオランダ人MFクインシー・オウス・アベイエに対する賞賛が巻き起こっている模様。

 ここ数試合のダイジェストを見ているだけでもコンディションが上向いてきていて、さらにチームに順応してきていることが要因と思われる好プレーが随所に見られるようになっていたが、当然のことながらその辺のことは外から見ているよりも一緒にプレーしているチームメイトが一番よくわかっていることのようだ。
 第16節のセビージャ・アトレティコ戦では試合終了直前にヘスス・ペレーラのスルーパスに抜け出して決勝ゴール。抜け出すスピードといい、落ち着いたシュートといい、圧巻のゴールだった。クインシーについては左サイドバックとして左サイドでコンビを組むロベルト・ラーゴ、トップ下としてクインシーと攻撃のタクトを振るうファビアン・カノッビオが以下のようにコメント。

 ロベルト・ラーゴ
 「クインシーについて何と言えばいいのだろう。彼は素晴らしいポテンシャルを持っていて、その能力自体が我々チームを助けてくれる。特に、攻めるのに苦労するような強力な相手と戦う時には彼が試合を打開してくれる。彼が前を向いて走り出したら、誰にも彼を止めることはできないだろう」

 ファビアン・カノッビオ
 「(以前は左サイドで起用されることが数試合あったので)今は当然のことながらメディア・プンタとしてプレーできているので快適に試合ができる。しかし、それはなぜかと言えば、我々がクインシーというサイドでスピードを生かしたプレーをしてくれる選手とプレーできるからだ」

 これらの言葉からもクインシーがチームメイトからの信頼を勝ち取っていることが良くわかる。完全移籍でないのが残念だけれど、もし今年順調に昇格することができれば、何を差し置いても買取オプションを行使できるようにしなければならない。そのためには、膨大な負債を一刻も早く何とかしなければいけないのだけれど…。

 ■Gustavo López: "Si marco al Celta no lo celebraré porque soy agradecido"
  グスタボ・ロペス:「彼らには感謝しているから、セルタ戦でゴールを決めても喜ぶようなことはしない」

 第17節のカディス戦はアウェーのラモン・デ・カランサで行われるが、今シーズンのカディスにはグスタボ・ロペスがいるが、この試合に出る出ないはともかくとして、もし彼がセルタを相手にゴールを決めても喜ぶようなことはしないとコメントしている。

 グスタボ・ロペス
 「自分はキャリアの半分以上をセルタとビーゴで過ごした。ファン達は自分に対して非常に敬意を表してくれたのだから、ゴールを決めたとしてもそれをあえて喜ぶようなことはしない。それが彼らに対する感謝を表すことになると思っている。
 試合に関して言えば、セルタは今非常に調子を上げているし、素晴らしい選手を抱えている。したがってカディスとしてもいいプレーをしなければゲームとして成立しないだろうし、我々の監督もそのように考えているだろう。セルタでいえばカノッビオは偉大なパサーだしスピードのあるFWもいる。前線の三人だけでもセルタは相当な攻撃力があるが、我々としても黙ってやられるわけにはいかない。
 我々が勝てば、もちろん我々自身も順位を上げることができるが、セルタはまさに昇格圏内を賭けて争っている真っ只中だ。彼らもカディスが現在難しい位置にいることをしっているだろうし、容赦はしてくれないだろう。だからこの試合に関しては彼らの敵として思う存分プレーするつもりだ」

 グスタボほどセルタに愛着を示してくれた選手がここ数年いなかっただけに、彼と敵として戦うというのは非常に複雑な気分にさせられる。それは恐らくチームメイトとしても同じ気持ちなのだろう。前回の降格時から一緒にプレーしていたヘスス・ペレーラがコメントを出している。

 ■Perera: "Será raro ver a Gustavo López con otra camiseta"
  ヘスス・ペレーラ:「グスタボ・ロペスが違うユニフォームを着ているのを見ることは妙な気分だ」

 ペレーラは感傷的な気分を隠そうとでもしたのか、冗談を交えながら以下のようにコメント。

 ヘスス・ペレーラ
 「グスタボが違うユニフォームを着て敵として目の前に現れるのは妙な気分だ。ただ、これだけ長い間一緒にプレーしてきたのだから、敵と味方を混同して我々にパスを回してくれることを願いたいね(笑)」

 半分冗談、半分本気といったところなのだろう。本気になったグスタボ・ロペスがどれほど鬼気迫るプレーをするのかは、ペレーラが一番良く知っているはずだ。
 ちなみに、この試合では先発することが予想されているペレーラだが、その件に関しては「オッカスもディエゴ・コスタもいないし、自分が先発としてプレーする可能性は高いだろう。そうなったらゴールを狙ってプレーする」とコメントしている。
    

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出すのか出さないのか。それが問題だ。
2007年12月13日 (木) 00:45 | 編集
 ■Julián Vara: "Es muy fácil sacar tarjetas al Celta"
  フリアン・バラ「セルタにカードを出すのはとても簡単なことなんだろ、ケッ!」

 今シーズン加入したセルタのDFフリアン・バラが爆弾発言…というか、僕達セルタファンは何年も前から知っていることだから慣れっこになっているのかもしれないけれど。

 僕がセルタを見始めてそろそろ10年くらいになるけれど、ヨハン・クライフが絶賛した98-99シーズンから既にそれは始まっていた。つまり、今回バラが言っている「セルタにカードを出すのは簡単」という現象は何も今シーズン始まったわけではない。いつから始まったことなのかはわからないけれど、最も有名なのがセルタ対メヒーア・ダビラ、もしくはセルタ対メフート・ゴンサーレスの「試合」だ。

