セルタ、ロベルトをラシン・デ・フェロール。アドリアンをナスティックへ放出。
時差があるため、日本時間の31日。スペイン時間の30日に、セルタはブラジル人MFロベルト・ソウザをラシン・デ・フェロールへ。アドリアン・”トゥイーナー”・ゴンサーレスをジムナスティック・デ・タラゴーナへ、それぞれ今シーズン終了までのレンタルで放出することを発表した。
移籍会見が放送されたのはロベルトのみ。「プレーできる能力を示せずにセルタを去るのは個人的には非常に不本意だし、様々なことにがっかりしている。ただ、ラシンでしっかりとプレーできることを証明したいと思う」
セルタとの対戦がまだ残っているが?という記者の質問に対しては、
「対戦するのはとても嫌だね(笑)まがりなりにも自分が所属していたクラブだし、つい昨日まではセルタで出場機会を得るために毎日トレーニングを重ねていたわけだから。ピッチに立つことがあったら、全力でプレーするだけとしか言えないな」
とコメント。早速ラシンのチームカラーである緑のパーカーを着て記者会見に臨むなど、一応周囲には気を使っている様子が見て取れる。
アドリアンに関しては特に映像でのニュースはなし。ついこの前はクインシーの不在によって自分にもチャンスが出てきたから当分はセルタで頑張るとかなんとか言っていたのに、急転直下で移籍が決定。本人の意思なのか、それともクラブの都合なのかは定かではないけれど、本人が11月から「プレーできないなら出て行きたい」と公言していたわけだから、覚悟を決めて臨んだ先週の試合で出場機会が得られなかったことと、恐らく左サイドの人材に困っているジムナスティックからのオファーがたまたま重なったのだろう。
結局この二人は一度もプレーを見ることなくクラブを去ってしまった。レンタルということだから、ひょっとしたら今シーズン無事に昇格を果たしてプリメーラに復帰した時にチームに戻ってきて、テレビ放送があったらそこで目にすることはできるのかもしれないけれど、どうだろうか。プリメーラに復帰したからといっていきなりクラブにお金が増えるわけでもないから大物の獲得は難しいだろうし、そうなるとレンタル復帰組は貴重な戦力にはなるはずだが…。
■El Valladolid ficha a Aguirre y recupera a Manchev
バリャドリー、アギーレを獲得し、さらにマンチェフを取り戻す。
そして、結局ブルガリア人FWウラディミール・マンチェフはレアル・バリャドリーに今シーズン終了までのレンタルで復帰。バリャドリーにとっては昇格の立役者なだけに、彼が戻ってくること自体は大歓迎なのではないだろうか。まだ今シーズンのGuia MARCAを入手していないので詳しいことはわからないけれど、確かバリャドリーがセグンダAにいた時にはバカスカ点を獲っていたはずなので、その実力がまださび付いていないかどうか。
しかし、マンチェフにとっては気の毒なシーズンだったような気がする。ストイチコフが「是非」ということでセグンダAで実績があり、尚且つ同じ国の人間ということもあって獲得したマンチェフだったけれど、結局あっという間にストイチコフが辞任(解任?)してしまい、後任でやってきたロペス・カーロからは全く戦力扱いされずに放出。本人にしてみれば「こんなことならあんなヤクザなおっさんの誘いに乗らず、大人しくプセラ(バリャドリーの愛称)にいればよかった」と思っていたところかもしれない。そうでなければわざわざバリャドリーに戻ったりはしないだろう。
彼にはせいぜいパライーソ通りで飲んだくれたりしないで頑張ってもらいたいと思う。
このパライーソ通りというのは200mくらいの小さな通りなのだけれど、通りの両側が全てバルという素敵な通りだ。バリャドリーでは有名な一角で、木曜から週末にかけての午後11時〜午前4時という「メインの時間」や、9月のフェリアというお祭りの時にはこの通りが人で溢れて歩くのも一苦労なほどになる。
ちなみに、ここから街の北に向かって15分ほど歩いたところにある地下のディスコには、当時バリャドリーでプレーしていたフアン・マヌエル・ペーニャが頻繁に出入りしていて、そこのDJと顔を合わせるといつも「昨日はペーニャが来た」とか「一昨日はペーニャが彼女と妹と一緒に酒を飲んでいった」とか聞いてもいないことを教えてくれた。
前にもブログで書いたけれど、バリャドリーはワイン作りが盛んな地方なので、とにかく酒が旨い。ブルガリア人が酒好きなのかどうかはわからないけれど、飲みすぎてバリャドリーでも出場できなかった、なんてことがなければいいのだが…。
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先週あたりからかなりメディアに取り上げられ、一躍ブームとも呼べる状態になっていた日本のハンドボール。女子、男子の試合ともフルマッチを見てしまい、非常に楽しい時間を過ごすことができた(テレビ観戦だったけれど)。
もともと生観戦は無理だったのだけれど、聞けば入場チケットは発売から40分ほどで即座に完売したらしいというから「予選のやり直し」というセンセーショナルな事件とメディアへの登場回数が手伝って、「どれ、一度見に行ってみるか」という人達と、恐らくかなりの数がいるハンドボールファンが買い求めたに違いない。
さて、「ハンドボール」は日本語だと「送球」。中国語だと「手球」らしいけれど、手でボールを扱ってゴールに投げ入れる=送るということだから、手球よりは送球のほうがやはりしっくり来るのだろうけれど、「ハンド(手)ボール(球)」という英語の訳としてはどうなのだろうか。意見が分かれるところだろう。
スペイン語だとどうなるのか、と無理矢理自分のフィールドに話を持っていくのだけれど、スペイン語の場合は中国語のように「ハンドボール」の直訳で「Balonmano=バロンマーノ」と呼ばれる。「Balon」がボール。「Mano」が手。つまり、手球である。
スペイン最大のスポーツ新聞、かつスペイン最大発行部数を誇る超巨大メディアであるMARCAにもこのバロンマーノの専門コーナーがある。リンクを見てもらえればわかる通り、個別に競技専門のコーナーが設置されているスポーツは言うまでも無くスペイン国内での人気スポーツである。
サッカーはもはや語る必要も無いけれど、F1、自転車、バイク(MotoGP)、ラリー(WRC)、バスケットボール、テニス、ゴルフ、陸上競技、そしてハンドボール(バロンマーノ)。これらがスペインで一般的に人気のあるスポーツだ。ちなみにフットサル(Fúbol Sala=フッボル・サラ)も人気スポーツの一つだが、種目としてはサッカーの一部とされているため、スポーツ新聞のWebサイトなどではサッカーの一角にコーナーが設置されていることが多い。
