!!Hala Celta!! edicion Blog
セルタ・デ・ビーゴとリーガ・エスパニョーラ、スペインのことについて書き連ねているブログ。
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¿Nos podemos encontrar el milagro?
2008年03月25日 (火) 23:37 | 編集
 ■ダイジェスト


 ■Diego Costa: "Estaba esperando mi oportunidad"
  ディエゴ・コスタ「チャンスを待っていた」

 間違いなく、日曜日のソリアで主役になったのは技ありのFKを沈めたフリオ・アルバレスではなく、素晴らしい2ゴールを決めたディエゴ・コスタだった。1点目の股抜きゴールもそうだが、2点目は「ロナウド・ゴール」と呼ばれるようなハーフウェーラインからのドリブルゴール。ヌマンシアのディフェンス陣も何をしているのかという感じも若干するが、それはそれとして「決めた」という事実を重要視するべきだろう。
 一夜明けた月曜日のインタビューでディエゴ・コスタは次のように語っている。

 「皆の信頼をもう一度得ることができるようなチャンスをずっと待っていた。ソリアでの試合では2ゴールを挙げて、尚且つチームが勝利するための手助けをするという幸運を得ることができた。周りの人達がはっきりと自分を信頼していないのはわかっているんだ。”アイツはレンタルの選手。来年になればいなくなる。それで終了”というように思っているだろう。しかし、自分自身はたとえチームが来年もセグンダに留まることになったとしても、一緒にこのチームに残りたいと思っている。なぜならこの街と、街の人達が大好きだから。だから最初のワンタッチでゴールできると思えるような仲間達の信頼を勝ち取らなければならないんだ」

 ディエゴ・コスタがこの何試合か、スペイン語で「Lista de convocatoria=リスタ・デ・コンボカトリア」と呼ばれる試合への召集リストから外れていたのは、どうやらこのコメントからするとクラブ内に「レンタル選手を今後あまり試合で使わないほうが…」という空気があるということが窺い知れる。

 ただ、本当にそんな空気があるのだとしたら、昇格などという言葉は今シーズンもう二度と口にしないほうがいいだろう。レンタルで選手を獲得したのは何のためか。買い取りオプションを付けてまで若手の選手をレンタルしたのは何のためなのか。全ては来シーズン昇格後の将来的な構想があってこそのはずだっただろう。
 それを仮に昇格が現実的に難しくなってきたからといって半ば来季のセグンダ残留を睨み、レンタル組の離脱を計算した上でディエゴ・コスタが感じているようなことが行われているのだとすれば、それはファンをバカにしているとしか思えない愚行と言えるだろう。

 ソシオ、ソシオ・アボナード、アボナード達から安くは無い年会費を取り、懲りもせずアウェーのソリアに駆けつける400人以上のペーニャ達が願ってやまない「昇格」という目的をどう考えているのか、クラブ幹部は今一度真摯に考え直す必要がある。

 そもそも、ディエゴ・コスタやオッカスのような選手も今シーズン初めてチームに合流した立場。それでもゴールという結果を出しているという事実をきちんと見なければならない。歯車さえ噛み合えば、加入歴の長短に関わらず選手は結果を出すことができる。仮に今シーズンの昇格レースに敗れたとしても、それならば来季に向けた新しい取り組みをまた始めればいいだけの話ではないのか。

 ミチュのようなセルタB出身選手が昇格してスタメンを飾るようになったことは当然喜ぶべきことではあるけれど、そのために今いる戦力を無駄にする理由はどこにもない。「未来」を見据えた場合、状況によっては18歳のディエゴ・コスタをアトレティコから買い取ることだって十分に可能なことなのだから。

 ■El Celta mira al futuro
  セルタは未来を見つめている。

 綺麗ごとのように聞こえるかもしれないけれど、未来とは現在の彼方にあるものであって、決して未来だけがハリウッド映画のように独立して存在するものではない。今ある現実が明日には未来に変わるのであって、来るべき未来というものは決して存在しない。
 現在を未来に変えて行くその過程において、今いる場所と現実の中で何を成すべきなのかは当事者の判断次第ということにもなってくる。

 そういった観点からすると、セルタ・デ・ビーゴというクラブは「未来を迎えるための準備」に入ったとFARO DE VIGOは見ているようだ。ここ2~3試合、クインシー・オウス・アベイエは召集リストに入っておらず、マリオ・スアレスもスタメンから外れている。ビトーロも中核に据えられているとは言い難い状況になっており、ホルヘ・ラレーナも以前ほど重要視されていないと見ることもできる。

 事実、ホルヘに関してはこの1月から移籍交渉が可能になるタイミングがあったにもかかわらず、クラブはホルヘに対して6月以降の契約更新のオファーをしていない。クインシーとマリオ・スアレス、ビトーロのレンタル組に関しても、このままだと6月でクラブを離れることが既定路線になっている。クラブ側の思惑が見て取れるのは安定して召集され、試合にもコンスタントに出場しているアグスティン・ガルシア・”アグス”とアントニオ・ヌニェスという二人のマドリレーニョ(マドリーっ子)だけで、あとは自力でチャンスを掴み取ろうとしているディエゴ・コスタくらいのものだ。

 既にアントニオ・ロペスは来季を見越してセルタB、所謂「カンテラ」からノエル、マリッチ、ミサ、ダニ・アバロをトップチームの練習に組み入れており、ミチュに至っては既にスタメンで出場して経験を積んでいる。

 ディフェンス陣の要となることを期待されているアグスに関しては来シーズンもセルタに残ることが濃厚とされており、ヌニェスとフェルナンド・サレスに関しても契約上「45分以上のプレー時間を得た試合が12試合以上の場合、1年契約を自動更新」という条件をほぼクリアしており(フェルナンド・サレスは既に6試合を消化)、来シーズンもセルタでプレーすると見られている。

 未来を見るのはいい。それはそれで間違っていないし、当然「今」やるべきことの一つではある。だが、週末に大一番のスポルティングを控えて、これに勝てば次はレアル・ソシエダ戦が待っている。そこで更に勝利を収めるようなことになった場合、あるいは再度昇格のチャンスが現実味を帯びてくるということも考えられる。…可能性の大小はともかくとして。
 そのことも今は十分念頭に置いた上で様々なことに頭を使うべきではないのだろうか。中長期的な視点で考えることも当然必要だけれど、あれだけ高々と「1年でプリメーラに戻る」と豪語したのだから、12試合残っている段階で来季のことを考えているとファンやメディアに見透かされるような行動を取るクラブの対応には、非常に疑問を感じると言わざるを得ない。