 彼ら二人が主審を務める試合では、ほぼ間違いなくモストヴォイかカルピン、フアンフランやジョバネーラなど攻撃面では所謂「突っかけるプレー」、守備面では「体を張ったプレー」が身上の選手に対して過剰とも言えるほどイエローカード、レッドカードが提示されてきた。
 モストとカルピンに至っては恐らくこの二人のくだらないカード提示がほとほと嫌だったのだろう。顔を見ればピッチ上で口喧嘩を展開していたので言葉を交わせばイエローが出る有様だった。
 監督で言えばビクトル・フェルナンデスはそこまで退席処分にはならなかったが、ミゲル・アンヘル・ロティーナもかなりの回数退席処分を食らっていたし、フェルナンド・バスケスに至っては「今日は退席にならないように」と祈っていなければならないほど何かある度に退席処分になっていた。

 今シーズン、第15~17節まで3試合連続でレキ、コントレーラス、ディエゴ・コスタが退場処分を受けている。
 バラはセビージャ・アトレティコ戦でのディエゴ・コスタ退場に関しては「全く容赦なくカードが提示された」とコメント。さらにこうぶちまけている。
 「ディエゴ・コスタがウェリントンとの一件で語ったコメントを新聞で見たりしたんだろう。それから多分ビデオを見直したんだろうね。そう、審判にとってはそれで十分だ。それだけで容赦する必要がなくなったわけだ」と。
ディエゴ・コスタ退場 確かに、ディエゴ・コスタへの最初のイエローカードも意味不明だし、2枚目の原因となったダイビングも微妙。ダイブと取れないこともないけれど、あれでダイブを取っていたらサッカー選手でFWをやる選手がいなくなるだろう。
 最近8試合のうち、実に5試合でセルタは誰かが退場処分を受けており、前述のようにここ3試合は連続して退場者が出ている。中には確かにレキの場合みたく言い訳しようがないものもあるけれど、確かによくわからない理由でカードが出されることは今シーズン多いように思う。昔みたいにラジオや新聞記事でしか状況がわからないのであれば判断のしようもなかったけれど、今は幸いにしてYouTubeでダイジェストを毎試合見ることができる。そうなると、どうにも不可解な判定が多いのは目立ってしまう。まあ、負けたわけでないので別に構わないと言えば構わないのだけれど。

 ちなみに、この件に関してバラは最後にこのようにコメントしている。
 「多くの試合で我々は一人少ない状態で戦わされている。やってられないよ」

 …出場する選手としてはそりゃあたまったもんじゃないだろう。審判にはどうやらカテゴリーを問わず嫌われているクラブなんだから、何とか対応して冷静に対処するしかないのかもしれない。
    

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Una victoria para el futuro.:未来へ向けた勝利。
2007年12月10日 (月) 23:29 | 編集

 ■El Celta remonta con uno menos y se acerca al ascenso
  セルタ、一人少ない状況で逆転。昇格へ一歩前進。

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第16節

得点者ホームスコアアウェー得点者

83分、ヘスス・ペレーラ
88分、クインシー

セルタ・デ・ビーゴ2-1セビージャ・アトレティコ

43分、アルメンテーロス

主審

アフォンソ・スアレス(カナリアス協会)

日時/スタジアム/観衆

エスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス 観衆: 9,000人

警告

セルタ・デ・ビーゴ

ディエゴ・コスタ

セビージャ・アトレティコ

 
退場

ディエゴ・コスタ(警告×2)


 散々文章を書いていたのだけれど、ブラウザが突然強制終了したのであと少しで書き終わりそうだったものが全てオジャンになった。イヤになったのでもう適当に書きます (つД`)
 
 先制されてからのロペス・カーロの采配に拍手。ビトーロに代えてペレーラ、ヌニェス、カノッビオに代えてグアイレとホナタン・ビラというのが少し驚いたけれど、結果的にはそのペレーラが同点ゴールを決め、最終的にペレーラのスルーパスからクインシーが逆転ゴール。やることが全ていい方向に向いたのだから文句はないだろう。
 
 前半18分のディエゴ・コスタの退場は頂けないが、モストヴォイが去って以来、こういう馬鹿げた退場劇をできる人材はセルタにいなかったので、キャラ的には懐かしくていいかもしれない。問題は昇格てきたときに残ってくれるか、そもそも残せるだけのお金が手元にあるかどうかだけれど…。
 この試合に勝ったことは最後にモノを言うかもしれない。勝ち点で並べば直接対決の成績にも左右されるし、セビージャ・アトレティコの今後の戦い如何ではこの試合に勝ったことが昇格の一因になるかもしれないのだ。
 それにしても、この試合のクインシーは、というかマラガ戦からのクインシーは本当に素晴らしい動きをしている。マラガ戦のウェリントンを小馬鹿にしたようなドリブルも素晴らしかったけれど、この試合でも逆転ゴールを含めてゴールへ向かう動きは特筆すべきものがあった。
 今後もこの調子で言ってくれれば文句は一つもない。
 
 というわけで、上位陣の順位表

順位表(第16節終了時

順位

チーム名

勝ち点

1

ヌマンシア

33

2

マラガ

32

3

スポルティング

27

4

エルチェ

26

5

セルタ・デ・ビーゴ

25

6

グラナダ74

25

7

セビージャ・アトレティコ

25

8

エルクレス

24

 たった1試合でセビージャ・アトレティコは7位まで後退。とにかく、セグンダでは負けることなく勝ち点を積み重ねていくことが最も重要だ。


 次節以降の対戦カードは以下の通り。

 第17節 カディス-セルタ
 第18節 セルタ-グラナダ74
 第19節 テネリフェ-セルタ
 第20節 セルタ-サラマンカ

 第18節までが2007年の試合。17、18節で連勝することができれば、年明けからの戦いはかなり楽になる。
 前回の降格時も年明け1月はまだ5位で、そこから連勝したことによって一時は首位に立ち、最終的に昇格を成し遂げた過去がある。