スペインのハンドボールはテレビでもちょこちょこ放映されていて、コパ・デル・レイの決勝などは国営放送TVEで生中継されるし、元々ヨーロッパでは全体的に人気があるため、サッカーやバスケットボールのようにチャンピオンズ・リーグもちゃんとある。スペイン国内の強豪と言うと当然FCバルセローナが第一に挙げられるが、順位表を見ると現在はシウダー・レアルに1ポイント差の2位。今後どうなるのだろうか。
国内リーグはプロ。Liga ASOBAL(リーガ・アソバル)という名称だが、そこまで細かく見ていたわけでもないのでレギュレーションなどは全くわからないのが残念。なぜASOBALなのかを考えてみたが、恐らくAsosiación de Balonmano(アソシアシオン・デ・バロンマーノ)の頭文字を取ったとか、そんなところだろう。
バルサはハンドボールのチャンピオンズ・リーグでも1996年から2000年まで4連覇するなど、ヨーロッパでも強豪中の強豪。サッカー、バスケットボールと並んでFCバルセローナの看板スポーツである。
これだけだとハンドボールがスペインでどれだけポピュラーで身近かつ人気度の高いものかはわからないと思うけれど、ハンドボールの選手は存外に有名な場所にいたりする。
現在は確か引退しているはずだけれど、スペイン国王フアン・カルロス1世とソフィア王妃の間に生まれたクリスティーナ王女の伴侶は、元バルサのハンドボール選手、イニャキ・ウルダンガリンである。スペイン代表としても大活躍した名選手で、確か92年のバルセローナ・オリンピックのハンドボール競技会場にクリスティーナ王女が観戦に訪れたのがきっかけで交際が始まったとかなんとか、スペインに住んでいた頃に昼間の下らないワイドショーみたいなテレビで言っているのを聞いた記憶がある。ちなみに、ウルダンガリンは確か2000年くらいに現役を引退しているはずだが、僕が初めてスペインに行った1999年に交通事故で大怪我をして、引退が早まる可能性があるとかなんとかで大騒ぎになっていたのを見た気がするし、入院中のウルダンガリンにはクリスティーナ王女がしっかりと寄り添っていたのも見たことがある。
話が逸れたけれど、ハンドボールのスペイン代表は2005年に行われたハンドボール世界選手権で優勝するなど、一応ヨーロッパの強豪国。2000年には確か中央アジアだかグルジアだかそのあたりの国からかなり実力のある選手がスペインに帰化して、即代表入りし、それがスポーツニュースのトップニュースとして真昼間に伝えられていたことを覚えている。
しかし、MARCAのハンドボール順位表を見ると、スペインはやっぱり広いなあと妙なところで認識する。レアル・マドリーも確かハンドボールチームは持っていたような記憶があるのだが定かではない。仮に持っていたとすれば、順位表の中にレアル・マドリーの文字が無いからそんなに強くはないのかもしれない。バスケットボールは強いのだが…。
それはさておき、順位表に出てくる街の名前がサッカーとはまるで違う。サッカーではセグンダAですら名前の出てこないシウダー・レアルがハンドボールでは首位だし、恐ろしいことにグラノジェルスにハンドボールチームがあるなどという事実を僕は初めて知った。グラノジェルスというはバルセローナからセルカニーアスという日本で言う各駅停車みたいな電車で20分ほどの場所にある小さな街で、この街は僕の知識の中ではビリヤードのスリークッションで2001年のワールドゲームズ金メダルを獲ったダニエル・サンチェスの経営するビリヤード・クラブがあることくらいしか知らなかったのだが…。
あれこれと書いては見たものの、結局何が言いたいのかよくわからない文章になってしまったのでこの辺でやめておく事にしよう。
まとめるとすれば、いろんなスポーツがあって、それぞれ真剣勝負は面白いということと、やっぱり僕にはゴルフや野球など、道具が小さかったり細かったりするスポーツはやるのも見るのも向いていないということを改めて認識した3日間だったということだろうか。
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セルタの補強締め切り、48時間を切る。
スペインの冬の移籍期間は1月31日の深夜0時で締め切られるが、今のところ噂レベルでも誰かを獲得するという話は聞こえてこない。
この移籍期間中に発表されたセルタの新加入選手はフェルナンド・サレス(セビージャを自由契約)、ルイス・ガルシア(ヘタフェ)、アリエル・ロサーダ(トルーカ)の3名。フェルナンド・サレスはクインシー・オウス・アベイエがアフリカ選手権で不在の穴埋め兼、ヌニェスのバックアップとして。ルイス・ガルシアはホセ・マヌエル・ピントがバルセローナへレンタル移籍した穴埋めとして。そして守備的MFのバックアップがいなかった中盤の補強としてアリエル・ロサーダを獲得している。
クラブ側は右サイドバックとFWのポジションに、1人ずつ選手を獲得したいと表明はしているものの、様々な側面からそのハードルは非常に高いものになっている。第一に、当初ロペス・カーロが「まだ完全な状態ではない」としていたジョルジュ・ルーカスがここのところ調子を上げてきており、FWに関してもヘスス・ペレーラが絶好調ともいえる状態で得点をコンスタントに挙げていることから、クラブの条件である「現保有選手と比較して明らかに優れている選手」が今のところ見当たらないこと。第二に、恐らくそういった選手は探せばいくらでもいるものの、「見当たらない」と判断せざるを得ない理由にクラブの財政状況が影響していることが挙げられる。
メインスポンサーであるCaixa Nova(カイシャ・ノバ)が追加融資を決めているらしい(時期は不明)とはいえ、選手獲得にその増資分を割り当てると単純な支出にしかならないため、恐らく増資条件に選手獲得は考慮されていないだろう。それよりも収支バランスをまともにすることをスポンサーとしては当然求めてくるだろうし、Caixa Novaが地方信用金庫であることを考えれば尚更だ。
カルロス・モウリーニョ会長とラモン・”アホ”・マルティネスSDは現在の戦力は十分に競争力を持っており、昇格争いに耐え得る戦力であると考えてはいるらしいが、それでもある種の「驚き」が起こることは否定していないようだ。…思わせぶりなだけだろうけれど、夏のクインシーやオッカスのこともあるから、2月1日になるまでまだまだわからないというのが本当のところだろう。
■La mejoría de George Lucas y el gran rendimiento de Jesús Perera hace más difícil mejorar esos dos puestos
