!!Hala Celta!! edicion Blog
セルタ・デ・ビーゴとリーガ・エスパニョーラ、スペインのことについて書き連ねているブログ。
El ultimo idolo se va.
2007年07月04日 (水) 23:36 | 編集
 ■Adiós a Gustavo López
 ■Gustavo: "Me han roto un sueño"
 ■El último símbolo

 こんなことが許されていいのだろうか。会長が変わり、少しばかりの期待感を持っていたファンが馬鹿だったのだろうか。

 思えば10年前からそうだったのだけれど、毎年毎年、シーズンオフになるとセルタはキープレーヤーとの契約延長交渉をぶち壊しかけてきた。マジーニョ、ミチェル・サルガード、フアンフラン、カセレス、モストヴォイ、カルピン、ビクトル・フェルナンデス監督とも毎年のように契約で揉めた。

 その誰もがクラブを去り、カルピンが去るときにはバライードスのファンがオラシオ・ゴメス会長を駐車場まで追い詰め、「Karpin,¡¡SÍ!! Horacio,¡¡NO!!」と大合唱した。ちょうどその場に居合わせたこともあり、僕もその合唱の中にいた。

 お金がないのはわかる。痛いほど理解しているし、巨額の移籍金を使ってスーパースターを獲得して来いなどと言うつもりはサラサラない。そんなことをセルタというクラブに期待しているわけではないし、毎年毎年優勝争いをして欲しいと思っているわけでもない。

 古くはグデリ、ミチェル・サルガード、マジーニョ、モストヴォイ、カルピンといったクラブのシンボル的な選手達を次々に失い、彼らの跡を継いで行くはずだったエドゥー、ヘスーリといった選手達も降格で失った。

 彼はそんな僕達セルタファンの最後のシンボルだったと僕は思っている。特に97年〜98年頃にかけて、放送され始めたばかりのJ-SPORTSのリーガエスパニョーラ中継で輝いたセルタを見てファンになった、日本に散らばるセルタファンにとっては、「輝ける時代」の最後の生き残りだった。

 常に冷静で、ファンを大切にし、試合前でも試合後でもバライードスで声をかけると必ず立ち止まって手を挙げ、にこやかに挨拶を誰にでも返す。「引退するならセルタで引退したい。今の夢はそれだ」と常々口にしていたグスタボ・ロペス。

 前回の降格の時に、真っ先に残留を決めたのはグスタボ・ロペスとベリッソのアルゼンチンコンビだった。セグンダの最終節。昇格を決めたジェイダ戦で、交代した直後にベンチに倒れこみ、氷を枕に全身で息をしている彼の姿を見たときには、僕は絶対に彼がセルタで引退するのだと信じて疑っていなかったし、クラブもそのつもりでいるものだと信じていたのだけれど…。

 「我々にとっては、この話は既に終わったことであって、グスタボ・ロペスは今この瞬間から完全なる自由だ。彼が望むどのクラブとでも交渉できる。それ以上でも以下でもない」

 ラモン・マルティネスSDは冷たくこう言い放った。いいだろう。新任のディレクター殿。僕はあなたのその言葉を忘れない。確かに、もう僕はセルタのソシオでもなんでもないし、株式も持っていないからクラブに対して何の影響力も持っていない。けれど、この15時間離れた場所から、この一年間を通じてあなたのことを厳しく見つめていくつもりだから覚悟して欲しい。
 以前、ウェブサイト時代にも書いたけれど、あなた方は選手を評価して決定する権利を持っていると思っているのだろうけれど、僕達ファンもあなた達を評価しているのだということを忘れないほうが身のためだ。

 「セルタからこんな去り方をするつもりじゃなかった。夢が破れたよ」

 グスタボ・ロペスのこの台詞を、ビーゴでは皆どんな気持ちで聞いたんだろう。

 悲しくてたまらない。けれど8月になれば、またシーズンは始まる。
    

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