 そろそろ地獄の釜が煮立ち始める頃になってきた。
    

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第16節試合開始前。
2007年12月09日 (日) 21:19 | 編集
 ■リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第16節-1日目
リーガエスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第16節-1日目結果
ラシン・デ・フェロール1-3グラナダ74
エルチェ1-0カステジョン
アルバセーテ0-3アラベス
ジムナスティック1-1マラガ
ラス・パルマス1-0エイバル

 ラシン・デ・フェロールはかなりマズイ状況になっている。これで降格圏内と2ポイントしか離れていない17位。一度落ちたらまたセグンダAに昇格するためにあの地獄のようなリーグ戦+昇格ミニリーグをやらなくてはいけない。何としてもセグンダA残留を成し遂げたいところだろう。

 マラガは前節のセルタ戦に続き勝ち点を伸ばせず。開幕当初の勢いに少し陰りが見え始めたか。エルチェ対カステジョンの潰しあい対決は、どちらかといえばカステジョンが勝ってくれたほうがセルタにとっては有利だったのだけれど、さすがにそうは問屋がおろさずエルチェが勝利。これでカステジョンは勝ち点18のまま。
 最下位のラス・パルマスはエイバル相手にホームで貴重な勝利。ようやく勝ち点を13まで伸ばしている。どうやらこの試合で福田健二が出場し、アシストをしたようだけれど、残念ながら最下位のチームでそんなことをしてもスペインのメディアでは取り立てて騒がれるはずもなく。どんな手を使ってでもヌマンシアに残留できていれば、今頃は昇格レースの真っ只中で活躍していたかもしれないのに…。

 そろそろ上位-下位に差がつき始めており、7位、8位、9位あたりから下とそこから上に勝ち点差が3以上つき始めている。セルタも今日のセビージャ・アトレティコ戦にバライードスで勝つことができれば差をつけることができるため、久々にバライードスでの勝利が欲しいところ。

 前節退場になったコントレーラスが出場停止になることを受けて、アグスが久々にスタメン出場の予定。そのアグスは、セビージャ・アトレティコのここまでの快進撃に関して以下のようにコメント。
 「彼らは自分達の若さという最大の長所を上手く活用して素晴らしいシーズンを送っている。彼らを単なる”Bチーム”だとは思わないほうがいい」

 また、現在のチームのポジション的に言っても、この試合に勝てば昇格圏内が射程距離に入るのでは?という問いかけに対しても、
 「昨シーズン、自分がカスティージャでプレーしていた時にシーズンが半分終わった時点で8位だった。しかし、最終的にはセグンダBに降格している。リーグ戦は長いし、奥の深い競争だ。決して短距離競技ではないのだsから、あまり目先のことにはとらわれないほうが自分達のためになる」と答えている。
    

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セルタ関連ニュース拾い読み。
2007年12月06日 (木) 00:06 | 編集
 ■Adrián González: "Es normal que piense en irme en diciembre"
  アドリアン・ゴンサーレス「12月に出て行こうと自分が考えるのは普通のことだ」

 まあ、プレーできなければ、できるところに行くというのはプロのサッカー選手であれば当然のことだとは思うけれど。
 ただ、彼の場合そこまで強気なことを言える立場なのかどうかというのは正直言って疑問。別にレアル・マドリー・カスティージャで抜群の成績を残していたわけでもないようだし、たまに交代で出場した時にも大したインパクトを残せないまま。

 確かに、ストイチコフが彼の獲得を決めて、しかもそのストイチコフがいなくなってしまったことで彼の存在意義が宙に浮いた感じになったのは事実だが、新監督が以前カスティージャを率いていたロペス・カーロであることを考えれば、それはまだまだアドリアン自身に力が無いということなのではないのだろうか。そもそもストイチコフだって彼をスタメンでは使わなかったわけだから。

 僕個人的には彼を獲得したのはモウリーニョ会長が宣言している「カンテラと若手選手の強化」というスローガンに沿ったものだったと思っているし、いきなり獲得してきたマドリー畑のお坊ちゃんがセルタみたいなクラブで、しかもギスギスした昇格レースの中で力を発揮できるとは思えない。
 おまけに出て行く場合にはカスティージャになるらしいというのがまた泣けてくる。確か今のカスティージャには監督だかコーチだか、とにかくスタッフの一人として父親でもあるミチェルがいるはず。この期に及んで親父の下に帰るより、ちょっと我慢して経験を積んで自力でポジションを奪い取るくらいでなければ、親父みたいにマドリーと代表の右サイドを定位置になんてできないぞ。

 ■El Celta prevé un déficit de once millones de euros en Segunda
  セルタ、セグンダでの収支を赤字と予測。

 当然のこととはいえ、今年のセルタはどんなに勝っても昇格しても赤字になる模様。
 
 レアル・クルブ・セルタ・デ・ビーゴ スポーツ株式会社 2007-2008期 収支予測
 ◆テレビ放映権料、大幅減
 プリメーラでは広告料と合わせて1600万ユーロ(約26億円)あったテレビ放映権料が、セグンダに落ちたことによって370万ユーロ(約6億円)へ減少。

 ◆チケット売り上げ、壊滅的減少
 昨シーズンでさえあまり期待を感じさせるチケット売り上げはなかったが、今年はさらに危機的な状況が予測される。昨シーズンは17試合で160万ユーロ(2億6千万円)のチケット収入だったが、今年はなんとホーム開催21試合で27万5538ユーロ(4465万円)と83%減で予測。最大の要因はソシオの減少。

 ◆ソシオ数の減少
 今シーズンのソシオ数はクラブの公称では13,000人とされているが、これでも昨シーズン比で55%減。これにより、ソシオの年間チケット収入はわずか70万ユーロ(1.1億円)にしかならない。
 ちなみに、バライードスのチケット平均価格(全スタンド)を35ユーロとすると、3万人収容のバライードスで27,000人がソシオだった場合、(35ユーロ×21試合-15%)×27,000人=1684万8000ユーロ(27億円)の収入になる。まあ、現実にはスタンドごとに年間チケット価格が違うので何とも言えないけれど。