ジョルジュ・ルーカスとヘスス・ペレーラの好調振りが両ポジションの補強を困難に。
この記事では、その右サイドバックとFWの補強についての状況についてレポートしている。右サイドバックについては、今シーズン開幕当初から確たるレギュラーを決められないまま来ており、ルーカスとフリアン・バーラがローテーションを繰り返し、このポジションを争い続けている。
しかし、最後にローテーションが行われたのは第20節のサラマンカ戦で、19節のテネリフェ戦ではバーラが先発だったが、サラマンカ戦でルーカスがそれなりに満足のいくパフォーマンスを見せるとそれ以降はルーカスが先発を続けている。これで全てが決まりと言うわけではないのだろうけれど、ルーカスが好調の時にはダイジェストでも登場するようなプレーを披露できる選手ではあるので、負傷の影響が完全に無くなって復調すれば、ミチェル・サルガードやベラスコ以来の本職右サイドバックの復活になるかもしれない。
最大の(嬉しい)問題点は前線のFW。オッカスが2週間前から負傷で離脱しているため、現在のFWは実質ペレーラ一人。ディエゴ・コスタも厳密に言えばFWなのだろうけれど、プレーを見ている限りだとセカンド・ストイラカー的な動きが多い。ペレーラのように背丈は無くても体の使い方とポジション取り、動き出しで点でも線でもゴールに絡めるストライカーというタイプではない。ペレーラの動きを見ていると、身体能力的な差はもちろんあるとはいえ、かつてのカターニャを思い出させる感じがする。カターニャの場合は圧倒的な跳躍力という特別な才能があったためにかなり空中戦では有利な戦いが展開できていたが、ペレーラの場合は裏への抜け出しやポストからの展開や低いアーリークロスへの飛び込みなどで打開するタイプかもしれない。
ここ7試合で6ゴールを挙げ、尚且つ先発したのは10試合しかないにも関わらず7ゴールを挙げているというのは驚異的だ。したがって、「今ペレーラを先発から外すという考えは、経営陣も含めてクラブ内の誰の頭にもないこと」というLa Voz de Galiciaの指摘は正しいものと言えるだろう。
おまけに、オッカスが今週から全体練習に復帰することも決まっており、ペレーラ、オッカス、ディエゴ・コスタの3人で前線を回すとなると、もう一人のFWを獲得するのは彼ら3人を明らかに上回る実力の持ち主で無い限り無駄になる。
いずれにしても、誰かがやってくるにしろ来ないにしろ、ベンチの状況はある程度バランスの取れた状態にあることは確かなのかもしれない。
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セルタ、昇格圏内へ1ポイントに詰め寄る。
■Un paso hacia la cima
頂上への一歩。
リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第22節 | ||||
| 得点者 | ホーム | スコア | アウェー | 得点者 |
| コルドバ | 0−2 | セルタ・デ・ビーゴ | 18分、カノッビオ 87分、ペレーラ | |
| 主審 | ロムアルド・カバジェj−ロ・エレーロス (リオハ協会) | |||
| 日時/スタジアム/観衆 | 2008年1月27日 / エスタディオ・エル・アルカンヘル 観衆:10000人 | |||
| 警告 | コルドバ | アルテアーガ、ダニ | ||
セルタ・デ・ビーゴ | カノッビオ、ロサーダ | |||
| 退場 | アルテアーガ(警告×2) | |||
スペイン語で連勝のことを「Victorias Consecutivas=ビクトリアス・コンセクティーバス」と言う。ド直訳すると「連続した勝利」という意味だ。
今シーズンのここまで、セルタは第4節アウェーのポリデポルティーボ・エヒード戦、第5節ホームのラス・パルマス戦以来、一度も連勝することなく戦ってきた。「今シーズン唯一の連勝」と言えば聞こえはいいかもしれないが、ポリ・エヒードは現在21位。ラス・パルマスも今でこそ18位だがついこの間まで最下位に沈んでいたチーム。勝利したという事実は重要だったけれど、その価値がどの程度あったのかということは、あまり触れないでおいたほうが良さそうだ。
ダイジェストを見てもわかる通り、さほど内容的に「素晴らしい」と手放しで喜べるような試合ではなかったのは確か。特に前半に起こった、ペナルティエリア内での二つの微妙なジャッジは、明らかに誤審の部類に入るものだった。
ただ、そうは言っても決して評価できない勝利だったわけではない。まず第一に今シーズン二度目の連勝を成し遂げたということは非常に価値のあることで、前節のアラベスが16位。今節のコルドバが15位だったとは言っても、シーズン序盤の連勝と折り返し地点を過ぎてからの連勝では意味が異なる。特にあと20試合「しか」残されていない現状では、順位が上だろうと下だろうと、とにかく勝利して勝ち点3を挙げ続けることが最も価値のあることになる。これは1部リーグだろうと2部リーグだろうと変わらないことだけれど、特に昇格を本気で狙うのであればあるほど、優勝を狙うのであればあるほど重要なことであるのは間違いない。
そういった意味では、今節の連勝(の事実)は、まさに求められていることを成し遂げたということになる。何より、この勝利によって昇格圏まで残り1ポイントに詰め寄った。前回詰め寄った時には振り切られた感があったが、幸いにして上位3チームの潰し合いや取りこぼしにも助けられ、首位ともまだ10ポイント。2位とも7ポイント差に留まっている。
折り返しを過ぎた段階で首位と2位が独走状態になっていた場合が一番怖かったが、幸い今の状況だけを見れば、まだまだセルタがセグンダ優勝という結果を手に入れる可能性も残されていると考えるべきだろう。
「とにかく第42節が終わった段階で3位以内にいればいい」という考え方も当然一つあるのだけれど、いろいろな可能性を考えてみると例えば「残り10試合で2位と16ポイント差。3位と4ポイント差。下位との差はわずか3ポイント」みたいな状況になった場合、セルタにかかるプレッシャーはとてつもないものになる。それを跳ね除けてこそ本物だ、とビッグクラブのファンなら嘯けるのだろうけれど、悲しいかな、僕のような中小の貧弱な経営基盤しかもたない勝負弱すぎて話にならないクラブのファンとしては、「そんなプレッシャーはいらないから誰も気付かないうちに昇格できればベスト」とすら思ってしまう。
