セルタ、レアルが昇格の夢を見るのを妨げる。
■Celta y Real pactan tablas en un triste reencuentro entre históricos
セルタとレアル、因縁の対戦で妥協の結果に。
リーガ・エスパニョーラ(セグンダ・ディビシオンA)第33節 | ||||
| 得点者 | ホーム | スコア | アウェー | 得点者 |
| 17分、レキ | セルタ・デ・ビーゴ | 1−1 | レアル・ソシエダ | 41分、ディアス・デ・セリオ |
| 主審 | テイシェイラ・ビティエネス (カンタブリア協会) | |||
| 日時/スタジアム/観衆 | 2008年4月12日 / エスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス 観衆:6000人 | |||
| 警告 | セルタ・デ・ビーゴ | ホルヘ、ディエゴ・ロサーダ、ディエゴ・コスタ | ||
| レアル・ソシエダ | ディアス・デ・セリオ | |||
| 退場 | 無し | |||
こうなるともう振り返るのも億劫になってくるけれど、ここでこういう試合に言及することを放棄してしまうと、わざわざ日本でこんなブログをせせこましく書いている意味が皆無になるので、気力を振り絞って書くことにする。
…とはいうものの、こんな試合に語るべき価値があるのかどうかは正直言ってかなりの疑問を感じる。日曜日に行われたマラガ対スポルティングの一戦はマラガの勝利によって終わり、マラガはこれでまた一歩昇格に近づいた。反対にスポルティングはセルタと引き分けたレアルと勝ち点で並ばれ、昇格圏を争う戦いはまたしても混沌としてきている。
にもかかわらず、セルタ・デ・ビーゴは11位とさらに順位を下げており、昇格圏内への勝ち点差は8ポイントとわずか1ポイント詰め寄ったに過ぎない。残りは9試合。今シーズンの成績は33試合で11勝11分11敗。つまり、3試合で1勝のペース。残り9試合にこのパターンを当てはめると3勝3分3敗で勝ち点を12ポイント上乗せして56。対してスポルティングもレアル・ソシエダも33試合で14勝10分け9敗。3試合のうち2試合は勝利する計算だから6勝2分1敗で勝ち点を20ポイント上乗せする可能性がある。
そもそも、セルタが3勝したとしてもスポルティングかレアルが4勝したらその時点で終了。つまり、今後の4試合でどちらかが4連勝したら、セルタの昇格は完全に否定されることになる。
クラブ首脳陣も、もはや諦めているのだろう。2ヶ月以上もバライードスで勝利を収められないようなチームがこの後の9試合で破竹の連勝街道を突っ走り昇格するというゲームやマンガのような御伽噺を、一体誰が真剣に思い描いて信じることができるだろうか。
試合開始前からカルロス・モウリーニョに「会長、辞めちまえ!」などという野次が飛ぶようなスタジアムで、勝てるはずが無い。程度の差はあれ、今のバレンシアが置かれている雰囲気と似たようなものだ。モウリーニョもバレンシアのソレールも、共に本業は土建屋のトップ。空前の不動産バブルに沸いていたここ数年のスペインを象徴するような人物だけに、現実のバブル終息と歩調を合わせるように彼らの運も尽きてきたということなのだろうか。
しかし、彼らのビジネスの趨勢と僕達ファンのクラブに賭ける意気込みを一緒にされてはたまらない。サッカーは趣味の一つでしかあり得ないけれど、趣味の一つを象徴できるクラブは唯一無二のものなのだ。彼らにとってはいくつかあるビジネスの一つにしか過ぎないサッカークラブの経営も、僕達ファンにとっては一生を捧げたと言っても過言ではないもの。彼らは都合が悪くなれば株を売って手放せるが、僕達はそうはいかないのだ。
だからスタジアムに行けるファンは怒る。国外でもソシオを続けるファンは怒る。それが彼らにはわからない。いや、今の会長にはわからない。
そうでなければこんな状況を放っていられるはずが無いのだ。イングランド・モデルを作りたいのか何なのかは知らないが、ガリシア人のパーセンテージを可能な限り高めて強豪クラブにする、などと嘯くのはある程度チームが軌道に乗ってからするべきことで、セグンダに降格してからやることではない。下部組織の充実を図ることは否定しないが、無理矢理引き上げられた若手の選手達がなぜ会長の無謀な「プロジェクト」の犠牲にならなければならないのか。
クインシーもいい。オッカスもいい。ペーニャもフェルナンド・サレスも確かに才能豊かな素晴らしい選手だろう。けれど、本当にセグンダで必要だったのか?セグンダで必要な選手に求められるものは、一瞬の煌きを数試合に一度発揮することよりも、堅実なプレーを毎試合、毎分ごとに披露できる能力ではなかったか?
■El Celta apuesta por la identidad para tender puentes con su afición
セルタ、ファンとの架け橋を広げるためにアイデンティティーを賭ける。
彼のやること成すこと全てが僕をイライラさせるのは既にこのブログを読んでくれている人にはおわかりだと思うのだけれど、今回も彼=ラモン・マルティネス・イホ・デ・プータはファンの神経を逆撫でするような行動をしてくれている。
彼は既に来季に向けた補強のリストアップを進めているが、その条件は「セグンダで実績を残している選手」ということ。そして「できればガリシア人であること」という二つらしい。
「バカ」とか「アホ」とか「マヌケ」とかいう言葉はこの男のためにあるということを僕は今シーズン恥ずかしながら初めて知った。ホナタン・ベレイラ、イアゴ・ファルケ、フリオ・アルバレス…。獲れるものなら獲ってみろ。ただし、獲得できたとしてもその時に出すコメントによって、僕はまたこの男を心底軽蔑することになるのだろうけれど。
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ユベントスも昨シーズンはセンターハーフの補強は絶対と言われましたが、終わってみればマーケットで獲得した選手でレギュラーをとったのはLBのモリナーロだけ。出番が多かったのもグリゲラ、サリハミジッチというフリートランスファー組、ヤクインタとシソコくらい。
完成形が見えているチームでもこんな感じです。
セルタの場合は問題が山積みなわけで、やっぱり会長の放逐から始めないと駄目かもしれませんね。
この期に及んでまた監督交代などとは、もう勝手にしてくれという感じにもなりますが…それでもファンをやめるわけにいかないのが何とも、というところです。
一旦高いところに生活レベルを持ってきてしまうと、なかなか下げることができないとはよく言われますが、サッカークラブの場合もそれは同じですね。ユーヴェとセルタの一番の違いは歴史の中で色々なレベルの経験が多いか少ないかというところだと思います。良かれ悪しかれ、経験があれば改善策も出しやすいし実施もしやすくなるでしょうしね。