 ◆現場の人件費は横ばい
 昨シーズンの選手・現場スタッフ人件費の総額は1570万ユーロ(約25.4億円)だったが、今シーズンは1400万ユーロ(約22.7億円)。

 …などなど、他にもいろいろあったが、読めば読むほどウンザリするので興味があれば翻訳サイトにでもかけて自分で読んでください(笑)
 当たり前のことだけれど、収入は減っているのに支出が変わらないのであれば赤字になるのは至極当然のこと。足し算と引き算さえできれば小学生でもわかる。

 株主総会の様子もニュースとして見たのだけれど、これまた胃が痛くなるような話が満載なので、今日はとても日本語にする元気がない。明日か明後日、改めて書くことにします。

 あ~あ、全くもってトホホな日々…。
    

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どこかにいそうな人、爪の垢をもらいたい人。
2007年12月04日 (火) 23:32 | 編集
 ■オシム氏第一声「試合は?」 会話始める

 なんとも考えさせられる記事。イビツァ・オシム監督が意識を回復しつつあるというニュースは既に報道されている通りだし、家族と少しだけ会話したというのも聞いてはいたのだが、アサヒ・コムのこの記事を読むといろいろと考えさせられる。

 日本サッカー協会は当然のことながら3月に始まる2007年南アフリカワールドカップのアジア3次予選へ向けた準備として、岡田武史を新監督に据え、正式に岡田代表監督が誕生したわけだが、記事中のオシムが「試合は?」という言葉を発したという文章を読んでしまうと、何だか複雑な気持ちになる。
 彼は彼で夢の中で既にワールドカップ予選を戦っていたのかもしれないし、脳梗塞で倒れて2週間近く意識がなかったにもかかわらず、目を覚ました第一声が「試合は?」である。想像やロマン的な考え方でしかないけれど、ひょっとしたら彼はワールドカップ予選中に倒れたとでも勘違いしているかもしれないとさえ思えてしまう。それくらい、オシムの頭の中はサッカーで一杯なのだろう。
 程度の差はあるだろうけれど、同じサッカーバカの一人として、自分もこうでありたいとさえ思ってしまう。それくらい彼はサッカーのことを常に真剣に考えているのだと思う。

 きっと、オシムの頭の中には12月に予定されていた合宿でどんな練習をして、どんな話をして、誰を召集して、いくつか戦術的なパターンを模索しようというような思いがいくつもあったはずだ。それを目にすることが(恐らく)できなくなってしまったことが、本当に残念でたまらない。この1年半という時間は、日本のサッカーファンに与えられた束の間の夢だったのか、それとも未来へ向けて何をすべきを示す道がおぼろげに垣間見れた時間だったのか、どっちだったのだろうか。

 岡田監督がどんなサッカーをするのかはまだ全くわからない。正直、以前の代表監督時代、札幌時代、横浜時代の彼のサッカーは好きではないし、あまり一貫性が感じられないと僕は感じている。だから、どうしても今の段階では期待の持ちようがない。
 仮に本大会出場を決めたとして、また98年のダイナスティ・カップみたく、突然3バックをやり始めたり、フランス・ワールドカップのジャマイカ戦みたく突然ロペスと中山の2トップにしてみたりするのではないかと思ってしまうのだ。あそこまで酷くはないのだろうけれど。

 オシムといえば、ちょうど僕がスペインに住んでいた2000年から2001年にかけて、シュトゥルム・グラーツの監督だった。その年のチャンピオンズ・リーグではまだ2次リーグ制で、1次リーグを首位突破したシュトゥルム・グラーツは2次リーグでマンチェスター・ユナイテッド、バレンシア、パナシナイコスと同組となり、バレンシアとのホームゲームはスペインでもTVE(Televisión Española)で生中継されていた。この試合はアジャラ、ヨン・カリュー、キリ・ゴンサーレス、ディエゴ・アロンソの2ゴールで0-5と大敗を喫したのだけれど、スコア以上に試合内容は拮抗しており、一緒に見ていたスペイン人の友人も「このオーストリアのチームは凄い。普通なら諦めるのになんでこんなに走るんだ」と驚いていた。後に名古屋に移籍するヴァスティッチや広島に移籍するポポヴィッチなどもこの時には在籍しており、彼らが日本に来た時には「ああ、あいつらか」とびっくりしたのを覚えている。
 その時に見たシュトゥルム・グラーツの印象は、「もう少ししたらこのチームは強くなるんだろうな」というものだった。まあ、それは夢だったわけだけれど。

 だから、本当のことを言うとオシムが退院して記者会見を開くようなことがあるまで、僕はあまり代表監督人事については聞きたくない。どうせ今、監督が彼でなくなったら、また日本代表のサッカーは方向性を見失うのだから。いくら継承路線だとは言ったところで、岡田監督はオシムではないし、考えることもオシムのようには考えない。違う人間なんだから。

 もっとオシムが何をやろうとしているのか見たかった。本当にそう思う。

 ■Ramón Martínez: "No veo muchas plantillas mejor que la nuestra"
  ラモン・マルティネス「我々より優れたメンバーを抱えたチームは見当たらない」