それにしても、今シーズンのヘスス・ペレーラの活躍ぶりを見ると、どうしてこのプレーをプリメーラでできなかったのかという思いと、どうにかしてバイアーノと組み合わせて使うやり方はできなかったものかと悔しくなる。もっとも、プリメーラではほとんど出番が無かったわけだからそもそもが以前から言っているようにセグンダ・マスターでしかないのかもしれないけれど…。
まあ、多少からかい半分で付けた呼び名ではあるけれど、前回の降格時にも彗星のようにセグンダ・ブエルタからセルタに移籍してきて(元々はマジョルカ)、幾度となくピンチを救い、昇格を決めたジェイダ戦では決勝ゴールを決めた選手。個人的にはあの試合のことは今でも覚えているだけに思い入れはかなり深いので今のセルタでも1,2を争うお気に入りの選手であることは間違いない。
今シーズンもここまで既に7ゴール。一時期は新加入のオッカスに出番を奪われ、ゴール数でも圧倒的に差を付けられていたが、ここ3ヶ月の獅子奮迅の活躍ぶりは注目に値する。
今節の決勝点となった2点目も、FARO DE VIGOの記事が指摘しているようにあれだけサポートの全くない状態から振り向き様にディフェンダーをかわしてGKとのあの距離を制してゴールできるというのはプリメーラでもなかなかお目にかかれないシーンだと思う。恐らく、それだけ体もキレていて調子も良く、気持ち的にも迷いがなく乗っているのだろう。
ダイジェストにはあまり登場しなかったが、ついこの間加入したばかりのアリエル・ロサーダも早速交代で56分から出場し、そのまま試合終了までプレー。今後ビトーロやマリオ・スアレス、ホルヘとの出場争いが待っているだろうけれど、毎試合中盤の構成が違うだとか、相手によって連携を崩すことなく選手を使い分けられるような柔軟性をチームが持つことができれば、それはそれでチームとして一つの強みになるだろうからロサーダには一日も早くチームへ順応してもらいたいものである。
それはそうと、アルテアーガがコルドバにいたことにちょっと驚いた。名前を聞かなくなったと思ったらこんなところにいたとは…。
| ペレーラ | |||
| カノッビオ | |||
| フェルナンド・サレス(→66分� | ヌニェス | ||
| ビトーロ | ホルヘ(→59分、ロサーダ) | ||
| アグス | ルーカス(→86分、バーラ) | ||
| レキ | ルベン | ||
| エステバン | |||
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| リーガエスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第22節-2日目結果 | ||
| サラマンカ | 0-0 | マラガ |
順位表(第22節暫定版) | ||
| 順位 | チーム名 | 勝ち点 |
| 1 | ヌマンシア | 45 |
| 2 | マラガ | 42 |
| 3 | スポルティング | 36 |
| 4 | レアル・ソシエダ※ | 34 |
| 5 | エルチェ | 33 |
| 6 | セビージャ・アトレティコ | 33 |
| 7 | セルタ・デ・ビーゴ※ | 32 |
これで勝てなければただのマヌケだ。恐らく今後数週間か数ヶ月、こんな千載一遇のチャンスは訪れないだろう。
このチャンスを生かせなければこの先どんなに昇格に近づいたとしても昇格そのものを逃すことになるに違いない。そうとしか思えないような状況が、今来ている。
アウェーだとか前回の対戦成績だとか、そういう問題ではなく、この状況、この順位、このポイント差であることが目の前の現実だとわかっているなら、やるべきこと、やらなければならないことは自ずと一つしかない。
それすらわからないチームではないと、僕は彼らを信じたい。
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| リーガエスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第22節-1日目結果 | ||
| テネリフェ | 1-1 | セビージャ・アトレティコ |
| アラベス | 1-1 | ジムナスティック |
| ポリデポルティーボ・エヒード | 1-1 | スポルティング |
| エルチェ | 1-1 | アルバセーテ |
| ラス・パルマス | 1-2 | ヌマンシア |
さて、昇格を狙っているクラブにとってはこれ以上ないほど都合のいい展開となった。第22節の1日目を終えた段階で、昇格圏内にいる上位3チームのうち、勝利を収めたのはヌマンシアのみ。スポルティングはポリ・エヒードにアウェーとはいえまさかの引き分けに終わっている。
この記事を書いている日本時間27日の午後20時45分現在では、エルマンティコで行われているサラマンカ対マラガもスコアレスのため、この時点では4位と昇格圏内との差はわずか1ポイント。今日試合のあるレアル・ソシエダは是が非でもカステジョンに勝利して昇格圏内に入りたいところ。セルタもエル・アルカンヘルで行われるアウェーのコルドバ戦に勝てば昇格圏に1ポイントまで再び迫ることになる。問題はしっかりと勝てるかどうかだが…。
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モリネーロかホセミ、二者択一でセルタの右サイドへ。
セルタには今のところ右サイドバックとしてブラジル人のジョルジュ・ルーカスとスペイン人のフリアン・バーラがいるが、ロペス・カーロはどうやらあまりこの二人がお気に召さないらしい。
確かにこれまでのダイジェストを見ていても右サイドバックの攻撃参加による得点シーンはあまり見たことが無く、唯一ルーカスが記憶に残っているくらい。バーラに至ってはダイジェストですら登場する機会が少ないのでどんなプレーをするのかも良くわからない状態だ。
そんな中、セルタのカルロス・モウリーニョ会長はフェルナンド・サレス、ルイス・ガルシア、アリエル・ロサーダに続く補強策として、右サイドバックを一人とFW一人を考えているらしい。で、その右サイドバック候補がビジャレアルで全く出番の無いホセミと、マジョルカでちっとも試合に出ていないモリネーロの二名。元々セルタとしては同じマジョルカのメキシコ人DFカストロの獲得を狙っていたらしいが、どうやらマジョルカに断られたらしい。
FWに関してはレクレアティーボを戦力外になっているコンゴを狙っているようだが、あのコンゴなのかどうかは不明。FWはいくらいても足りないくらいだとは思うが、あまりお金をかけ過ぎても良くないような気はする。高い移籍金を払ったからといって結果が出せるわけでもなく、いろいろな意味で最もリスキーなポジションなのだから、相当な吟味は必要になるだろう。