 現状で昇格が果てしなく難しい宝探しのようなものであることは当然理解している。しかし、だからといって諦めていいとは誰も言っていない。

 いつの間にかキャプテンマークを巻いてチームを鼓舞するようになったヘスス・ペレーラや、ビーゴに残りたいがためにガムシャラにゴールを狙ったディエゴ・コスタのような選手がいる限り、僕は会長やスポーツ・ディレクターではなく、クラブの紋章と選手達を最後まで信じていたい。

 果たして、奇跡というものを僕達セルタファンは見ることができるだろうか。
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第30節結果速報
2008年03月23日 (日) 23:23 | 編集
 ■Un genial Diego Costa abate a Los Pajaritos
  ディエゴ・コスタの天分の才がロス・パハリートスを打ち砕く。

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第30節

得点者ホームスコアアウェー得点者
28分、フリオ・アルバレスヌマンシア1-2セルタ・デ・ビーゴ46分、ディエゴ・コスタ
78分、ディエゴ・コスタ
主審

セバージョス・シルバ (エストゥレマドゥーラ協会)

日時/スタジアム/観衆

2008年3月23日 / エスタディオ・ロス・パハリートス 観衆:4000人

警告ヌマンシア

レキ、オッカス、ルーカス、ビラ、ヌニェス

セルタ・デ・ビーゴボリス、ナゴーレ
退場レキ(警告×2)


 まずは速報まで。ここまで4試合に渡って勝ち星が無く、29節、28節に至っては得点すらなかったセルタだったが、久々に召集されて後半から出場したディエゴ・コスタが前日のコメント通り、最大限のプレーを見事に発揮して2ゴール。速報記事を読む限りだとロナウドを髣髴とさせるようなドリブルゴールだったようだけれど、ここまで「GOLAZO!GOLAZO!GOLAZO!GOLAZO!」と文字実況でも書かれているくらいだから明日になればどこかの誰かが今日の試合に関してはダイジェストをアップしてくれるかもしれない。

 詳しいことはダイジェストが見れたら、それ次第。FARO DE VIGOとLa Voz de Galiciaの記事も読んでみないとMARCAの記事だけでは判断が難しいかもしれない。懲りもせずにレキが退場しているし…。

 ひとまず勝って一安心。だが、状況は依然として厳しい。
    

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道なき道。
2008年03月22日 (土) 22:47 | 編集
 ■"Es muy difícil que siga en el Celta en Segunda"Okkas se ve con un pie fuera de Vigo por culpa de su selección 
  「セグンダのセルタでプレーを続けるのはとても難しいことだ」オッカス、代表との兼ね合いでビーゴから一歩外に出た状態。

 こういうニュースがこの時期に出てくるということは、もはや選手の間では昇格など誰も考えていないということの裏返しなのだろう。

 だが、僕はそんな選手達を責める気にはなれない。先日書いた「セルティスモ」の件にも絡んでくるとは思うけれど、ここ10年の間でファンが求めるような「セルティスモ」を本当の意味で体現化していたのは恐らくカルピン、モストヴォイ、グスタボ・ロペスくらいのものだった。彼らにしても4年、5年とセルタでプレーしていく中でセルタというクラブとビーゴの街を心底気に入った結果、自然とそういう態度になっていただけであって、初めから「セルティスモを身に付けよう」などとは思っていなかっただろう。

 だから、1年も所属していないオッカスのような選手がセルタに対して愛着を持たないという事実は理解できる。反対に、今のような状況の中でビトーロやディエゴ・コスタのように残留を真面目に考えている選手に関しては、本当に頭が下がる思いだ。特に彼らのように主力としてプレーしている選手であればなおさら。

 オッカスは現役のキプロス代表FWであり、紛れもなく代表でもエース。セグンダAはプリメーラと違い、インターナショナル・マッチ・デイでもリーグ戦が中断されることはないため、今シーズンのようにヨーロッパ選手権予選などで代表に招集され、数試合欠場すると結果的にクラブでの出番を失うことになり、クラブでの出場機会が減ればその分調子を落とすことにもなる。となれば、当然代表への召集は難しくなり、メジャーな大会に代表選手として参加するチャンスは少なくなる。…キプロスがメジャーな大会に参加する可能性が高いのか低いのかは別問題だけれども。

 つまり、オッカスはそういった事情からしても来シーズン、引き続きセルタがセグンダAに留まるようなことになれば、自分自身もそのカテゴリーに留まるという決断は難しいと考えている。どのような決断になるかわからないけれど、どちらに決めるにしても難しい決断になるだろうとオッカスは語っているようだけれど、「恐らく、今シーズンは自分にとって最悪の一年だったと言えるだろう」という言い方をしていることからも、彼がセルタでのシーズンに納得がいっていないことを表しているだろう。

 確かに負傷もあり、尚且つ代表への参加で欠場することのほうが多かったし、加入の時期も開幕直前でチームの方向性や具体的な戦術すらも定まっていない中にいきなり放り込まれて、チーム自体に慣れなければいけなかった彼の立場は難しいものだったかもしれない。

  ■Víctor Javier Aniño, ´Vitolo´ | Centrocampista del Celta: ´Quiero seguir en el Celta, es algo que me planteo muy seriamente´
  セルタのMFビクトル・ハビエル・アニーニョ・”ビトーロ”「セルタで続けたい。真剣に考えていることだ」

 対して、ビトーロはFARO DE VIGOのインタビューの最後に、「もう一年、セグンダでプレーを続けることは平気なのか」という質問に対して「当然だ」と回答。セルタの財政状況からして、満額の移籍金は間違いなくラシンに払えないはずだが、という突込みに対しても「クラブ間の金銭的な話には絡むことはできないが、全ては交渉で解決できる内容だと思っている。なにより、ここでプレーを続けることは自分自身が真剣に考えていることなんだ」と答えている。

 ビトーロは間違いなく、残ってくれれば今後のセルタの中核になるであろう選手。仮にオウビーニャが来シーズン「セルタに」復帰するのだとすれば、この二人を中心にチームを作り直すことも夢ではない。

 カルロス・モウリーニョ会長は、なぜか「今週のラモン・マルティネスSDの働き振りには満足している。チームを手助けするために最大限の努力をしてくれた」などと世迷言としか思えないことをほざいているが、どの頭がそういうふざけたことを考えられるのか、全くもって理解に苦しむ。そりゃあ、ファンもこういうことを言いたくなるだろう。
 