 一体何をほざいているのかと思ってしまう一言だ。確かにネームバリューで言えば今のセグンダAでは群を抜いてプリメーラ経験者が多いけれど、今主力で試合に出ている選手(クインシー、ビトーロ、マリオ・スアレス、ディエゴ・コスタ)のうち、何人が完全保有選手だったっけ?
 「私はセグンダの数多くのクラブを知っているが、仮に全チームに所属する選手一人一人を見比べてみても、断然セルタの選手を獲得したいと思うだろう」
 などとふざけたリップサービスをしている暇があるならセグンダのクラブではなく、もっと上のカテゴリーからセグンダどころではない実力の持ち主を連れて来い。それがオマエの仕事だろうが。
 彼は「セルタは非常に競争力のあるチームで、昇格に値する実力を兼ね備えていると確信している」などと寝言にも似た戯言を公共媒体を使って撒き散らしているわけだが、率直に言って「競争力があって昇格に値する」力を持っていることなど最低条件だ。昨シーズンの戦力を考えれば今セグンダにいること自体あってはならないことなのだから、本来なら今頃プリメーラでUEFAカップ圏内でも争っていてもらわなくては困る。
 言うに事欠いてセグンダでの実力差がどうだこうだとほざきだすとは思わなかった。この男には心底ウンザリさせられる。グスタボ・ロペスの一件の時にもコイツだけは許せないと思ったが、新聞紙上で自分の低脳ぶりを明らかにしてくれたおかげで海を越えて情報が伝わり、この男を許してはいけないことを思い出せた。

 そう言えば、「どのツラ下げて言えるんだ」とラモン・マルティネスには言いたいのだが、レベル的には似たようなことをやっている協会トップがいるんだっけ。

 そうそう、「最強メンバー」がどうたらこうたらと声高に叫んでいたのに、今年は「あれはあれで仕方がない」みたいなことをあっさり言ってしまう御仁が…。

 想像で物を言うのは良くないかもしれないけれど、人間は保身に走り出すとこうなるのだろうか。
    

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MOTTAINAI~もったいない~
2007年12月03日 (月) 23:40 | 編集

El Málaga salva un punto ante el Celta
  マラガ、セルタから1ポイントを奪取

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第15節

得点者ホームスコアアウェー得点者

56分、カジェーハ

マラガ1-1セルタ・デ・ビーゴ

55分、カノッビオ

主審

ホセ・アントニオ・テイシェイラ・ビティエネス(カンタブリア協会)

日時/スタジアム/観衆

エスタディオ・ラ・ロサレーダ・観衆: 17,000

警告

マラガ

イダルゴ、カルピンテーロ、アポーニョ、サルバ、

セルタ・デ・ビーゴ

ディエゴ・コスタ、コントレーラス、カノッビオ、クインシー

退場

コントレーラス(警告×2)

 
 



 首位との直接対決を迎えたセルタ。晴天の中、ラ・ロサレーダには15,000人近くの観客が集まり、絶好のコンディションの中でキックオフとなった。
 序盤はマラガに押し込まれる展開になり、何度か危ない場面を迎えたようだけれど、どうやらテキスト実況を見ている限りではセルタもかなりのチャンスは作っていたようだ。ディエゴ・コスタとクインシーがかなりチャンスを作っていたようで、この二人の名前が繰り返し出てきた。
 ただ、警告の数がかなり多く、これでは次の試合で誰かが警告を受けたらサスペンションを受けかねない。実際にコントレーラスはロスタイムに2度目の警告を受けて退場になっている。
 ロスタイムに退場はもったいないというか、久々に出場してその結果が退場ではコントレーラスも浮かばれないだろう。
 負けなかったことだけは評価。勝ち点は伸ばしてスポルティングとの勝ち点差は5。エルチェ対コルドバの試合結果にもよるが、7位~8位はキープできることになる。
 ここに来て徐々に上位と下位の勝ち点差が離れてきている。うっかり負けたりしてこちらが離されないようにしないと、今年のJリーグのような逆転優勝がいつでも可能とは限らない。

 …というところまでを12月2日に書いているのだけれど、改めてこの素晴らしいダイジェストを見てみると、ルー大柴よろしくこう言いたくなってしまう。
 「それって絶対MOTTAINAI!」
 ここまで攻め込んでいて、尚且つ10分のダイジェストになっているにも拘らず、マラガの決定的なチャンスがあまり出てこないことやセルタの決定的なチャンスが5~6回あったのを見てしまうと、「もったいない」としか思えない。昨日の試合が終わった段階では、負けなかっただけ良かったと思っていたけれど、この試合内容を見てしまうと、MARCAの記事タイトルが言うとおり、「マラガが1ポイントを勝ち取った」試合で、「セルタが勝ちきれなかった」試合ということになる。
 そろそろロペス・カーロも選手の特徴や、何をどうすればチームが有機的に機能するのかについてはわかってきているのだろう。そうでなければ恐らくディエゴ・コスタとペレーラの2トップにして、クインシーは途中出場だったかもしれない。それぞれの適正を見た上で、改めて4-2-3-1の形に戻し、尚且つカノッビオをメディア・プンタ(=トップ下)にしたのだろうと思う。

 勝てなかったとはいえ、試合の内容自体はかなり好ゲームだったのは事実。マラガファンが亡くなったということで黙祷を捧げてからのキックオフで、試合の入り方としても双方ともに文句ない立ち上がりだったし、雰囲気も良かった。
 本当に、後は押し込むだけでよかったのだが…。「たら、れば」になってしまうが、前半のクインシーが一人で切れこんでシュートしたこぼれ球をディエゴ・コスタが押し込んだオフサイド(だったらしい)のシーンは、全く理解不能だ。
 実況していたCanal+のアナウンサーも解説者も、
 アナ:「ディエゴ・コスタ、オフサイド!これはオフサイドか?」
 解説:「これはビデオを見る必要がありますよ」
 アナ:「見てみましょう!」
 アナ&解説:「…。……?。………!?」
 アナ:「どこがオフサイドだよ!」
 解説:「この副審の目が理解できないな。あり得ない」

 と言う始末。クインシーがシュートを撃った段階でマラガDFはディエゴ・コスタの2歩前にいるし、ルールブックに照らし合わせて解釈すると、どうあがいてもあのポジションがオフサイドになるとは思えない。というかあり得ない。
 しかしながら、このシーンはあり得ないとしても、その後のいくつかのプレーも若干あり得ない。まず同じくディエゴ・コスタがヘディングで飛び込んだシーン。クロスバーを越えてしまったが、あれは決めないとまずいし、ロスタイムのマンチェフの1対1も決めないと話にならない。「プレーできないなら出て行く」と言っているヒマがあるならああいうプレーを決めてもらわないとこちらとしても「だったら出て行け」となってしまう。