■Los refuerzos, a escena
新加入選手、ステージへ。
フェルナンド・サレスは既に先週のアラベス戦でちょこっと顔見せをしているが、GKのルイス・ガルシアは当然のことながら出場は無し。つい一昨日加入が発表されたアリエル・ロサーダについては今週のデビューがあるのか否かが注目されていたが、どうやら召集メンバーには入ることが確実らしい。
セルタは昨日、ブラジル人MFロベルト・ソウザに対して召集外を宣言。それがロサーダを召集メンバーに組み込むためだと説明したらしい。LFPの公式サイトに出ているのかもわからなければそういうレギュレーションになっているのかどうかもハッキリとは聞いていないから曖昧だが、どうやらここまでの話をまとめて類推すると、今シーズン(ひょっとするともう少し前から)は所謂EU圏外選手「エクストラ・コムニタリオ」の登録・召集は2名までになっているようだ。段階的に減らしていく方向性は2000年くらいに決まってはいたはずだと記憶していたのだけれど、どうせスペインのことだからなし崩しになるんじゃないかと思って大して気にも留めていなかったのだが…。
それはともかく、とりあえずロサーダが試合に出るかどうかは別にしても、これで戦力として考えるべきエクストラ・コムニタリオはディエゴ・コスタとアリエル・ロサーダに絞られたと言ってもいいのだろう。
今日の試合でスポルティングがアウェーでポリ・エヒードに負けるようなことは無いとは思うけれど、FARO DE VIGOの試算では昇格に必要な勝ち点はセグンダ・ブエルタ(後半戦)だけで43ポイント。プリメーラ・ブエルタ(前半戦)を終えて32ポイントだから、少なくともあと4試合は多く勝利しなければならないことになる。そのための第一歩としてコルドバに勝利することは、アウェーとはいえ半ば絶対条件のようなものだろう。
どうなることやら。
ビーゴ現地のサイトで紹介されていたロサーダのチャカリータ時代の映像があるので貼っておくことにしよう。これを見る限りだと…なかなかイイんじゃないの?
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アリエル・ロサーダ、セルタの3番目の「冬の」加入選手に。
昇格に向けて、セグンダ・ブエルタではこれまで以上の勝ち星が求められるセルタは、フェルナンド・サレスに引き続き、アルゼンチン人MFアリエル・ロサーダを獲得した。
正直な話、聞いたことも無い選手だから「果たして役に立つのか?」という気がしないでもないが、一つだけ言えることはこれまでも「誰、それ?」みたいな選手を次々と獲得しては妙に活躍(セルタ的には)させてきた歴史がある。グデリしかり、ジョバネーラしかり、イリネイしかり。マリオ・トゥルドは…まあある意味伝説は残したが。
とにかく、ここまで自分が知らなかったとしても、このロサーダが計算できる戦力になる可能性は十分にあると言える…といいなあと思っている。せっかく獲得しても昨シーズンのバモゴみたく大した仕事をできないままおさらばになるケースもあるが。
ロサーダの契約は2年半。ポジションは所謂ボランチで、フィジカル系の選手らしい。現在29歳のロサーダが契約満了となる時には31歳になっていることになる。キャリアとしてはアルゼンチンのボカ・ジュニオルスでデビュー。その後1998年にオランダでは一昨年旋風を巻き起こしたAZアルクマールに移籍。20歳の時にはアルゼンチンのチャカリータ・ジュニオルスに移籍し、その後は国内でニューエルスに移籍。つい最近ではメキシコのトルーカに所属していたらしい。ちなみに、現在のトルーカの監督は以前アルゼンチン代表監督を努めていたホセ・ペケルマン。
セルタの思惑としては、ロサーダを獲得してロベルト・ソウザをサラマンカへレンタル放出した上でEU圏外枠を一つ空けたいという思いがあったらしい。スペイン語で「エクストラ・コムニタリオ」と呼ばれるEU圏外枠はディエゴ・コスタとロベルトが占めているが、ディエゴ・コスタはロペス・カーロにとってもクラブにとっても重要な選手であることは一目瞭然で、出て行くとすればロベルト以外は考えられない状況なのだけれど、ロベルトは「もし、新しい外国人のボランチが来るのだとすれば、それは暗に自分に対して出て行くように言っていることと同じだと思うが、クラブがそうしたいのであれば、代理人と話す必要はあるだろう」とコメント。ロペス・カーロから戦力外であることは告げられているそうだが、それでもセルタに拘る理由が良くわからないところではあるものの、愛着を持ってくれているのだとすればそれはそれでありがたいことではあるのかもしれない。
ただ、セルタに移籍してきたのが3年ほど前で、今シーズン開幕まではほとんどとサラマンカへのレンタルで過ごしてきたロベルトである。ろくすっぽプレーもしていないクラブに愛着があるとも思えず、恐らく頑なに安易な移籍を拒むのだとすれば、代理人とのビジネス的視点から見た対応なのだろう。…とでも思わないと理解しかねるコメントではある。何しろあと2年もの契約期間をロベルトは持っているわけだから、移籍金が発生する完全移籍と契約解除の放出では代理人も商売あがったりだろう。レンタルだったとしても代理人に旨みはないのかもしれない。
■Adrián está dispuesto a quedarse y pelear por un puesto
アドリアン、残留しポジションを争う覚悟。
11月頃から「試合に出られないなら俺は出て行く」と公言して憚らなかったアドリアンだが、ここに来て「親の七光りではやっていけない」ということを身に染みて思い知っているのではないだろうか。
アドリアンとしては、あんな時期からヤイヤイ騒いでいたのは冬になるべく早い段階で移籍するための作戦だったのだろうけれど、レアル・マドリー・カスティージャでも大した実績を出していない上にセグンダ・セルタですらレギュラーを取れないようではプリメーラやセグンダのクラブですらも積極的に獲得しようとは思わないだろう。そもそもレアル・マドリー・カスティージャでプレーできていたのだって、ミチェルという偉大な父親があってこそのことだったのかもしれないし…。というのはちょっと大げさすぎる穿った見方かもしれないが、とにもかくにも今のところアドリアンにはまだ一つのオファーすら届いておらず、本人が出て行きたいなら契約を友好的に解除する以外に道は無い状態になっており、今週のコルドバ戦に仮に出場するようなことがあれば、それが今シーズン5試合目の試合出場になるため、その時点で「アドリアン・ゴンサーレスの移籍大作戦」は敢え無く終了ということになってしまう。