「辞めろ!」の大合唱

 ■Diego Costa asegura que se entrega al máximo y que le gustaría quedarse
  ディエゴ・コスタ、最大限の努力をすると宣言し、クラブ残留を希望。

 ディエゴ・コスタもセルタでのプレーとビーゴでの生活には満足していると語っており、クラブには残りたいと言っているものの、「年末までは完全移籍の話をクラブの幹部から打診されていて、具体的な話も進んでいたが、今年に入ってから全くその話は出なくなった。名前は言わないが、クラブの内部に、自分の残留を望まない人間がいて、その人物が話を阻止しようとしている」ともコメント。

 一体全体、このクラブは何をどうしたいのだろうか。

 今のところ、僕にはさっぱり理解できないことばかりがクラブからは聞こえてくる。
    

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第29節試合結果
2008年03月22日 (土) 18:01 | 編集
 

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第29節

得点者ホームスコアアウェー得点者
 セルタ・デ・ビーゴ0-1アルバセーテ17分、バルケーロ
主審

マルティネス・フランコ (ムルシア協会)

日時/スタジアム/観衆

2008年3月16日 / エスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス 観衆:6000人

警告セルタ・デ・ビーゴ

レキ

アルバセーテペーニャ
退場無し


 もはや語る言葉が見つからないが、一応…。

 コメントは無し。
    

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その道の先に何があろうとも。
2008年03月16日 (日) 01:16 | 編集
 ■Antonio López: "No vamos a arrojar la toalla"
  アントニオ・ロペス「タオルを投げるようなことはしない」

 少し時間は経ってしまったけれど、セルタの新監督に就任したアントニオ・ロペスのニュース。3月11日に就任記者会見を行ったアントニオ・ロペスは、最も重要なのは「現在であり、現実問題として自分達が直面している状況そのものだ」とコメント。そして、その”状況”については「難しく、非常に厳しいものだと認識している」と語っている。

 セグンダBへの降格圏については今のところ心配する必要は無いとしても、クラブの財政的にも一刻も早くプリメーラに復帰することが至上命題とも言える状況において、昇格圏から9ポイント離されている状態が楽観的だとは誰にも言えないだろう。その中でこういうコメントを言える監督というのはある意味大物かもしれない。

 「過去は過去であり、既に記憶になってしまったものだ。そして、未来は常に夢を見ることから始まる。最も重要なことは今現在の状況であり、我々が今すべきことは選手達のことに集中するということだろう。彼らはプロフェッショナルであり、やるべき仕事がある。自らを最大限表現するために彼らはプレーしているし、彼らがいるからこそ我々が存在する。我々は決して諦めるつもりはないし、それこそがプロフェッショナルであるということの証明にもなる。
 誰かを批判することは簡単だが、私はそういうことをするつもりは無い。状況は複雑で難しく厳しいが、希望は常にあると思っている。過ぎたことを言い出しても意味が無い。結果としてどうなるかは終わってみればわかることであって、サッカーの世界では我々が最後の最後まで生き残っていられるか否かを誰かが今の段階で断言することなどできはしないのだ」


 頼もしいのか、能天気なのか、ちょっと今の段階では良くわからないけれど、ただ一つ言えることは彼の言うとおり確かに希望はまだあると言えなくも無いということだろう。

 解任されたロペス・カーロも会見の中で、「少なくとも最後の10試合が終わるまでは昇格の可能性があると信じていたし、それが十分に起こり得るのがセグンダAだと今でも思っている。まあ、私のこういう考え方を(メディアも含めた)周囲は非難していたのだろうが…」と語っていたが、確かにセグンダAの場合は最後の10試合で昇格チームが入れ替わることは日常茶飯事だ。ただ、ここにきて若干団子状態が崩れてきているとなると、ある程度可能性のあるチームは絞られているのが現状。

 それがわかっているからこそ、ファンは忸怩たる思いでいるのだろう。

 ■Enfado en la red
  ネット上での怒り

 FARO DE VIGOが行ったネット上でのアンケートにおいて、「ロペス・カーロの解任がセルタの現状を改善するための最善、且つ十分な方策だと思うか?」という質問に対して9%の読者が「Sí」つまり、「はい」と答え、残りの91%は「No」と答えている。

 FARO DE VIGOの記事によると、91%のファンは会長とスポーツ・ディレクターこそが最大の原因であり、彼らの辞任こそが必要とされていると考えているのだ。

 アンケートへの回答と合わせて寄せられたコメントの数々は、どれもこれも痛々しいものばかり。わざわざそういうコメントを選んで載せてはいるのだろうけれど、僕がここ数ヶ月間このブログに書き綴った会長とスポーツ・ディレクターに対する思いと全く同じ意見が数多く見られる。

 果たして、セルタ・デ・ビーゴはどこへ行こうとしているのか。それともこう言い直したほうが適格か?

 カルロス・モウリーニョとラモン・マルティネスは何をしようとしているのか?と。
    

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君の名は・・・。
2008年03月15日 (土) 00:24 | 編集
 ■Ramón Martínez reconoce que Stoichkov fue cesado
  ラモン・マルティネス、ストイチコフは解雇だったと暴露。

 他人の行動に対して、100%の共感を抱くのはなかなか難しいとはいえ、ある一定の理解をすることはできる。理解し、受け止めることで相手と自分との関係を確固たるものとして自分自身が認識できることもあるだろう。

 だが、この男の行動・言動に対して、僕は一切の理解も共感もできない。するつもりも無い。する価値すらない。彼のような男のことをスペイン語で表現するとしたら、「Sin verüenza=恥知らず」、「Cabrón=バカ野朗」、「Capullo=クソ野朗」、「Hijo de puta=淫売の息子」とでもなるだろうか。ひょっとすると、僕がまだ知らない罵倒の仕方があるかもしれない。恐らくそういった罵倒する言葉全てを使って、この男のことを罵倒するべきだと僕は思っている。

 2007年10月7日、フリスト・ストイチコフがセルタの監督を退くということを記者会見で発表した際に、ラモン・マルティネスという男は眉一つ動かさず「家族の問題もあり、双方の合意のもとで契約を終わらせることにした」と語っていた。そして、ストイチコフもそれについて否定も肯定もしなかった。つまり、一方的な解雇ではなく、あくまでも合意による契約解除であるような言葉を会見では並べていたわけだ。