 これを簡単に「決定力不足」で片付けることはできないだろう。あれだけのお膳立てができていたにも関わらずそれを決められないというのはチームとしての問題と言うよりも個人の集中力と注意力の問題だ。ディエゴ・コスタのヘディングミスに関しては位置取りと相手のポジションさえチェックしておけばあとは触るだけでよかったはず。マンチェフのミスにしてもあれだけ振り切ってフリーになっていたのだからGKのポジションを冷静に見極めることくらいできていたも良かった。

 よく「決定力」と言うけれど、これは非常に便利かつ危険な言い訳キーワードだと僕は思う。そこでこう思わなければいけないのではないだろうか。
 「ではなぜ決定できないのか?」
 と。最終的にボールをゴールに叩き込むのはボール保持者であって、アシストする選手ではない。今はあまりそんなタイプの選手はいないけれど、かつてで言えばジーコやプラティニ、ルンメニゲやマラドーナがこれ以上ないほど完璧なパスをDFとGK全員を交わしてFWに出したとしても、カレカ、パパン、フェラー、バルダーノやブルチャーガがそっぽを向きながらシュートして外せば、それは「決定力」ではなくてただの「注意力散漫」と「集中力の欠如」でしかない。
 FWがシュートする時にミートの瞬間までボールに集中していれば、FWである以上ゴールの大きさや距離感などは掴めているものなのだから無意識的にどこにシュートすれば入るかはわかるものだ。それを、例えばミートのコンマ5秒前に「ここでGKの逆を突いてやろう」なんて邪な考えが頭をもたげるとそんなことを考えた分だけ集中力が削がれるし判断が遅れる。だからシュートが外れていく。

 昨シーズンまでセルタにいたフェルナンド・バイアーノはそういう意味でパーフェクトなFWだった。自分で把握している距離感を最後まで持ったままミートしているから、角度が厳しいシュートでもけっこうGKの脇の下を抜いて決めたりすることが多かった。感覚的なものも左右するのかもしれないけれど、プロである以上はその部分の感覚は持っていてもらいたいと思ってしまう。…ファンの独りよがりな思いではあるけれど。

 勝てなかったことは許されない試合だったにしても、負けなかったおかげで7位はキープ。一応昇格圏内へのポイント差も5に縮めることはできた。次の16節、対セビージャ・アトレティコ戦@バライードスでは、しっかりと勝たなければ、その次のカディス戦がアウェーであることを考えると厳しくなる。この3連戦が上位との勝ち点差を縮める最大のチャンスなのだから、年内の残り試合は本当に集中して臨んでもらいたいものである。
    

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混戦模様のお膳立て。
2007年12月02日 (日) 13:41 | 編集

 ■El Numancia se hace líder en Tenerife
  ヌマンシア、テネリフェで首位に立つ

 ■La Real Sociedad se distancia de los puestos de ascenso
  レアル・ソシエダ、昇格圏から後退

 ■El Granada 74 se llevó los tres puntos ante el Sporting
  グラナダ74、スポルティングから3ポイントを勝ち取る

 ■El Hércules aleja al Nástic de la zona de ascenso
  エルクレス、ジムナスティックを昇格圏から引き離す

 

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第15節

テネリフェ0-2ヌマンシア
エルクレス3-0ジムナスティック
セビージャ・アトレティコ0-0レアル・ソシエダ
グラナダ741-0スポルティング

  土曜日に行われたセグンダA4試合の結果は表の通り。2位に着けていたヌマンシアが順調にテネリフェを下して暫定の首位浮上。今日行われるマラガ対セルタの結果如何では首位をキープすることになる。

 ジムナスティックはエルクレスに痛い敗戦。勝てば11位から6位へのジャンプアップが可能だったが、エルクレスにしてやられた感じ。

 セビージャ・アトレティコは聖地サンチェス・ピスフアンでレアル・ソシエダとドロー。レアル・ソシエダはセグンダに落ちてもサンチェス・ピスフアンでゲームをすることをどう感じながらプレーしたのだろうか。

 スポルティングはグラナダ74にまさかの敗戦。セグンダBから昇格してきたばかりで、ホーム試合の開催すら危ぶまれていたグラナダ74がこれで7位に浮上。ちょっとした驚きだ。

 この結果を受けるとセルタはもし今日のラ・ロサレーダでマラがに勝つことができればエルクレスを抜いて単独5位に浮上。昇格圏内まであと3ポイントのところに詰め寄ることができる。現状では6ポイント差だから、ここで縮めることができればかなり大きい。
 それより何より、今日の試合で最も重要なことは首位のマラガと対戦するということ。目先の昇格圏内のことももちろん大切だけれど、リーグ戦を長い目で見た場合、ここで首位を蹴躓かせることで最終的な昇格レースがもつれた場合に直接対決の成績が有利になる。セビージャ・アトレティコがこの調子のまま最後まで行くとなると、上位がかき回されることになるのは目に見えているので、セルタとしてはできるだけ上位陣との対戦を勝って終わりたいところ。

 何でもいいからとりあえず勝ってくれれば文句はないけれど…。どうなることやら。

    

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第15節:マラガ戦前夜のコメント。
2007年12月01日 (土) 23:37 | 編集

 ■López Caro: "Ante el Málaga debemos poner valentía y descaro"
  ロペス・カーロ「マラガに対しては、ある意味図々しくも勇敢に立ち向かう必要がある」

 「規律やバランス、アグレッシブさを保ちたいと思っているだけなら、マラガで傷つくことはないだろう。ただし、もしマラガを相手に勝利を収めたいと思うなら、そこには勇敢さとある種の図々しさがなければ不可能だ」と、セルタのフアン・ラモン・ロペス・カーロはコメントしている。