ただ、そういったネガティブな要素だけが本人を残留に傾けさせているというわけではなさそうだ。今週に入ってアドリアンは妙に練習にヤル気を見せているらしく、その結果コルドバ戦に召集されるかもしれないという情報もチラホラと聞こえている。
アフリカ・カップ・オブ・ネーションズ(以下アフリカ選手権)に参加して恐らくあと3週間くらいは帰ってこないクインシーの後釜に、決定的な選手を見出せていない現状においては、アドリアンが唯一の専任の左サイドプレーヤーということになる。広い意味ではフェルナンド・サレスもそうなのだけれど、如何せん実践から離れ過ぎていて、常識的に考えてよほどのレベルの選手でもない限りこのブランクを簡単に埋めるのは難しいだろう。
そう。かつての我らが皇帝アレクサンデル・”ツァー”・モストヴォイ陛下のように、復帰第一線でゴールを決めるなどという離れ業はなかなかできるものではない。そして、その3日後に「背中が痛いからもう辞める」と出奔するなどという離れ業もそうそうできることではない。
話が反れたが、ともかく若気の至りを起こした挙句、「ヤツがいないなら俺にもチャンスが」とばかりにプリズン・ブレイク・シーズン1のトゥイーナーみたいな変わり身の速さでアドリアンは練習に熱を入れているらしい。だが、彼の熱意が実を結ぶのかどうかは、マイケル・スコフィールドの如く策を練りまくっているであろうロペス・カーロが何を考えているかに依存しているというのが今のところの状況となっている。果たしてアドリアン・”トゥイーナー”・ゴンサーレスに明日はあるのだろうか。
そればかりが気になるニュースである。
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セルタ、アラベスからの「プレゼント」を活かす。
リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第21節 | ||||
| 得点者 | ホーム | スコア | アウェー | 得点者 |
| 28分、アガンソ 82分、ガブリ | アラベス | 2−3 | セルタ・デ・ビーゴ | 12分、ディエゴ・コスタ 55分、ホルヘ・ラレーナ 87分、ヘスス・ペレーラ |
| 主審 | ペレス・モンテーロ (アンダルシア協会) | |||
| 日時/スタジアム/観衆 | 2008年1月19日 / エスタディオ・メンディソローサ 観衆:7201人 | |||
| 警告 | アラベス | コロミーナ、アガンソ | ||
セルタ・デ・ビーゴ | ヌニェス、ディエゴ・コスタ | |||
| 退場 | 無し | |||
とりあえず勝った、というのが正直なところなのではないかと思う。土曜日に行われた試合ということもあり、暫定で勝ち点では3位のスポルティングに並んだものの、今日12時(日本時間午後8時)から行われるエイバル対スポルティングの一戦次第ではまた昇格圏との差が元に戻ることも考えられる。尚且つ、3位を争うほかのクラブも日本時間の今日深夜に試合を控えているため、月曜日にならないと実際の順位は見えてこない。
ただ、それでも負けないよりはずっとマシだっただろう。オッカスが再び負傷で3週間戦列を離れることが決まったり、加入したばかりのフェルナンド・サレスが出場したものの、使えるメドが立っているのか立っていないのかわからない状態だったり、負傷明けのカノッビオをどこまで使えるのかが一切見えない状況だったりするわりには、終了間際にコロミーナの凡ミスに助けられてペレーラが勝ち越しゴールを決めることができた。終了間際に追いつかれるという悪癖をまた犯したのかと思いきや、その2分後に勝ち越し。今シーズン、恐らく初めてとも言える展開で勝利を収めることができたのは100%とまではいかなくても、まずまず満足しなければいけない結果だと言えるだろう。
ただ、エステバンがPKを与えてしまったあのプレーは頂けないし、28分のアガンソのゴールも本来ならあってはならないこと。せっかくピントからスタメンを奪い取ったのに、こんなミスを度々犯しているようでは、すぐにルイス・ガルシアにスタメンを奪い返されることにもなりかねない。腐っても代表GKだった選手なのだから、そのあたりはしっかりしてもらわないと困る。試合後の記者会見でPKについての質問が出た時に「なんだ、PKをストップしたことをお祝いするために来たんじゃないのかよ(笑)。結局あのミスについてのことかい?」(◆Esteban: "Hemos sabido sufrir para ganar"◆より)などと冗談を言っている場合ではない。
もっとも、メンディソローサで勝利するということはお互いがプリメーラにいた時には滅多にお目にかかれなかった出来事で、実際僕もキニエラの賞金をアウェーのアラベス戦に勝利をマークしてしまったおかげで取りっぱぐれたことがあるくらいだ。
本来だったらもっと素直に勝利したことを喜びたいのは山々なのだけれど、これでリーグ戦も半分が終わってしまったということを考えると、もろ手を挙げて喜ぶわけにもいかない。
ロペス・カーロは「前半戦の結果にはある程度満足はしている。チームとしてもそこそこ形になってきているし、昇格圏内から勝ち点が大きく離されているわけでもない。ただし、リーグ戦はここからが本番だ。あと半分が残っているし、当然プリメーラ・ブエルタ(一回り目。前半戦の意味)の試合を各クラブが分析し、対策を練ってくるだろう。セグンダ・ブエルタ(二回り目。後半戦の意味)は恐ろしいものになりそうだ」とコメント。監督はしっかりわかっているようだ。さすがにレアル・マドリーをわずかでも率いてプリメーラを戦っただけのことはある。
ネガティブな要素を探そうと思えばいくらでも探せるのだろうけれど、チームとしてもファンとしても、今はとにかく前を向いて次の1試合1試合に向き合っていくしかなさそうだ。
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ピント、金曜日にバルセローナで加入会見。

さて、結局ピントはバルサへ今シーズン末までのレンタル+買取オプション付きの契約で移籍。どうやらセルタとしては完全移籍で売却し、移籍金を獲得しようと目論んでいたらしいが、そこまでの進展はなかったようだ。もしもバルセローナがあくまでもピントはアルベール・ジョルケーラの負傷が回復するまでの「代理」という意味だけで考えているようなのであれば、この決定は理解できる。そうでないのだとすれば、ピントが今後桧舞台で活躍することは少し難しい可能性が高くなる。