 それが、今回のロペス・カーロの解任記者会見の後になぜか突然、「フリスト・ストイチコフがセルタを去った時も、実は解雇だった」と暴露した。そして、当時に解雇であると正式にアナウンスしなかったのは、ストイチコフ本人のプライドと、クラブの体裁を守るためだったと説明している。

 あれこれ言っても仕方が無いのはわかるけれど、もう一度敢えて指摘しよう。この男の行動・言動には一切の首尾一貫性がない。33歳のグスタボ・ロペスを解雇した後に34歳のフアン・マヌエル・ペーニャを獲得したり、6月には「彼と共に必ず昇格する」と嘯きながらわずか4ヶ月と舌の根も乾かぬうちに信じていたはずの監督を解雇する。レキやコントレーラスを戦力外にして練習かも締め出しておきながら新監督の構想に入った途端手の平を返す。

 仮に自分が働く会社の所属部署で、こんな部長がいたとしよう。誰だって部署異動したいか、会社を辞めてまともな上司のいる会社に行きたいと思うだろう。こんな部長を尊敬する部下などいるわけがない。

 バカなのか。それともアホなのか。あるいは気が狂っているのか。はたまた全部か。

 何はともあれ、会長よりもこの薄らバカのスポーツ・ディレクターとやらを名乗るラモン・マルティネスというクソ野朗を一刻も早くビーゴの街から追い出さなければ、このクラブに未来はないと僕は確信している。

 なるべくブログにしてからはこういうことを書かないでおこうと我慢はしてきたつもりだったけれど、さすがに我慢の限界になってしまった。

 僕は彼をこう名付けたい。El gran hijo de puta=大いなる淫売の息子、と。
    

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さらば、ロペス・カーロ。
2008年03月11日 (火) 12:18 | 編集
 ■El Celta destituye a López Caro
  セルタ、ロペス・カーロを解任。

 一応、できることを全てやろうという努力はするつもりらしい。昨日、つまり日本時間の3月10日月曜日深夜、セルタ上層部はフアン・ラモン・ロペス・カーロの解任を決定した。

 2007年10月8日にフリスト・ストイチコフの後任としてセルタの監督に就任してから半年。一時は昇格圏内へ迫る勢いも見せたロペス・カーロの采配は、負傷者や不可解な判定も災いし、結局クラブが望むような「1シーズンでのプリメーラ復帰」は果たせないと判断された。
 恐らく、土曜日のシェレス戦に勝利していれば今日の結果はなかったのかもしれないが、ひょっとすると勝利したところで同じ結果が先延ばしになっただけだったかもしれない。勝てる相手は中位以下のクラブ。上位の昇格を直接争うライバルにはことごとく勝ち点を取りこぼしてきた結果、ロペス・カーロは解任という憂き目にあうことになった。

 ただし、彼の解任が正しいわけではない。そもそも開幕直後に監督の交代が起こるということ自体、クラブの計画が間違っていたことを示しているし、あれだけゴタゴタしていた状況で監督就任要請を引き受け、尚且つある程度の結果をある時点までは出していたロペス・カーロの手腕は評価すべきだろう。相変わらず左右のサイドバックは力不足だし、FWや中盤の構成も決まらない。Jリーグでは浦和のホルガー・オジェックが「万全の状態にするまでには6週間かかる」と言ったとか言わないとかで物議をかもし出しているが、セルタの場合は6週間どころかシーズンもすでに半分を消化し、これからが昇格レースの最終局面という段階に入っている。

 その段階でサイドバックと中盤の構成が決めきれないというのは、これはもう致命的だ。この10年間、サイドバックの構成で頭を悩ませることがなかっただけに、クラブとしてもフアンフラン、ベラスコ、イスラエル、プラセンテ、アンヘルなどの優秀なサイドバックの後継を育て、獲得することに重きを置いてこなかった結果だと言える。フランフラン、ベラスコの放出は前回の降格時では致し方なかったとはいえ、今シーズン開幕前のプラセンテの解雇は意味不明だったし、ストイチコフが連れてきたザネフをいとも簡単にレンタルに出してしまうのはどういう意図があったのか理解に苦しむ。ロペス・カーロの計画に入らなかったのはある程度理解できるとしても、そうであるなら代わりの左サイドバックを獲得すべきだったのは明らか。冬の移籍市場で両サイドバックとFW、中盤の選手を一人ずつ、と言っていたにも関わらず、財政状況を理由に満足のいく補強を行うことができなかった。

 それらは監督の責任ではなく、クラブ上層部の責任だろう。

 一体全体、この混乱の終着点がどこにあるのか。いまだに誰もそれを見極めることができずにいる。それこそが今、セルタが抱える最も大きな問題なのではないかと僕は思っている。

 今週のアルバセーテ戦までは指揮を執ると言われていたロペス・カーロがセルタを去り、後任監督には以前バレンシアで監督を努めていた、第2監督のアントニオ・ロペスが就任する。セルタBのメネンデスよりは適任だろうけれど、アントニオ・ロペスがどういった建て直しを図るのかも全くの未知数である。レアル・マドリーで主役になれなかったスポーツ・ディレクターが、さらなる混乱をクラブにもたらさずにいてくれることを、今はただただ祈るのみというのが、今の僕の本心だ。
    

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El Celtismo
2008年03月10日 (月) 23:40 | 編集
 ■Enfermo y sin excusas
  言い訳無用の病。

 ■El Xerez se reencuentra con el triunfo contra un Celta desquiciado
  シェレス、錯乱したセルタを追い詰め、勝利。 

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第28節

得点者ホームスコアアウェー得点者
43分、ビケイラシェレス1-0セルタ・デ・ビーゴ 
主審

エルナンデス・エルナンデス (ラス・パルマス協会)

日時/スタジアム/観衆

2008年3月8日 / エスタディオ・ムニシパル・デ・チャピン 観衆:5000人

警告シェレス

ポラート、モレーノ

セルタ・デ・ビーゴレキ、アグス、クインシー
退場

ルーカス、オッカス


 ■López Caro salvó la cabeza
  ロペス・カーロ、クビを免れる。

 ■López Caro sigue en el cargo por falta de soluciones para su sustitución
  改善策の欠如から、ロペス・カーロの続投が決定的。