 ロペス・カーロ自身はラ・ロサレーダで自身が体験した7試合のうち、6試合で勝利を収めており、彼個人的にはラ・ロサレーダでの戦い方は熟知しているのだろう。
 「マラガは非常にホームで強いチームだ。アグレッシブで、自分達を信じることで高いレベルを保っている。したがって、我々が勝つためにはまず守備を強固にしなければならないし、彼らを自陣に閉じ込めておこうと思ったら勇敢に図々しくプレーしなければならない。もし我々がそのようにプレーできたとすれば、ゲームは素晴らしいものになるだろう」
 とのこと。

 キプロス代表FWイアニニス・オッカスの欠場については、すでに違和感や代表への合流などで数週間はクラブの練習からは離れていることもあり、その意味では不在による影響は少ない。そもそも現在のチームでは誰もがスタメンを勝ち取れる可能性を秘めており、誰にでもチャンスがある。そして誰が出たとしても、チーム得点王のオッカスと同等か、あるいはそれ以上の結果を出せると確信していると無難な受け答え。こういうところを見ると、さすがにレアル・マドリーをまとめただけのことはあるな、と関心する。

 ■Pablo Contreras no "cierra las puertas" a irse del Celta
  パブロ・コントレーラス、セルタ退団の可能性を否定せず。

 セルタのチリ代表DFパブロ・コントレーラスは既に5年目のシーズンをセルタで過ごしているが、今シーズンに関しては開幕当初のゴタゴタの影響からかストイチコフ前監督の構想から完全に外れ、第10節のスポルティング戦で、9節に退場処分を受けて出場停止になっていたルベンの代役として出場した1試合以外1度もプレーしていない。この状況に関してコントレーラスは、
 「退団の可能性を閉ざしているわけではないけれど、今のところはその可能性は少ない。もしクラブと話し合うべきオファーが届いた場合は、改めてその可能性を直視すべきだろうとは思う」
 とコメント。ついこの間まで不動のセンターバックとしてレキとコンビを組み、チームを支えていた身としては、クラブからの扱いは耐え難いものに違いない。負債額を考えれば、代表歴もあるコントレーラスは「高給取り」であり、財政的に余裕を持って抱えていられる選手でないことは確かに明らかなのだけれど、だからといって今回のような扱いをされるべき選手でもないのは確かだ。本人としてもポルトガルやオサスーナに度々レンタルに出され、ようやく掴んだ低位置をプレーとは関係のない要素で奪われたことに対しては憤懣やるかたなしという気持ちもあるのだろう。 
 
 マラガ戦では出場停止のレキに代わってルベンとコンビを組みスタメンでプレーすることが確実なコントレーラスは、そのことに関しては以下のように発言している。
 「プレーしたいのは山々だが、自分の置かれている状況はアグスと全く一緒。つまり、プレーできるかどうかは監督が誰を選ぶかにも左右される。ただ、スポルティング戦の時よりはコンディションはかなり上向いているのは事実だ。もしプレーできるのであれば、サルバには気をつけなければいけないだろう。常に大量のゴールを挙げている選手だから」

 今シーズンのスタメンを振り返ってみると、
 GK:ピント
 DF:ルーカス、ルベン、ペーニャ、ロベルト・ラーゴ(ザネフ)
 MF:ビトーロ、ホルヘ、カノッビオ、ヌニェス、クインシー
 FW:オッカス(ディエゴ・コスタ、ペレーラ)
 と、昨シーズンまでのスタメンはピントとカノッビオしかいない。ここ数試合はレキが復帰したことによって3名だが、メンバーも様変わりした中でチームを知っているという意味合いでレキ、カノッビオ、コントレーラス、ピント、エステバンらが果たせる役割は大きいはず。「もう一度プリメーラへ」という欲求という観点からも彼らのような選手はもっと大事にしたほうがいいとは思うのだが、今のクラブにそれをわかっている人物がどれくらいいるのか…。幸いなことにロペス・カーロは首脳陣の操り人形にはならないだろうと思えるので、それだけは救いだが。

 何はともあれ首位との直接対決。負けないことがまず第一に求められることではあるけれど、できれば勝利して次に弾みを付けられるような戦いを見せてもらいたいものである。

    

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お待ちかねの海外渡航者情報。
2007年12月01日 (土) 21:23 | 編集
 ■在スペイン日本国大使館・領事班より

 「スペインは首絞め強盗があるんでしょ?危ないよね」
 とか、
 「スペインてテロが多いんでしょ?危ないよね」
 などと言われるようになって久しいわけだが、またネタ提供元となるニュースが届いた。といっても、これは定期的に外務省や在スペイン日本大使館がアップする現地情報でしかないので、別に際立ってマズいことが起きたというわけでもない。

 リンク先を見てもらえればわかると思うけれど、圧倒的にマドリーとバルセローナが多い。たいていの場合はこの二つの都市がスペインの玄関口になるし、ここを拠点にスペインを旅行する観光客がほとんどだろう。日系企業もマドリーとバルセローナに集中しているし、日本人の在住者も多い上に在スペイン日本人会もあるくらいだから日本人コミュニティーもある。

 マドリーのセントロ、所謂繁華街では白昼堂々と首絞め強盗が行われるという話が有名だが、何も劇場や商店が立ち並ぶグランビアの目抜き通りで起こるわけではない。まあ、何度かそういうケースもあったらしいけれど。

 10月13日(土)
 首絞め強盗
 午後7時頃、男性観光客が地下鉄デリシアス駅付近を通行中、突然背後から首を絞められ、気を失っている内に、パスポート、財布、現金、クレジットカード等の入った鞄を奪われた。