現在バルセローナのゴールマウスを守るビクトル・バルデスは下部組織からの叩き上げ。アルベール・ジョルケーラに至ってはカタルーニャ人ということもあってカタルーニャ代表にも選ばれている。そもそもジョルケーラの負傷は年末に行われたバスク代表対カタルーニャ代表の「国際親善試合」でのこと。バルサとしてもジョルケーラが将来的にバルデスに代わってゴールマウスを守るということも当然想定していたことだろう。その最中のこの負傷劇を考えると、今回の負傷ごときでカンテラ育ちのカタルーニャ人GKをあっさり袖にするようなことは考えにくい。
なお、今回の買取オプションは契約満了期限となる5月31日よりも前に行使しなければならないため、もしそれまでの4ヶ月間でジョルケーラの復帰のメドが立ち、バルサの今後に向けてのプランに変更が無いようであれば、ピントは再びビーゴに舞い戻ることになる。ただ、今回の移籍に関してはピントにとって背水の陣ともいえるような状況であることは、以下のニュースから見ても明らかだろう。
■Luis García, nuevo portero del Celta
ルイス・ガルシア、セルタの新たなゴールキーパーに。
ルイス・ガルシアはアルゼンチン代表のアボンダンシエリにポジションを奪われるまではヘタフェの正GKだった選手。05−06シーズンにはスターティングGKとして25試合でプレー。06−07シーズンはリーグ戦こそ3試合しかプレーしていないが、コパ・デル・レイでは全て彼がヘタフェのゴールマウスを守ってきた。ミカエル・ラウドルップが監督を務める現在のヘタフェだが、知っての通り昨シーズンまでのヘタフェは現レアル・マドリー監督のドイツ人ベルント・シュスターが率いていた。監督も代わり、改めてスタメンを奪回しようと思っていたであろうルイス・ガルシアだったが、アボンダンシエリ同様、若年代のアルゼンチン代表でゴールマウスを守るオスカル・ウスタリまで来てしまったものだから、もはや彼にはノーチャンスだったといっていい。その中で、セルタも当初はウスタリのレンタルを希望していたらしいが、結局ヘタフェとの合意が得られず、ルイス・ガルシアを獲得する運びになったようだ。契約は今のところ今シーズン末までのレンタルということになっているため、今後どうなるのかについてはバルサの思惑次第ということになるのだろう。
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スペインオリンピック委員会、スペイン国歌への歌詞付与を撤回。
「国歌斉唱時の選手達が手持ち無沙汰に見えてみっともないのではないか」というよくわからない理由で歌詞を公募し、付与しようという動きのあったスペイン国歌だったが、結局「国民全体のコンセンサスが得られていない」ということを理由に早期の歌詞付与は見送られることになったらしい。
もともと、300年近くに渡って歌詞もなく受け継がれてきたスペイン国歌にいきなり歌詞を付けようと言い出しても改革だの改善だの変化だのをそんなに好む気質でもないスペイン人達にしてみれば、「????」という感じだったのではないかと僕は想像している。
ヨーロッパ諸国の国歌に付けられている歌詞は、その国の言葉を知らずに聞いていると局長も荘厳なものだったり厳かで厳粛なものだったりして憧れを持って聞く人もいるのではないかと思うけれど、成り立ちなり、歌詞の意味や背景を細かく拾っていくとけっこう微妙なものも多かったりする。確か現統一ドイツの国歌も歌詞についてはいろいろと議論が重ねられてできたものだと聞いているし、その過程では旧東ドイツに対してかなり気を使った内容だったと聞いた記憶がある。内容はよく知らないけれど。
フランスのラ・マルセイエーズにしてもフランス革命の内情を知ると、果たして現代の国歌として100%適しているのかという感じはしないでもない。この辺は主観が入ってくるし、他の国のことだから関係ないといえば関係ないのだけれど。
ちなみに、今回の歌詞公募では最終的に決まった歌詞をプラシド・ドミンゴが歌うという計画だったらしいが、それもオジャン。以下がその歌詞。
¡Viva España!
Cantemos todos juntos
con distinta voz
y un solo corazón
¡Viva España!
desde los verdes valles
al inmenso mar,
un himno de hermandad
Ama a la Patria
pues sabe abrazar,
bajo su cielo azul,
pueblos en libertad
Gloria a los hijos
que a la Historia dan
justicia y grandeza
democracia y paz
ちょっとめんどくさいので和訳は無しで。気が向いたら追加します。
■市民婚増加
以前紹介した政府と教会の骨肉の争いで話題になっていた結婚の話題。とうとうコムニダー・デ・マドリー(マドリー州)では教会婚を市民婚が上回ったらしい。
マドリーで結婚したカップルのうち約60%が市民婚を選択した計算になるとのこと。ただ、恐らく結婚手続きをどうしたのか、というよりは離婚の割合がどれくらいになっているのかということと、離婚を選択するカップルがどれくらいになっているのかというところのほうが気になる部分ではあるが、恐らく今ほど離婚手続きが簡略化されていなかった頃からも「事実離婚」みたいなものは多かったはずだから、実情はそれほど大差ないのかもしれない。教会からすると「だったら簡略化するなよ」という話になるし、反対勢力からすれば「だから簡略化するんだ」となる。見方の違いによって言うことは当然違ってくるのだからこの辺は厄介だ。どっちが正しいというものでもないだろうし。
ちなみに、僕は歌詞の無いスペイン国歌が好きだ。サンティアゴ・ベルナベウでのスペイン代表戦にフアン・カルロス1世が来た時に国旗の色にモザイクを作って国家が演奏されたのだけれど、どこからとも無くメロディーを歌い始めた人がいて、それが7万人に伝播して壮大なハーモニーを奏でたことがあった。フランスのラ・マルセイエーズも実際に聞いたら凄いのだろうけれど、歌詞のないメロディーだけを歌うあの迫力もけっこう捨てがたいんじゃないかと僕は思っている。
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ビクトル・フェルナンデス「理想の中では現実よりも上手く行っていたのだが」
ビクトル・フェルナンデスはセルタファンにとって、バルセローナファンにとってのヨハン・クライフのようなもの。