 もはや試合についてあれこれ分析をかけたところで意味も無いだろう。それにビーゴの誰も振り返る気力もないらしく、ダイジェストが全くアップされない。それもそうだろう。僕がアップ係だったら絶対にこんな試合のダイジェストを世界に見せたいなどとは思わないだろう。
 最下位のクラブに負けることは別に「悪」ではない。「悪」ではないけれど、負けていいわけではない。特にセルタが今置かれた状況からすれば、最下位のチームであることと、昇格を争うレアル・ソシエダが前節で叩きのめしている相手であることからも、昇格争いに残りたいのであれば、「必ず」勝たなければいけない試合だった。今節開始時点で昇格圏内との勝ち点差は6。ここで負け、且つレアル・ソシエダが勝利すればその差は9に広がることは小学生でも計算できることだった。そして、今後ヌマンシア、スポルティングという直接のライバルと対戦が続くことを考えれば、ここで勝っておかなければその2チームと戦う際に苦しい状況になっているであろうことくらい、誰もがわかっていたはずだ。

 にもかかわらず、セルタは勝てなかった。いや、敢えて言えば「負けてしまった」。言いたいことはいくらでもあるだろう。カノッビオが負傷だったとか、ペーニャが出場停止だったとか。けれど、負傷者が絶えないのは今年に始まったことではないし、毎年のことだった。…まあいい。チームのことはわざわざ僕が書くまでもなく、セルタファンなら皆わかっていることだろうから。

 ところで、僕は2000-2001シーズン、セルタのソシオとしてバライードスのトリブーナと呼ばれるメインスタンドに年間シートを保有していた。バライードスは一般的なスタジアムと違い、ベンチがバックスタンド側にある。テレビ中継では通常ベンチの裏から試合を映し、会長その他、クラブの幹部や来賓が位置取る「パルコ」と呼ばれる貴賓席が設けられているメインスタンドを正面に見る形になっている。
 ソシオ登録費もリオ・アルト、リオ・バホ、ゴール、マルカドール、プレフェレンシアとある6種類のスタンドの中で最も高額で、スタンドの中央ブロックはほとんどが何十年もソシオを更新し続けている古株のソシオ達で占められているため、一試合ごとにチケットを買うファンがそのブロックに来ることは滅多にないようなスタンドだ。
 僕が選んだ(選ぶことができた)席は貴賓席から2ブロック離れた、テレビ中継の画面で言うとちょうどセンターラインから左に10メートルほど行った場所で、2階部分にあるトリブーナの上下半分に分かれる所だった。僕の周りには爺さんばかりで、複数で固まっているのは祖父、父、孫といった家族3代のソシオという面々。2000-2001シーズンのレアル・ソシエダ戦では「50年間継続ソシオ」の表彰式典があり、僕の周りの爺さんソシオ達がゴッソリといなくなってピッチの上で表彰されていた。

 2000-2001シーズンは僕が自分のことを「セルタファン」だと強く思うようになって4年目。セルタファンとして「4歳」の時だった。その時に周りの爺さん達は50歳。実際の年齢でも、ソシオとしての年齢でも、僕は周りのソシオからすれば「孫」同然で、日本人でセルタファン、しかもトリブーナのソシオという実に珍しい存在だったこともあって、よく爺さん連中に可愛がられた。
 生きていれば今年で78歳になる、当時70歳だったショセという爺さんが僕の前に座っていて、ラージョ・バジェカーノ戦のハーフタイムに話していた時に言われたことがある。

 「なあ、ハポネシート(日本人ちゃん、という意味)。お前はソシオとしちゃ1歳だが、ここに座っている時点で立派にセルタファンだ。俺達と同じセルティスモをお前も持ってるんだ。いつかは日本に帰るんだろうが、帰るときはセルティスモも持って帰るんだ。日本に他にもセルタファンがいるなら、日本の皆でセルティスモをちゃんと守って育てるんだ」

 セルティスモとは何か、と問われても僕は恐らくはっきり答えられない。セルタファンでいることでもあるだろうし、ソシオとしての誇りだと答える人もいるかもしれない。けれど、バライードスに行ったことがなくても、ソシオでなくても、セルタを強く思い、励まし、守ろうとする気持ちがあれば、その気持ちがセルティスモなのだろうと漠然と考えてはいる。

 最下位のチームに負けて2日たった今日の各紙では、クラブ側とロペス・カーロの緊急会談は開かれなかったと報じられている。上層部内での会議は開催されており、そこで今後の監督人事については議論がなされているようだけれど、いずれにしても即時解任や後任監督の名前は決定的には報じられていない。セルタBのアレハンドロ・メネンデス、トップチーム第2監督のアントニオ・ロペスの名前は一応見受けられるが、両者ともこの状況を打破する器ではないという趣旨のことが書かれている。

 つまり、上層部は「打つ手なし」としてロペス・カーロの続投、少なくとも致し方なく日曜日まではロペス・カーロをバライードスのベンチに座らせるつもりのようだ。

 モストヴォイが目の前で審判に抗議して退場になった時や、グスタボ・ロペスがボールを追うのを諦めた時、カルピンがパスミスをしたジョバネーラを怒鳴りつけた時やフアンフランが自分勝手にFKを蹴り宇宙開発を決めた時、憤怒の形相で「チームを辱めるな!!」と激怒していたショセだったら、今のこの状況とニュースを見て、何と言うだろうか。

 昇格が厳しいのはわかっている。可能性がこれで非常に低くなったことも自覚している。ただ、上層部の、特に会長やSDの勝手な判断で打つべき手を打たずに諦めるようなことは許さない。打つべき手が監督交代か否かはともかく、今できる最善の改善策を必死に探そうとしないクラブのトップを、僕は絶対に認めることはできない。それこそが、ショセが最も怒る「チームを辱める」行為だからだ。

 今のクラブにセルティスモがあるのかどうか、今季の残り14試合でそれを見極めることができるだろう。
    

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En realidad.
2008年03月08日 (土) 17:01 | 編集
 ■Necesidad máxima
  最大必要条件。

 2部リーグというのはどこの国でもしんどいカテゴリーであることは間違いの無い事実だろうと思う。それがセルビアであれ、マケドニアであれ、グルジアであれ、そして日本であっても。

 冷静に考えれば、どんなに勝利しようとファンが100%の満足をすることがないからだ。たとえ3位でシーズンを終えたとしても、それは昇格という「望まれるステージ」への切符を手にしただけに過ぎず、昇格の事実に賞賛はされても、それは「ここからが本当の勝負」という意味での賞賛に過ぎない。2部で優勝、という言葉もあるけれど、それは本来の優勝という言葉ではなく、あくまでも「優勝という言葉を与えられる順位でシーズンを終了し、昇格の権利を手に入れた」という事実を隠すためのメディアが世間を煽るためだけに使う言葉に過ぎない。