 これは微妙。デリシアスが特段危険というわけではないと思うけれど、マドリーのメトロは中心街以外だと駅周辺は入り組んだ道も多く、地元の人もあまり歩いていないような裏通りもちょこちょこ見受けられる。ちょっとした冒険心で行ってみるととんでもない目に会うのだけれど、この被害者の方はどういう状況だったのだろうか。
 ちなみに、僕が住んでいた頃にマドリーで近づくなと言われていたところはオペラ、ラバピエエス、ラ・ラティーナの三角地帯。ちょうどその頃(2000年~2001年)にかけて、モロッコ、韓国、中国、スペインと4カ国系マフィア・ギャング組織の抗争、要するに縄張り争いがこの三角地帯で展開されていたらしく、発砲事件も日常茶飯事だと聞いたことがある。このマドリー地下鉄マップを見てもらえればわかるけれど、3駅とも有名なプエルタ・デル・ソル=駅というとソルの目と鼻の先。中心からほんの少しだけ離れただけのところである。繁華街に近いからと言って安全とは限らないのは何もスペインに限った話ではない。

 10月17日(水)
 首絞め
 午後2時頃、男性旅行者2名がマジョール広場付近のレストランにて食事後、ソフィア美術館に向かいマグダレナ通りを歩いていたところ、突然背後から首を絞められ、2人とも気を失っている内に、パスポート、財布、現金、クレジットカード等の入った鞄、腕時計等を奪われた。

 これはもう運が悪いとしか言いようがない。レイナ・ソフィア(=ソフィア美術館)のすぐ近くにはアンダルシア方面へ向かうAVEの発着駅でもあるアトーチャ駅があるけれど、あのあたりもマドリーの街の中では南に位置しており、周辺はそんなに人でごった返しているという感じでもない。一つ指摘するとすれば平日水曜日の午後2時という時間がまずかったのかもしれない。
 マドリーはいわずと知れたスペインの首都。地方の街とは違って、昼食も外で済ます人がそれなりにいるとはいえ、そこはスペイン。平日の午後2時といえば一般家庭の昼食時であり、近所で働いている人ならその時間は自宅に帰っていて外にはいない時間帯である。
 恐らくレイナ・ソフィア周辺もあまり人がいなかったはずだから、その辺をウロウロしているのはレイナ・ソフィア目当ての観光客以外は考えにくい。ということで、この被害者の方達は目をつけられたのだろう。

 10月25日(木)
 強姦未遂  
 午後11時頃、当地に在住の邦人女性が地下鉄ビルバオ駅付近にあるバルの女子トイレに入ったところ、見知らぬ男に背後から強く押され、トイレの個室に連れ込まれ、服を脱がされそうになったが、男を説得し無事解放された。

 これは在住者だから助かったとしか言えないだろう。ビルバオは1号線と4号線が重なる乗り換え駅で、普通の住宅街。その地区のバルでこんなことが起こるというのは衝撃的だけれど、時間を考えればこれも微妙と言えば微妙かもしれない。
 平日でも23時半や24時に待ち合わせて遊びに行く習慣があるスペインでは、22時~23時がちょうど一般家庭の夕食時にあたり、この時間帯もエア・ポケット状態になったりする。レアル・マドリーは前日24日にベルナベウでオリンピアコスと対戦しているから、すぐ近所のベルナベウに人が集まって周りに誰もいなくなったわけではないのだろうけれど、それにしたってバルのトイレで強姦未遂ってのがおかしな話だ。行きつけのバルならオヤジが助けてくれるだろうし、あのあたりに店員の目の届かないようなでかいバルがあるんだろうか。

 これが全てではなく、あくまでもリンク先に紹介されているものは日本大使館に連絡があったものに過ぎない。小さなものまで含めたらもっとたくさんの事件があるのだろうけれど、被害に逢っている時間帯に注目して欲しい。午後2時とか、午後21時、午後23時といった昼食・夕食など、スペイン人の一般生活ではあまり外にいないはずの時間帯で被害が目立っている。
 「郷に入らば郷に従え」「ローマではローマ人のように振舞え」という諺が日本にも外国にもあるように、現地の生活に溶け込み、リズムを合わせてしまうのがこういった被害に逢わない最大のコツかもしれない。
 偉そうにのたまっているけれど、じゃあ僕がその通り気をつけて全く危ない目に逢わなかったのかと言えば決してそんなことはなく、スリや強盗未遂にあったことは数回あるし、まさにこの午後2時とか3時とかの時間帯に僕もやられたことがある。

 ただ、これらのような犯罪はスペインでしか起こりえない特殊なものかと言うと、絶対にそんなことはない。
 だって、よく思い出して欲しい。公衆の面前で女性を脅して電車のトイレで強姦したりするクソ野朗や、「社会への復讐だ」とか言って繁華街で包丁を振り回す殺人鬼が突然現れたりする国に僕達は住んでいるじゃないか。

 「スペインが危ない」んじゃなくて、「外では何が起こるかわからない」と思えないこと自体が一番危ない。言葉もわからず旅行するのが悪いなんて全く思わないけれど、わからないから不安になるんだし、不安になるなら不安を解消するための方法論くらい事前に調べておくくらいできるだろうに。いや、今回紹介したような被害にあった方々が悪いと言っているんじゃない。何も考えないでこういう話を聞いて、「スペインて危ないね」などとしたり顔で言う連中に一言言いたいだけだ。だって、被害にあった人達は好奇心や冒険心と同じくらいの不安を抱えてそれでも現地に行ったんだから、そこで被害にあうのはある意味仕方がないし運が悪かったとしか言えない。だから、願わくば彼らがスペインを嫌いにならずにいてくれればいいなと思う。

 僕の友人がマドリーで首絞め強盗にあい、気がついたときに抱きかかえてくれた人達や、僕が強盗にあったときに一緒に撃退してくれたモヒカンのアンちゃんみたいな人だってスペインにはたくさんいるのだから。
    

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