レアル・サラゴサでラドミール・アンティッチのアシスタント・コーチ(スペインでは第2監督と呼ばれる)として1988年に28歳の若さで指導者としてのキャリアをスタートさせ、1990年には30歳で監督に就任。翌91-92シーズンにはコパ・デル・レイ決勝に進出し、キンタ・デ・ブイトレがまだ生き残っていたレアル・マドリーに0-2で敗れるものの、準優勝の成績を残し、93-94シーズンには再びコパ・デル・レイ決勝に進出。サンティアゴ・ベルナベウで行われた決勝ではサンティアゴ・カニサーレスがゴールマウスを守り、チェチュ・ロホが指揮するセルタと対戦し、見事優勝。当時「欧州3大カップ」と呼ばれていたカップ戦の一つ、カップウィナーズ・カップへの出場権を手に入れ、94-95シーズンにはフアン・エドゥアルド・エスナイデルを軸にカップウィナーズ・カップでも見事に優勝を果たした。この時わずか34歳。
98-99シーズンにセルタの監督に就任し、その後のセルタの躍進があって、今僕はこんなブログを書いている。彼がいなかったら恐らくこのブログはこの世の中に存在していなかったことはほぼ間違いない。
そんな彼は学校で哲学を専攻していたらしく、記者会見などでのコメントも実に哲学的であまり直接的なコメントを発することは多くない。記者をはぐらかすような微妙な言い回しや、わかったようなわからなような軽妙な例え話でその場をやり過ごしてしまう。言ってみれば、イビツァ・オシムみたいな記者会見をする監督だった。
生まれも育ちもアラゴン地方の人間だけあって、若い頃からサラゴサのファンだったらしく、サラゴサにはずっと特別な感情を持っていたという話は度々聞いていた。だからこそ、今回の解任劇はショックでもあり、内心ホッとしたところもあったのだろう。詳しい話はスポーツナビの記事のほうが読みやすいだろうからそっちを読んでもらいたい。
ただ、タイトルのMARCAの記事に飛んでもらい、記者会見の動画を見てもらうとわかるが、彼があれだけ記者会見でダイレクトに「もう監督としてサラゴサに戻ってくることは金輪際ないよ(笑)。次があるとすれば会長とか、GMとか…なにかその辺がいいな(笑)」とぶっちゃけていたことが意外だった。つまりは、それだけサラゴサというクラブを愛していたのだろう。
恐らく彼にとってはサラゴサが自分のサッカー人生の象徴みたいなものなんだろうと僕は思う。選手としてはテルセーラ止まりだった彼が、若干28歳で監督としてのキャリアをスタートさせ、同い年の選手がまだまだ現役としてバリバリにプレーしている最中に欧州カップで優勝。様々な思いを交差させながら当時の彼はサラゴサで戦っていたのではないだろうか。
セルタが最も波に乗っていた時期、40歳だった彼も既に48歳。昨シーズンのサラゴサの試合をダイジェストで少しだけ見たことがあるけれど、チームのリズムが「あの頃」のセルタに酷似していたのを感じて、何だか懐かしいものを見たようなそんな気がした。
しかし、何だかんだで毎年切れることなく監督業を続けているというのは、それはそれで凄いことかもしれない。
一度、ビーゴ市内のカフェで彼とバッタリ会って、お互いに顔を覚えていたこともあり話をしたことがあるけれど、その時に言っていた「日本には非常に興味があるんだよ。カナダを旅行した時に同じバスで一緒だった日本人の夫婦がとても親切でね。ガイドブックももらって家に置いてある。落ち着いたら3ヶ月くらいかけてじっくり旅行してみたいと思っているんだ」という望みは、今年は実現するのだろうか。まあ、忘れてるかもしれないけど。
そのうちレアル・マドリーの監督になるだろうとか言われていたが、それはどうなのかという感じはする。今のレアル・マドリーだと監督にもブランドや出自を求めそうな感じがするので、今のキャリアだと難しいかもしれない。
まあ、ともかくお疲れ様。気が向いたら昇格した後にでもまたセルタに来てくれたら嬉しい。
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ピント、バルサ出港へ向けたセルタの「GOサイン」を待つ。
■Principio de acuerdo entre Pinto y el Barça
ピントとバルサ、大筋で合意。
さて、血迷ったのかどうかが見物なバルサは、セルタのGKホセ・マヌエル・ピント本人と大筋で移籍の合意に達したらしい。本人はここまで肯定も否定もせずに来ていたから、当然こうなる可能性もこちらとしては考えていたわけだが、いざこういうニュースが表沙汰になってみると、意外とショックを受けない自分がいる。
既にここまで壊れたチームがこれ以上壊れることもないだろうという気持ちがどこかにあるのかもしれない。
リーガ・エスパニョーラを日本でほぼリアルタイムで視聴できるようになって約10年。この10年の間でセルタファンになった日本のファンからすれば、グスタボ・ロペスがいなくなった時点で追いかけていた一つの時代が終わったという感じかもしれない。
まだクラブ間交渉は残っているようだからこの後どう転ぶかはわからないというところはあるが…。
そして、去る(かもしれない)選手がいれば、来る選手もいる。
■El gran reto de Sales
サレスの大いなる挑戦。
■Sales: "El Celta era mi primera opción"
サレス「セルタはずっと第一の選択肢だった」
2007年10月29日にセビージャとの契約を解除し、フリーになっていたMFフェルナンド・サレスがセルタの選手として記者会見を行った。
サレスの契約期間は今シーズン終了まで。ただし、今シーズンの残り22試合中、半分の11試合に出場した場合、1年間の契約延長オプションを行使できる権利が付帯する契約になっているようだ。
ファンの立場からすると、身体的なコンディション面はどうなのか不安があるけれど、その疑問に対してサレスは「セビージャとの契約を解除してからも1週間に6日、個人的なフィジカル・トレーナーと契約してトレーニングは続けていたし、契約解除の10月29日まではセビージャのチーム内でセビージャの選手としてトレーニングは続けていた。肉体的には何の問題もない。試合に出て早くそれを証明したい」とコメント。
新たなクラブを見つけたことや、現在のセルタについては以下のように語っている。
「これは自分にとっての”セカンド・チャンス”だと思っている。とにかく、今はセルタと契約できたこと、再びプロのサッカー選手としてピッチに立つチャンスを得ることができたということを喜ばしく思っている。可能な限り早くチームに順応し、かつてバリャドリーでプレーしていた頃のような自分に戻れるように、自分自身に期待している。
浪人中には実際のところいくつかのクラブから様々なオファーを受けていたが、最終的にその中からセルタを選んだ。最初にオファーを受けたときから