 1部リーグに所属し、ある程度の結果を出したことのあるクラブなら、選手もファンもクラブのスタッフも、自分達が2部リーグで細々と闘わなければならないということについて苦々しい思いになることだろう。「こんなはずではない」「ここは自分達のいるべき場所ではない」「自分たちにはもっと相応しいリーグがある」というように。

 しかし、残念なことに、セルタ・デ・ビーゴはその場所にいる。「相応しくない」と思い込んでいる場所に。プライドを持つことは構わない。UEFAカップ3年連続ベスト16というのは素晴らしい結果だったし、チャンピオンズ・リーグ出場も輝かしい歴史だろう。だが、それはもう過去のことであり、勝ち星をあげられずに敗戦を繰り返し、建て直しを図れずに降格したのは事実であり、その状況での相応な結果が降格という事実だったのだということを、僕達は受け入れる必要がある。

 昇格を争う「べき」と思われているクラブのうち、セルタの失点数はダントツに多い。首位のヌマンシアが27試合で失点21であるのに対し、8位のセルタは27試合で失点32。1試合で実に1点以上、つまり毎試合1点は少なくとも食らっていることになる。数字が全てではないけれど、1試合1失点以下で戦っているクラブよりも、1試合1失点以上のクラブが順位が下であるのは極々自然な流れであり、この数字だけを見ても現在のチームが抱えている問題が何であるのかは明白なはずだ。
 その割りに、得点数では4位のレアル・ソシエダよりも3点多い37得点で上から数えても3番目。ただし、1試合あたりの得点数と1試合あたりの失点数を計算して並べてみると似たような数字になるし、そもそも小数点以下はスコアに繁栄されないのだから自然と勝ち点という結果には反映されてこない。勝ち点という結果に反映されないのであれば順位が上がらないのも当然であり、そうなると昇格という目標が遠のくのも非常に理に適っている。

 この状況を打破するには一つのことだけをしていたのではもう手の施しようがなくなってしまう。これまでは確かにディフェンスが課題であり、守備の連携やチーム全体での守備意識の整備が求められていた。しかし、守備は全く改善されていない。だが、幸い1試合あたり1点で済んでいる。この状況から昇格するために必要なのは、守備の連携をできる範囲で向上させ、尚且つこれまで以上にゴールを挙げることが必要になってしまう。1試合あたりの得点数が失点数を上回らない限り、勝利に与えられる勝ち点3は与えられないのだから、勝ち点3を獲るためには一にも二にもゴールが必要となる。

 今日、セルタはこれまでの歴史上でたった1回だけ戦ったことのある、エスタディオ・チャピンに赴き、最下位のシェレスと対峙する。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの美味い酒は、勝利しないと味わえない。FARO DE VIGOが見出しにしているように、最大且つ必要な条件は勝利することであり、ここで勝ち点3を取ることによって、来シーズン以降のセルタの行く末が見えるか見えないかがおぼろげながら見え隠れするようになるだろう。

 正直な話、昇格がどうこうというよりも、今は目の前の試合をどうやって勝利するのか。その一点だけに集中しないと目標どころの話ではなくなってきている。そのことをクラブに所属する人間の中で度の程度の割合が認識しているのだろうかと僕はちょっと気になっている。他人任せで現実逃避がちなスペイン人達の中で、セルタ・デ・ビーゴだけが現実主義だとも思えないけれど、様々な、特に目の前に突きつけられた現実から逃げた時に追いかけてくる事実は、とてつもなく重いものだということを、僕達はもう味わうのが2回目であることを、もう一度認識しなおしたほうがいいのかもしれない。
    

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肉を切らせても骨が断てればいいけれど…。
2008年03月04日 (火) 22:38 | 編集
 ■Mouriño ratifica a Caro
  モウリーニョ、カーロを批准。

 ■El técnico López Caro agota su crédito
  ロペス・カーロ、自身への信用を使い切る。

 物事というのは一回悪い方向に転がりだすと、なかなかその流れを止めて逆転させるのは難しい。一度スレ違ってしまった夫婦が話し合いを重ねても結局離婚してしまうのと似たようなものかもしれない。それと同じことがサッカーの世界では毎日のように起こっている。

 フリスト・ストイチコフの不可解な退任劇を経てセルタの監督に就任したフアン・ラモン・ロペス・カーロは、ある程度の希望を以ってクラブとファンに迎え入れられた。数試合に渡り無敗で乗り切り、いくつかの重要な勝ち星も挙げて、一時は昇格圏まであとわずか1ポイントというところまで迫ったこともあった。それも一度ならず二度。ところが、彼と彼のチームは二度ともその千載一遇のチャンスを生かすことはできなかった。
 これは世界中で数百億回繰り返されてきたフレーズだろうけれど、「たら、れば、を言ってしまうのであれば」、もしあそこで一度でも勝っていれば、恐らくこんな記事を書くことはなかっただろうと僕は思っている。

 端的に言って、今週末のシェレス戦に負けるようなことがあり、負けなかったとしても引き分けた結果上位とさらに勝ち点を離されるような状況になれば、ロペス・カーロのセルタの監督として過ごす時間は終わりを告げそうな気配が立ち込めている。
 MARCAは記事の中でカルロス・モウリーニョ会長がテレビシオン・デ・ガリシアに語った「現在のセルタの問題は、彼だろうと他の誰が監督だろうとそれが原因で起こっていることではない。連勝することができず、尚且つ後半に失点を繰り返していること自体が問題なのだ」という言葉を引用し、ロペス・カーロも首脳陣もお互いにお互いを信頼し合っている「ポーズをとっている」ことを伝えている。「ただし」という一言と共に、「今週末の結果次第では、クラブは全てのことを根本的に変えざるを得なくなるだろう」、と暗にシェレス戦次第で監督交代が起こり得ると報じている。

 MARCAのこういう記事は信憑性にかけることもあるが、移籍以外のニュースは意外と的中することが多かったりもするのであながちこの記事は間違いでもないのだろう。

 お膝元紙であるFARO DE VIGOはもっと直接的だ。「エルチェ戦での失態にも関わらず会長は監督を信頼する姿勢をのぞかせているものの、クラブが望むような結果を出せずにシェレスに対して敗戦を喫した場合、彼(ロペス・カーロ)の続投は極めて難しいものとなる」と断言に近い表現をしている。
 MARCAもFARO DE VIGOも、少なくとも僕がスペインにいた頃には番記者を練習場に毎日送っていたし、双方の記者共にファンが知りたい情報を正確に報じる能力に長けていた。差があるとすれば、FARO DE VIGOは地元紙である利点を生かして、MARCAのガリシア版ですら掲載できないような首脳陣、監督、選手の本音のロング・インタビューを頻繁に紙面に載せていたという点にある。
 そう考えると、MARCAだけがロペス・カーロ解任の可能性を報じているのだとすれば若干眉唾物の感がぬぐえなかったこの話題も、FARO DE VIGOがここまで直接的な表現を使って報じたとなると、何かしら首脳陣の間で起きている、後任監督選定も含めた動きを掴んでいることが推測されるわけである。

 エルチェ戦の失点は確かに不運なものも含まれていたが、「不運だった」だけでは決して片付けられない致命的な集中力の欠如が見受けられるものだった。特に、GKのエステバンにとっては自信を喪失させるに十分な失点だっただろう。ただ、僕達ファンにしてみれば、毎試合繰り返されてきた失点を今更食らったところで、これも今更自信を失われても何を言っているのかという気分になる。特にこういうコメントを出されると。
 「今のチームは傾いた船のようなものだ。何とかして水平を取り戻せるようにしなければならない」
 「こんな試合を繰り返していては、ファンに我々が昇格できると考えさせることはできるわけがない」
 いや、全く仰る通り。仰る通りではあるけれど、そんなことは昨年の段階から誰もが思っていたことで、週を追うごとに少なくなる観客数を見ていれば、ビーゴにいなくたってそれくらいのことはわかる。

 今節を含めて残り15試合となったリーグ戦で、あと何回勝利することができるのか。可能な限り勝ち点3を取らなければ、昇格などという単語を口にすることすら笑われるような状況になる瞬間が、もうすぐそこまで迫っている。
    

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携帯電話
2008年03月03日 (月) 23:59 | 編集
 ■スペイン携帯電話事情

 スペインでも世界の主だった国々同様、携帯電話の会社は大手の半寡占状態となっており、日本のように半国営企業がトップシェアを持っているという状況は変わらない。
 リンク先の記事にある通り、大手3社とはテレフォニカ系列のMovistar(モビスター、あるいはモビエスタール)、イギリス資本のVodafon(ボーダフォン)、同じくイギリス資本のOrange(オレンジ)となっているが、この名前が大手3社として日本でも報じられるようになったのはつい最近の話。

 多分、久しぶりにスペインの携帯会社の名前を聞く人はびっくりするんじゃないだろうか。2000年代前半にスペインに住んでいたことのある人であれば、携帯といえばMovistar、そしてAirtel(アイルテル)、Amena(アメナ)の3社くらいしか見かけなかっただろうと思う。

 Movistarに関してはMotoGPのチームにスポンサー提供をしていたこともあるので知っている人もいるのではないかと思うけれど、AirtelやAmenaなんか日本で知っている人は恐らく皆無だろう。僕だってアメリカやイギリス、オランダの携帯会社なんか知るはずも無い。

 実は、Airtelに関しては確か2002年ごろにVodafonに買収されてブランドごとVodafonに変わった経緯がある。スペインでもやはり「電波が繋がる」とか「メールの送受信可能な友達が多い」とかそういった事情で携帯を選ぶ人が多くて、かくいう僕も国籍を問わずスペイン国内在住の友達はほとんどがMovistarだったことや、最初に住んだ家の近くにMovistarを扱っている店しかなかったこともあってMovistarを使っていた。Amenaは確か今のソフトバンクがやっているように、同キャリア同士の通話であればMovistarに比べて相当安い通話料で話せるなど、今から考えれば画期的なプランを提供していたのだけれど、残念ながら最大手には叶わず、持っている人をほとんど見かけなかった。

 Airtelもメールが無料になったりといろいろサービスは提供していたが、結局Movistarには太刀打ちできなかったようだ。テレフォニカはスペイン国内だけでなく、南米にもネットワークを持っていて、旧植民地の南米諸国のうち数カ国に現地法人を持っている。正確にどこだったかは思い出せないけれど、恐らくネットで調べてみればすぐに出てくるだろう。そして、その南米法人がある国では、やはりスペイン国内同様に最大手になっているケースが多いようだ。

 ただ、別にテレフォニカのサービスが抜群にいいかと言うと決してそんなことはなく、通話料はけっこう高いし、メールを送るにも1通あたりの送信料が10ペセタほど取られたりと、割高な印象は今でも残っている。当時はまだ携帯のインターネットメールがさほど一般的ではなかった頃だし、2000年と言えばようやく日本でもi-modeが出回り始めた頃。僕はスペインに旅立つ直前までショートメールしか使えないタイプの携帯を使っていたので、帰国してから皆がカラーのディスプレイで普通にEメールをやり取りしているのを見て驚愕したことを覚えている。
 他の会社はどうだったか知る由も無いけれど、Movistarは電話番号@movistar.netというEメールアドレスを全ての電話が持っていたため、極端な話だと日本のi-modeユーザーともやり取りが可能なはずだった。確かに成功することもあったのだけれど、5回に2回くらいはなぜか届かなかったりするため、確認をメールで取りながらメールをするのに疲れてすぐにやめてしまった。

 スペインの今の携帯電話がどうなっているのかはよくわからないけれど、スペインでも携帯ネットサービスはあるみたいなので、ひょっとしたらEメールのやり取りもできるのかもしれない。一時期DoCoMoがテレフォニカにi-modeサービスを売るという噂もあったのだが、あれはどうなったのだろうか。

 ところで、スペインで携帯を持っていたといっても、日本のような契約回線ではない。所謂プリベイド携帯である。契約回線を取ろうとすると、半年から1年間、定期的に取引確認が可能な銀行口座が必要になることと、契約料が妙に高いので留学組みには敷居が高かったのだ。スペイン人の友人ですら諸々の手続きの面倒くささからプリベイド式で済ませている連中が多かった。
 プリベイド式だとまず電話機を買い、それから電話会社のプリベイドSIMチップを買う。中には「3000ペセタセット」とか「5000ペセタセット」のSIMチップが売っていたり、「電話機と3000ペセタSIMチップパック」みたいなものが15000ペセタとか古い機種だと2000ペセタくらいで売っていたりするので、それを買うわけだ。日本でも今でこそFOMAなどはこのパターンになっているけれど、どうやらヨーロッパだと大昔からこういう形で販売していたらしく、非常に重宝したことがある。何しろ、自分の携帯が壊れても、その辺を歩いている人にSIMチップを見せて、「ちょっと携帯を貸して欲しい」と言えば、その人がヒマでさえあれば貸してもらえることだってあるわけだから。友達同士ではけっこうよく使った手である。
 どこの国のヤツでも「トイレに携帯を落とした」とか、「ビールをこぼした」みたいなマヌケなことをするヤツはいるもので、学校ではしょっちゅうそんなやり取りを見たものだった。

 僕は幸いそんなことはなかったけれど、その代わり道端ですれ違うホームレスにタバコをねだられることはやけに多かった気がする。減るものではあるけれど、こっちもその辺の喫煙者に「くれ」と言えば普通にくれるので、別に渋る必要は無かったというのもある。

 そんなスペインも今では携帯の新規参入が増えているという話だし、一昨年の秋に久しぶりに行った時には何と「禁煙法」ができていた。体育館だろうが長距離バスのなかだろうが、空港のロビーだろうがコンサートホールだろうが、所構わずスパスパとタバコをふかし、吸い終わったら道端に投げ捨てるという、JTが見たら卒倒しそうなマナー無視のあの国で、である。

 月日がたてばいろいろ物事は変わっていくのだけれど、そういう移り変わりを見ていくのも、これも一つの楽しみなのかもしれない。
    

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0.017%の信頼。
2008年03月03日 (月) 21:50 | 編集
 ■El Elche iguala dos goles al Celta en un minuto
  エルチェ、セルタに1分間で追いつく。

 ■El Celta se pega un tiro
  セルタ、代償を支払う。

 ■El Celta entra en coma profundo tras dilapidar dos goles en un minuto
  セルタ、一息ついた一分間を無駄にし、2失点。

リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第27節

得点者ホームスコアアウェー得点者
32分、ペレーラ
57分、ペレーラ
セルタ・デ・ビーゴ2-2エルチェ67分、ノエル・ウィリアムズ
68分、ラウール・マルティン
主審

ペレス・リマ (カナリアス協会)

日時/スタジアム/観衆

2008年3月2日 / エスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス 観衆:5000人

警告セルタ・デ・ビーゴ

マリオ・スアレス、レキ

エルチェイバン・アマージャ
退場

無し


 日本にいる僕以外のセルタファンと今こそ話してみたい。このMARCA、FARO DE VIGO、La Voz de Galiciaの見出しを見て、どれが一番僕たちの気持ちに近いのかどうかについて。

 FARO DE VIGO、La Voz de Galiciaは共に手厳しい。元々La Voz de Galiciaはラ・コルーニャが本社の新聞だから、セルタに対してあまり好意的な記事が多くないのはわかっていたが、FARO DE VIGOはビーゴに支局もあり、セルタのことに関してはそれなりに密着して情報をフォローすることで現地のファンの間でもそれなりに評価されている新聞社だ。その二紙がこうも似たような見出しを付けるということが何を意味するのかを、クラブはよく考えたほうがいいと思う。

 毎回、試合が終わるたびに同じことを書いているような気がしてそろそろ嫌気がさしているし、このブログを見ているビーゴ市民数人に日本語が読めるはずも無いとわかってはいても、それでも言わざるを得ない。
 1点目は仕方が無い。よくあるゴールだと思う。相手のシュートはブロックしているし、その跳ね返りが味方に当たって不運にもノエル・ウィリアムズの目の前に転がってしまった。ただそれだけのことだと思う。
 しかし、2点目を僕はどうしても許せない。これまで2失点した試合は何試合もあるけれど、そのいずれの場合でも決して許されないパターンの失点は2点目だった。こういう失点で勝ち点を逃し続けているからいつまでたっても今シーズンの観客動員が5000人から増えないのだろう。

 FC東京の前監督である原博美は「東京には娯楽が山ほどある。その中でどう東京の試合を選んでもらうのか。その方法論を考えることも重要だ」というニュアンスのことを発言していたことがある。セルタの場合もまさに同じで、街の規模は問題ではないだろう。
 ビーゴは東京に比べればたかだか人口が29万人程度の小さな街だ。覚えていようと努力すれば一年間で青空を見た回数を大晦日に思い出せるくらい雨と曇りの多い湿ったガリシアの街で、おまけにプロスポーツと言えばセルタとセルタ・フットサル、セルタ・バスケットボール(女子)くらいしかない。あとは自転車のカルピン・ガリシアか。その数少ないプロスポーツであるにもかかわらず、セグンダに落ちたというただそれだけの理由で観客が2万人も減るものだろうか。

 よく考えてみて欲しい。カンガスやバイヨーナ、ニグランやパンションといった景色も綺麗で冬の食事も美味しい場所がビーゴの周辺にはたくさんある。古ぼけた、ベニヤが今にも落ちてきそうなボロボロのスタジアムで、おっさんたちの葉巻の匂いに巻かれながらうだつの上がらないたかが2部のサッカーチームがマヌケな失点を繰り返すところを2時間も見ているより、1時間車を走らせて牡蠣やタコといった新鮮な魚介類を美味しく食べさせるレストランで恋人や友人、家族と週末を過ごすほうがよほど楽しいと思うのは、誰がどう考えたって全うだろう。

 つまり、今となってはビーゴ市民29万人のうち、たったの5000人しかセルタを信じていないのだ。数にしてわずか0.017%。そのうち、惰性でバライードスに来ているのが何人なのかを正確に割り出したら、恐らくこのパーセンテージはえらいことになるだろう。La Voz de Galiciaの記事の最後にあるセンテンスの如く、「こんな馬鹿げたプレーの連続だからこそ、極々僅かな観衆はチームに対して侮蔑の意味をこめた口笛で別れを告げた。既に3月始めの段階で、ほとんど誰もこのクラブが昇格するなどという御伽噺を信じるものはいないだろう。泥沼に両足を突っ込んだこのチームの現状では、唯一”奇跡”というものがあると仮定した場合にのみ、その御伽噺は叶うのかもしれない」という状況だ。

 ただし、その奇跡は起こそうと思えば恐らく起こせる種類のものであることも確かではある。しっかりと守ることさえできれば、このチームは恐らくすぐに上位に返り咲くことができるだろう。悲しいことに、ほぼ1年間それができていないから僕達は今この場所にいるのだけれど。
    

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